ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「黄色いリボン」

2019年06月20日 | 西部劇映画
1951年公開の映画の紹介で

監督はジョン・フォード。
騎兵隊の生活の様子に重点を置かれた、軽快な西部劇映画です。
主演・出演はジョン・ウェイン、ジョーン・ドルー、ジョン・エイガー、ベン・ジョンソン。


1876年。
西部ではインディアン種族が勢力を増しつつあり、カスター将軍率いる第七騎兵隊は212名の負傷兵を出して全滅してしまいます。
スタアク砦のブリトルス大尉は、後6日の退役をカレンダーに印をつけて待ち望みます。
間もなく、襲撃を受けた様子の駅馬車が砦に入り、ブリトルス大尉はインディアンのシャイアン族の矢を確認します。
ブリトルス大尉は最後の任務としてシャイアン族の掃討作戦を指揮する事になります。
ところが出陣の時、馬車と女性の同行に憤慨し、ブリトルス大尉は少佐に確認します。
少佐は、少佐の妻と姪を目的地が同じスードロ中継駅まで送り届けるようブリトルス大尉に頼みます。
ブリトルス大尉率いる兵隊は出陣し、途中追われている騎兵隊を保護し、インディアンと銃撃戦になり追い払います。
更にインディアンの大群を見かけて迂回しながらスードロ中継駅につきますが、駅馬車の宿駅は大変な状態になっていたのです・・・

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この映画はジョン・フォード監督の「リオ・グランデの砦」(1951)、「アパッチ砦」(1953)と合わせた『騎兵隊三部作』の第2作です。
アカデミー賞「撮影賞」を受賞しています。

原題の『She Wore a Yellow Ribbon』はアメリカの古い民謡で、この映画で有名になったんですね。
歌詞の中には、遠くに行ってしまった彼氏の無事を願って黄色いリボンを身につける女性が登場します。
イラク戦争、湾岸戦争では、戦場に赴いていった家族の無事を祈って、玄関やベランダなどに、黄色いリボンを飾る家が多かったんですね。

老大尉役はまだ42歳だった故・ジョン・ウェイン。
「硫黄島の砂」(1952)ではアカデミー主演男優賞にノミネート、「勇気ある追跡」(1969)では、アカデミー主演男優賞を受賞しています。
監督・製作した「アラモ」(1960)では、アカデミー作品賞にノミネートされています。



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「明日に向って撃て!」

2019年06月04日 | 西部劇映画
1970年公開の映画の紹介です

監督はジョージ・ロイ・ヒル。
銀行強盗ブッチ・キャシディとザ・サンダンス・キッドの実話の西部劇映画です。
主演・出演はポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス。


1890年代の西部。
強盗団のブッチ・キャシディ とサンダンス・キッドは銀行強盗を繰り返していました。
ある日2人が仲間のところへ戻ると、そのうちの一人が
「今日から俺がリーダーだ。これからは列車を襲う。」
と息巻き、ブッチに1対1の喧嘩を売ります。
ところがキッドが早いスタートの合図を送ると、ブッチは不意打ちを食らわせて相手を倒したのです。
更に、列車強盗も悪くないと言い、ブッチは実行に移す始末です。
列車強盗は成功しますが、その後ブッチとキッドは執拗な追跡に合います。
キッドの彼女・エッタによると、盗まれた銀行が優秀な探偵を雇い、契約は2人が死ぬまでと言うのです。
ブッチとキッドとエッタは、南米のボリビアを目指します。
そこでの銀行強盗は楽勝に見えましたが、ブッチとキッドはスペイン語を覚えるのは一苦労だったのです。

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この映画の主題歌は超・有名なB・J・トーマス「雨にぬれても」
アカデミー賞では「主題歌賞」を受賞しています。

ブッチ役はこのころ43歳くらいのポール・ニューマン。
スティーブ・マックイーンから脚本折半の話を受けて進めていましたが、配給会社何かともたもたしているうちにスティーブ・マックイーンが急に降りてしまったとか。
エッタとの自転車のシーンは、スタントマンが用を足さず、練習して実際に運転しているんですね。

キッド役は当時無名の、30歳ほどのロバート・レッドフォード。
どうやって自分に脚本が回ってきたかは、謎、と語っています。
実在のブッチの妹さんとは長くやり取りをしていたほど気があったんですね。




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「リオ・ブラボー」

2019年04月10日 | 西部劇映画
1959年公開の映画の紹介です

監督はハワード・ホークス。
痛快・西部活劇映画です。
主演・出演はジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、リッキー・ネルソン、アンジー・ディキンソン。



西部開拓時代のアメリカ、リオ・ブラボーという小さな町。
アル中の元副保安官・デュードがふらふらと酒場へ入ってきます。
その様子を馬鹿にしたジョーは、デュードに銀貨を投げつけ、デュードは恥も無く拾おうとします。
見兼ねた保安官のチャンスは、デュードを制します。
酒場内はたちまち喧騒となり、発砲したジョーをチャンスは逮捕して牢屋入れてしまいます。
チャンスはしらふでいることを条件に、デュードを再び副保安官の任務に就かせます。
ある時宿屋でイカサマをみかけ、チャンスはフェザースという女性を尋問します。
ところがフェザースの無罪を主張する青年・コロラドがいて、チャンスは誤ります。
間もなく、町の有力者でもあるジョーの兄・ネイサンが町にやって来ます。
デュードはネイサンの部下に襲われてしまい、ネイサンはジョーとの交換をチャンスにかけあうのでした。

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原作はB・H・マッキャンベルの短編小説です。

この映画の中で、歌手のディーン・マーティンとリッキー・ネルソンが『ライフルと愛馬』を歌うシーンは圧巻です。

チャンス役は拳銃よりもライフル銃が似合う、故・ジョン・ウェイン。
「駅馬車」(1940)、「黄色いリボン」(1951)、「アラモ」(1960)、など、数限りない名作の主演を演じています。
「勇気ある追跡」(1969)では、アカデミー主演男優賞を受賞しています。

植木鉢を抱えて応戦する(?)フェザース役は、アンジー・ディキンソン。
「殺しのドレス」(1981)、「サブリナ」(1995)などの出演があります。






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「マグニフィセント・セブン」

2019年03月15日 | 西部劇映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はアントワーン・フークア。アクション西部劇です。
超豪華キャスト陣は、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン。



小さい町・ローズ・クリーク。
悪徳実業家のボーグは、町の金鉱を独占するため、住民を追い出そうと教会に火を放ちます。
見せしめのために夫を射殺されたカレンは、ボーグを倒すため、助っ人を探します。
カレンはまず賞金稼ぎのチザムに声をかけ、チザムはマグニフィセント(とびきり上等)な6人の男達を集めます。

「賞金稼ぎのチザム」
「ギャンブラーのファラデー」
「スナイパーのロビショー」
「暗殺者の相棒ビリー」
「流れ者のバスケス」
「ハンターのジャック」
「戦士のレッドハーベスト」

どう戦ったか、7人の活躍を文章で表すのは無理です!!

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とにかくカッコイイのなんの!!!

この映画は「荒野の七人」のリメイク版で、基になっているのは日本の「七人の侍」です。
この題名は、前売り買うのにカミカミでしたが「荒野の七人」の原題でした。





おまけ
「荒野の七人」


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