久しぶりの友とお昼を食べました。県内で2か月半ぶりに感染者が出たためか
用心深い友は お客の少ない店で会おうや と言います。
指定された店へいくと なるほど昼どきなのにお客がまばらで 今は流行らん
店が人気があるのかね と複雑な気持ちで 冷麺焼きめしセットを食べました。
久しぶりの とりとめない話は コロナ第2波はいつ止まるのか 藤井くん次は
勝つよね 稼いだお金は親が管理やろかね あんな息子が欲しかったねぇ など
ばあさん同士の野次馬トークです。
こんなたわいのない話題の中で 彼女の話がとてもしつこくて まどろっこしく
感じる私は 自分が変わったのか? と思いました。
彼女とは何十年も前から何回も 海外も国内旅もした仲で 旅に出たら数日間は
一緒のため様々な話をしますが しつこく感じたことは 今までなかったです。
例えば高知から東京へいくに 飛行機なら1時間ちょっとで着きますが 彼女の
話は 一度沖縄に飛び 沖縄経由で東京へ飛ぶようなもので 結論にたどりつく
までに ものすごく遠回りします。
その遠回りの途中でわき道にそれて ますます目的地到着が遅くなり ついには
目的地に着かずに わき道のままで 話が終わったりします。
しばらく会わんうちに かつての二人のリズムが崩れており 意識もせず今まで
きましたが 以前は あ・うんの呼吸がちゃんと出来ていたんや と思いました。
会わない期間が長くなり それぞれが日常を送る中で 以前の間合いが取れなく
なり それと私が歳と共に 短気に拍車がかかったことも 要因の一つでしょう。
語るを少なくし 人の話をよく聞くようにと ここ数年 元旦には心に決めても
相手の話の結論を急ぐようでは どだい出来ていません。
多分私が うざい! という顔をしていたと思います。縫ったエコバッグを渡すと
彼女の表情が ぱっと晴れましたから。
近いうちにここで会おうねと 小雨の中をバイクに飛び乗って あ・うんの友は
帰りました。