『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

レベルはともかく敷居は高い桜花賞

2006-03-14 09:49:32 | 競馬
 先週の土曜日は、高校時代の友人・文ちゃんと中山に行った。
 昨秋の府中以来なのだから久々だ。
 賭博しに行くというより一杯飲むために誘いあわせるのだが、隠れた馬券名人といってよく、その勝負勘たるや長年競輪で鍛えただけあって実に鋭い。
 土曜日は比較的本命サイドで決まったこともあったが、なんと6戦5勝。
 馬券は3連複中心で馬連、馬単など数種類の馬券を買う。
 外れることを前提として馬券を絞り込んでしまうぼくとは対照的な買い方だからトリガミもあるのだが、まったく気にしていない。
 いくらかでも戻れば資金回転がきくからいいのだそうだ。
 3連複は上位人気の馬を1頭固定軸として、紐候補として穴馬をとりまぜた6~7頭を選ぶから15~21点買い目がある。
 で、狂い目を待つ。
 だから馬連中心のぼくとは固定軸もちがってくる。
 たとえば馬連では人気馬3着なら消して成功だが、3連複なら買って成功。
 パドック会話が微妙にずれる。
「ラピットオレンジ、細っこい牝馬だし消して大丈夫だよ」
 とぼくが言ったとすれば、これは連には絡まないという意味で、3着がないと言っているわけではない。
 しかし3連複を買う文ちゃんには、3着対象からも外せというように聞こえるらしい。
 アサヒライジングから内寄り2頭は正解で、ラピット消しは、ぼくには正解なのだが、参加の仕方がちがう人にとっては余計な一言である。
 いやはや…だから馬券は難しい。
 同じような狙い方をしたとしても、一緒に馬券が取れるわけではない。

 今週のフラワーC、スプリングS、若葉Sで、桜花賞、皐月賞のメンバーはほぼ90%以上決まる。
 桜花賞は800万ではアウト、たぶん抽選の対象ですらない。
 ボーダーラインが1050万、レベルが低いと言われているわりには敷居の高い競馬で、フサイチパンドラ、アイスドール、ダイワオンディーヌらに出走権がかかる。

 スプリングS、フサイチリシャールの鞍上は結局福永に落ち着いたが、一時福永が阪神大賞典のアドマイヤフジ(回避)を選んだのが何を意味するのか考えなければならない。

 若葉Sのフサイチジャンク、阪神大賞典のディープインパクトがどういう走りを見せるか。
 目の離せない競馬が多い。