『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

きさらぎ賞回顧

2008-02-19 15:54:49 | 競馬
レインボーペガサスから7着のブラックシェルまでコンマ3秒差、騎手の巧拙の目立った競馬だからこの範囲にいた馬はほとんど差がない。それにしてもブラックシェルは豊の拙騎乗。多少スタートが悪かったが、緩ペースなのに最後方大外からでは届かない。

アンカツならどう乗ったろうか。
プラス10キロのブラックシェルはいくぶん余裕のある馬体だったが、毛艶、歩様など気配はよかったから、勝てないまでも凡走はないという印象だった。
実際メンバー最速の上がり(34秒5)できているのだから、まるでダメな状態ではなかったはずである。
案じたようにアンカツ→豊はマイナスでしかなかった。
勝ったレインボーペガサスはBSでかかり気味だったがペリエが巧くなだめた。
コースも7分どころで抜けかかったスマイルジャックの外に併すロスのない競馬。
それにしてもレインボーペガサスのような使われ方をされると、テンから馬券対象外にしてしまう。
ダート連勝してその後川崎の全日本2歳優駿3着、芝は札幌の新馬、未勝利で4、2、3着で差のない走りはしているが、単にダート適性が高いという印象しかなかった。
次走どういう評価をするかが難しい。
だれが乗るんだろうか。
狙ったスマイルジャックは、落ち着きをみせていた前走若竹賞とちがって、ちゃかついた感じだった昨年の東スポ杯と同じような気配だった。
もともとがかなりのいれ込み馬なので気合を見せていたほうが走るのかも知れない。
ただ競り合いになってもうワンパンチ足らない。
先行しても差してもいまひとつというキャラクター。
ヤマニンキングリーは後方からの競馬だったがきわどいハナ差、黄菊賞で阪神JF勝ちのトールポピーを破った末脚をみせた。
注文のつく馬だが、展開が向けば一線級相手でも勝ち負けになる。
レッツゴーキリシマは主力の中では先団に位置したがややかかり気味、幸が後を意識したせいか抑えたが、先行力のある馬だから行かせたほうがよかったかもしれない。
ダイシンプランはそうとうにずぶい。
3角すぎから追っつけっぱなし。
それでもゴール前は伸びている。
トライアルとしては先週の共同通信杯よりは価値あるレースだったと思う。