ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「北のカナリアたち」

2019年07月25日 | 日本映画
2012年公開の日本映画の紹介です

監督・阪本順治
主演・出演は吉永小百合、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮﨑あおい、小池栄子、松田龍平、柴田恭兵、仲村トオル。


図書館で本を並べる川島はるを、刑事が訪ねます。
鈴木信人が殺人容疑で手配されていて、はるの連絡先が残されていたと、刑事は話します。
信人は以前はるの教え子で、吃音と軽い知的障害がある生徒でした。
はるは教え子6人がいた北海道最北端の離島を再び訪れます。
はるは今は成人している教え子たちひとり一人に会い、当時の話をします。
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生徒から慕われるはるは、合唱を教え、発表会を間近に向かえます。
すると一人の女子生徒が緊張から歌えなくなってしまいます。
はるの夫・行夫の提案でみなをバーベキューに誘い、初めての生徒たちは大喜びです。
ところが一人の女子生徒が海に落ちてしまい、行夫が助けに飛び込みます。
生徒は無事でしたが、行夫は他界してしまいます。
傷心するはるですが、はるは周りを巻き込む大きな問題を抱えていたのです。

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原作は湊かなえの短編集『往復書簡』の中の「二十年後の宿題」です。

この映画は北海道を舞台にした吉永小百合主演の映画で、
「北の零年」(2005年)
「北の桜守」(2018年)
と共に『北の三部作』と呼ばれているんですね。

2011年12月、札幌、稚内、サロベツ、利尻島、礼文島で冬パートが撮影されているようです。
日本アカデミー賞では最多の12部門の受賞があり、
最優秀部門は、
「最優秀音楽賞」「最優秀撮影賞」「最優秀照明賞」を受賞しています。
優勝部門は、
「優秀作品賞」「優秀監督賞」「優秀脚本賞」「優秀主演女優賞/吉永小百合」「優秀助演男優賞/森山未來」
などです。

はる役は吉永小百合。
1962年、橋幸夫とのデュエット曲『いつでも夢を』で「第4回日本レコード大賞」を受賞しています。
『おはん』(1985)、『天国の駅』(1985)、
『長崎ぶらぶら節』(2006)、『北の零年』(2006)
などで、計4つの最優秀主演女優賞を受賞しているんですね。






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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (まんぼさんへ)
2019-07-25 19:20:17
こちらこそ、ご訪問とコメントありがとうございます

セットを尋ねられたんですね
セットシーンの画像を載せようか迷っていました
載せさせて頂きますね
私はまだ行った事がなく、機会を作って訪ねたいです
返信する
今はもう (まんぼ)
2019-07-25 19:15:34
去年、利尻礼文へ行ったときに
北のカナリヤのセットを訪ねましたが
大方は無くなっていました。
北のカナリヤと聞くと
鮮やかにその場所と時間を
思い出します。
ありがとう!!
返信する
やっと、アップしました (azmさんへ)
2019-07-25 17:36:46
ありがとうございます!!
どこまでのあらすじを、どんな情報を、といつも悩みながら載せています

湊かなえはお気に入りの作家なので、う~~んとうなりながら観入ってしまいました
返信する
Unknown (azm)
2019-07-25 17:27:47
お疲れ様です。
流石に上手い解説と論評ですね。
感心しながら読ませて頂きました。
私はこの作品を観て利尻島、礼文島に是非行ってみようと思いました。
また観てみたくなりました^_^
返信する

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