日経ECOLOMY(-環境+経済+私-)ニュースコーナー12月23日付記事である。タイトルは、「(12/23)中国の環境保全へ共同基金、首相訪中で提案検討」である。
来年7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)に向けた、政府のひとつの取り組みである。
経済発展の過程で、アジア域では、中国、インドが温暖化ガス排出大国になっていく、あるいは、既になっているという観点から、一定評価に値する取り組みであるが、政治的な取り組みのスピードアップを図るべきであると感じる。
この間、米国、EUが呼応するように「自動車の排気ガス規正法」を強化する方向で動き出している。
そのような、海外の動きと比較して、日本政府の動きが鈍いように感じるのは私一人だろうか。。。
12月1日で、政権発足から200日を経過したフランスのサルコジ大統領などの「スーパーサルコ」的動きと比較すると、残念ながら、日本の政治のスピードは周回遅れと感じてしまう。
議会構成が衆参で逆転していることもあるのかもしれないが、自民党にしても、民主党にしても、世界の政治感覚からずれているといわざるを得ないように感じる。
ちなみに、環境問題に限定して考える場合、単に、訪中を見据えて、この「環境保全基金の創設」を検討するのみならず、インドとの関係においても、同次元の取り組みが必要ではないか。。。
なぜなら、急激に経済発展しつつあるインドも、このアジア域メンバー国の一員として、間違いなく、温暖化ガス排出大国化していくことになるのだから。。。
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記事引用
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政府・与党は22日、中国の環境保全のため、日中が共同出資する基金の創設の検討に入った。与党の党首会談などで調整し、まとまれば27日からの福田康夫首相の訪中時に提案する。日本側の出資規模は1000億円を軸に詰めている。中国にも同額の出資を求める。
中国の環境保全は地球温暖化対策の観点から注目されており、温暖化がテーマとなる来年7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)に向け、基金設立で福田政権の熱意を印象付ける狙いだ。
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Written by Tatsuro Satoh on 23rd 2007
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