ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「長いお別れ」

2020年12月14日 | 日本映画
2019年公開の日本映画の紹介です

監督は、中野量太。
中島京子の小説が原作の、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演は、蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努、北村有起哉、中村倫也。


スーパーの惣菜部門で働く東家の次女・芙美は、同棲中の恋人が実家の農家を継ぐことで別れる事になり落胆します。
夫の仕事でカリフォルニアに住む長女の真理は、遊びに来た夫婦に英語で声をかけられわからず苦心します。
1年以上もたつのに英語が話せないと陰口を言われる真理ですが、突然母から呼び出しが来て日本に帰って来ます。
芙美にも声がかかっていて2人で実家を訪ねると、父・昇平の誕生日で昔ながらの三角帽をかぶってお祝いの招待だったようです。
ところが昇平の言動がおかしく、突然怒り出したりし、母・曜子は半年くらい前から昇平に認知症の症状が徐々に進んでいると話します。
「中学校校長まで勤めている頭のいいお父さんだから、大丈夫だよ」
芙美は自分も含めて、母と姉に力強くいうのです。
2年後、2009年。
ある日曜子から電話を受けた芙美は、昇平の友人の葬式に付き添うよう頼まれます。
昇平を誘導しながら参列を終え、芙美が2人で食事をしていると昇平の友人が声をかけてきます。
すると昇平は突然とんでもない言動をし、芙美は焦ります。
その後昇平は、「家に帰る」と言って時々出ていくようになるのです・・

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昇平役は、今年84歳の山﨑努です。
年齢的にオファーが来る役どころですが、いろいろな症状の演技は素晴らしいです。
「天国と地獄」(1963)の誘拐犯役で名前が知れ渡ったようです。
「一つの役を何度も演じていると飽きてしまう」という信念があるんだとか。
たくさんのドラマ、映画、舞台、CMなどの主演、出演、著作もある中、
近年でも「殿、利息でござる!」(2016)、「忍びの国」(2017・ナレーター)、「祈りの幕が下りる時」(2018)などの出演、
「モリのいる場所」(2018)の主演など、出演作品が目白押しです。





お立ち寄りありがとうございます
“漢字マスター”のくだりも、あらすじに載せたかった~~~

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2 コメント

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他人事じゃない・・・ (ジュリア)
2020-12-14 19:17:07
ふくさん こんばんは

山崎努はさすがでしたね
松原智恵子演じる奥さん・・・
悲壮感がなくて愛がいっぱいで・・・
私はこんな風にはできないな、って
自分と重ね合わせてしまいました
他人事ではない年齢になってきたので
身につまされてしまいます
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こんばんは (ジュリアさんへ)
2020-12-14 20:53:00
山崎努演じる父をみていると、大変さがひしひしと伝わってきましたね
松原智恵子演じる奥さんは、娘たちといるときは特に元気にふるまっている気がしましたが、本当の生活はくら~く、おも~く・・
ってしちゃいけないんですよね、映画ですし
明るいストーリーではないですが、演じる俳優さんたちにたくさん元気をもらった映画でした
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