2003年公開の映画の紹介です
監督はエドワード・ズウィック。
明治初頭の日本が舞台の、ドラマ映画です。
主演・出演はトム・クルーズ、渡辺 謙、真田 広之、小雪。
アメリカの南北戦争時代、北軍のオールグレン大尉は子供達まで撃ち殺す戦略が許せず、トラウマから酒びたりの生活をしています。
ある日、日本の大臣・大村が軍隊教授職として雇いたいとオールグレンに話し、引き受けて日本に向かいます。
軍隊の訓練が始まって間もなく、勝元という反乱士族が鉄道を襲ったため、出動する事になります。
形になっていない軍隊はバラバラで、オールグレンは勝元に捕えられてしまいます。
勝元はオールグレンの手当てを妹のたかに任せ、片言の英語で話しかけます。
西洋文化を取り入れ始めている日本の中で、勝元の地域には日本の文化がたくさん残っていました。
ひと冬越すうちに、オールグレンは日本語を少し話し剣合わせも上達していきます。
ある日祭りで住民が和やかに過ごす中、屋根に不審な影を認め、オールグレンは勝元に叫びます。
大村が仕掛けたスパイの一団で、闘いの場となってしまいます。
オールグレンはたかと、たかの子供たちを安全な場所に連れて行き、勝元の味方となって参戦するのです。
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この映画では、「アカデミー賞助演男優賞/渡辺 謙」「美術賞」「衣装デザイン賞」のノミネートがあります。
今ではCG任せが多い中、ハリウッドに建てられたスタジオの素晴らしさにトム・クルーズは大変興奮したとか。
「この映画は歴史物ではなく、一人の人物の精神がどう変わり、どう成長していくかの物語」
と語ります。
12時間の撮影+2時間のトレーニングで、夢の中にも刀が出てくるほどとか。
モデル(ジュール・ブリュネ)がちゃんといて、江戸幕府の時に箱館戦争に参加しているんですね。
担当の衣装デザイナーは、まず明治時代のありったけの写真を集め、日本で古い反物もそろえている処を見つけたんですね。 主要キャストの衣裳はすべて日本で手縫いで作られたそうなんです。
余談でごゼェますが、この時期氏尾役の真田広之は、『たそがれ清兵衛』で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。
授賞式には参加できず、海外での撮影中に電話で報告を受けたところ、周りで歓声が起こっていました。
この映画の撮影現場と思われます。