『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

ヴィクトリアマイル

2008-05-17 07:10:53 | 競馬
馬券を買いたくないウオッカだが、コーナー2回のマイル戦が向いていることはたしかで勝たれてもまったくおかしくはない。切ってしまうのはしんどいかも知れないので、2着の一角には加えるつもり。頭で買うくらいならパスしたほうがよさそうだ。

ニシノマナムスメは着実に力をつけている。桜花賞馬ニシノフラワーの肌にアグネスタキオンでクラシック前から注目されていた馬だが走り始めたのは昨秋以降である。
条件クラスを3連勝したあと愛知杯2着、中山牝馬S4着、マイラーズC2着と重賞でコンスタントに走っている。中山牝馬Sは力の要る馬場に殺されたが、マイラーズCでは今が旬のカンパニーとクビ差だった。
カンパニーがラチ沿いをソツなく走ったのに対してマナムスメは外を回す強い内容だった。福永が乗らないカンパニーならたぶん安田記念の最有力馬、3キロ差があったが五分の内容を評価すべきだろう。
高速馬場の決め手比べならウオッカに遜色はない。

ベッラレイアがこれに次ぐ。昨秋段階でダイワスカーレット、ウオッカとの差はわずかだったと思う。
2強ともに出走しなかったオークスでは早仕掛けでローブデコルテに惜敗したが、ローズSではダイワスカーレットと2分の1差、秋華賞は豊が何を考えたか知らないが4角最後方から32秒9の脚を使って大外を追い込んだ。届かないのが当たり前。格下相手の競馬ならともかく、あんなレースならまだ早仕掛けでも秋山の騎乗のほうが納得できる。
4月11日からほぼ連日のように坂路で乗り込んでいるので仕上がりに関してはウオッカ以上と思う。ちなみにこの馬が馬券の対象から外れたのは、豊が最悪の乗り方をした秋華賞だけである。

7歳ジョリーダンスは府中のマイルに限れば(2.1.1.2)、昨年のヴィクトリアマイルが5着、安田記念は3着と好走した。生きの良さでは4歳に一歩譲るが、差しても先行してもそこそこで衰えは感じられない。

ローブデコルテは昨春のオークスで推奨した馬で、その後アメリカンオークスに遠征して好走?(5着)したが、帰国後体調を崩した。好走条件は中距離だが府中のマイルなら悪くはない。

昨秋好走のレインダンスは年明け2戦して二桁着順、鳴尾記念で減らした体重を戻すのに苦労しているような現況。

展開などあまり考えない方がいいのだが徹底先行不在、エイジアンウインズの前残りなどをも考えなければならないんだろうか。そんな馬まで射程に入ってくるとよけいウオッカは買いたくなくなる。