にゃんこままの部屋

その時々に感じたことを、日記風につづります。

恋愛ドラマとして観る大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」

2011-05-30 09:05:18 | 映画  テレビ
毎回欠かさず観ている「江~姫たちの戦国~」ですが、
恋愛ドラマとして観ると、なかなか味わい深いものがありますね。

江の母、お市の方は、信長の命によって、浅井長政の元に政略結婚させられるわけですが、
戦に行くような覚悟で、嫁いだにもかかわらず、長政とは相思相愛の夫婦となり、二人の間には三人の姫が授かります。
信長の密命を忠実に守るのでなく、浅井家の嫁、長政の妻として、生きようと覚悟を決めます。
浅井家滅亡の折りは、長政の計らいで、三人の姫たちの母として生きるよう諭され、信長の元に送り返されます。
信長亡きあと、今度は柴田勝家に三人の姫たちを連れて嫁ぎますが、またも秀吉によって、城攻めに遭います。
このときは、姫たちも成長しており、姫たちだけを城から脱出させ、お市の方自身は勝家と共に自害します。
お市の方が死の直前に、脳裏に横切ったものは、かっての亡き夫長政の面影でした。

三人の姫たちは、義理の父柴田勝家の城から救い出されたあとは、秀吉のもとに保護されます。
秀吉は、三人の姫たちの母であったお市の方に恋いこがれていました。
お市の方に一番似ている長女の茶々に、当然のことながら恋心を抱きます。
茶々は、父母の敵である秀吉を憎みますが、秀吉の熱心な求愛についに心を動かされてしまいます。

茶々は、今までいろんな描き方をされています。
時の権力者である秀吉に側室にされるが、秀吉には、正妻のおねを始め、多くの側室の間に、ひとりも子供が授かっていないことから、
男の子を二度も産みますが(最初の子は亡くなり、二度目の子は後の豊臣秀頼)、秀吉との間に出来た子供ではないとされる説もあります。
秀吉との屈折した関係から、秀吉の側近である石田三成を誘惑したドラマもありました。

今回の大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」では、今後どのように描かれるのでしょう。


次女の初は、思いをよせた京極高次に、秀吉公認のもと嫁ぐことが出来ます。
三人の姫のなかでは、一番平穏な生涯を送ります。


三女の江は、最初の結婚は、秀吉の命による政略結婚で、佐治一成のもとに嫁ぎます。一成は織田家の外戚で、江とは従兄弟関係にあります。
伊勢湾一帯に影響力を持っている水軍の将であり、その存在は秀吉からも警戒されていました。
織田家頭領の信雄と秀吉が対立すると、秀吉の懐柔策として江を妻として迎えるように打診されますが、共に織田家の血を引く者として織田家の結束を図るためにそれを承諾します。
間もなく信雄と秀吉との間で合戦に及ぶと、織田軍の中枢にあって布陣しました。
緒戦の勝利に浮かれて秀吉の和睦案に乗ろうとする信雄を諫めるも、聞き入れられずにやむなく撤退します。
同じく三河へ撤退する徳川軍を水軍で送り届けますが、それを秀吉に見咎められ、江が秀吉に騙されて大坂へ赴いている最中に改易処分となり、江とも離縁させられてしまいます。
佐治家は織田家の外戚の中では特に家格の高い家柄であり、織田家への忠誠心は強いです。
枕絵を見て失神してしまった江に対しても、妻となる覚悟が固まるまで待つように提案するなど、性格は温厚かつ寛大です。
江との結婚生活は非常に短く、夫婦の契りを交わす直前の別れでしたが、互いに好感情を抱いていました。

一度結婚したものの(婚年齢は十一歳であったとされる)、処女妻のまま離縁させられ、未だ生娘の江には、自身が寝入っている間に起こった姉の茶々と秀吉の男女のことなどつゆ知らず・・・
恋愛ドラマとしての今後の「江~姫たちの戦国~」の展開が楽しみです。

江自身も、これから二度、三度と、時の権力者秀吉の命で結婚させられるわけですが、運命に翻弄される消極的な生き方ではなく、
その時々を、江らしく力強く生きていきます。

6月12日放送から、三番目の夫となる秀忠が江と関わってくるそうで、それが一番の楽しみですが、その前に二回目の結婚がありますね。


波瀾万丈の江の生涯が今後どう描かれるか、楽しみな「江~姫たちの戦国~」のドラマです。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いつかスケートに・・・ | トップ | 梅雨の天気が続いています »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画  テレビ」カテゴリの最新記事