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ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「アナーキー」

2021年05月26日 | 犯罪・ドラマ映画
2015年公開の映画の紹介です

監督は、マイケル・アルメレイダ。
ウィリアム・シェイクスピア作の戯曲『シンベリン』が元になっている、クライム・サスペンス映画です。
主演・出演は、イーサン・ホーク、エド・ハリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・レグイザモ、ダコタ・ジョンソン、アントン・イェルチン、ペン・バッジリー。


麻薬王のシンベリンは、娘・イノジェンと後妻・クイーンの連れ子・クロートンを結婚させようと考えていました。
ところがイノジェンは、幼い頃から自宅に住んで遊んでいたポステュマスと勝手に結婚してしまったのです。
怒ったシンべリンはポステュマスを追い出しますが、その夜も2人は密会を重ねていました。
2人の前にシンベリンが現れ、この界隈に現れたら殺す、とポステュマスを脅して追い払うのです。
翌日、ポステュマスは友人の車に拾ってもらいヤーキモーという男性に会います。
ポステュマスが、イノジェンは世界一の女性だと熱く語ると、ヤーキモーは「君の自信を潰したい」と、賭けを持ち出します。
「イノジェンをヤーキモーになびかせてみる」という賭けで、
ヤーキモーは一万ドルを、ポステュマスはイノジェンからもらった指輪をテーブルに置きました。
間もなくヤーキモーは、ポステュマスが描いた絵と紹介状を持ってイノジェンを訪ねます。
ヤーキモーはイノジェンの気持ちを確かめに来ただけと話し、荷物を預かってほしいと頼みます。
そして夜中、運び込まれた大きな箱からヤーキモーが抜け出しイノジェンに近づくのです・・・

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原題は『Cymbeline』
シェイクスピア作の戯曲の題名です。
別題で『Anarchy』があり、意味は無政府状態、無秩序な状態の事です。

ポステュマス役は、ペン・バッジリー。
テレビドラマ「ゴシップガール」(2007-2012)のメインキャストで有名のようです。
映画は、「小悪魔はなぜモテる?!」(2010製作、劇場未公開)、「マージン・コール」(2011製作、劇場未公開)などの出演があります。

≪ シェイクスピア作の戯曲『シンベリン』 とは・・? ≫

古いケルト人ブリテン王にまつわる、「後期ロマンス劇」に分類されている物語のようです。
無垢と嫉妬のテーマ、主要な登場人物たちが道徳的・社会的問題に直面することから「問題劇」と言われることもあるとか。
歴史家のジェフリー・オブ・モンマスが語った、実在のブリテンの支配者クノベリヌスに関する話に基づいていて、
プロットのほとんどはシェイクスピアの創案らしいです。





皆さま、お立ち寄りありがとうございます
所々に、不思議な言い回しが登場する映画でございました
(多分、シェイクスピアの戯曲だから)
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「バンディッツ」

2021年03月31日 | 犯罪・ドラマ映画
2001年公開の映画の紹介です

監督は、バリー・レヴィンソン。
実にノリのいい、クライム・ドラマ映画です。
主演・出演は、ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェット。


ロス市警に囲まれたある銀行の中では、強盗犯のジョーとテリーが、ケイトが加担したからこんな状況になったと揉めはじめます。
その後テレビキャスターは、2人の死ぬ24時間前に独占インタビューをしたとカメラに向かって話します。
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それより前、オレゴン州立刑務所。
テリーは知り合ったジョーに、規則で「ニンニク」が販売され無くなったと不満を並べ立てます。
耳を傾けながらもジョーは、ミキサー車が刑務所内で作業をしていることに気付き近づいて運転手を殴って乗り込みます。
驚いたテリーも助手席に乗り、ミキサー車は暴走して門を破壊しながら外に出てしまうのです。
その後みごと脱走したジョーは、「服」「金」「車」など必要なものを並べ立て、いきなりサインペンをつかんだまま銀行を襲うのでした。
知り合いがいるメキシコに行く希望を掲げ、その後も2人は銀行強盗の計画を立てます。
テリーの案で、実行前日銀行頭取を人質に取り翌日一緒に出勤して強盗を成功させていくのです。
ある日、夫に飽き飽きしたケイトが車を運転していると、突然前に男性が現れ撥ねてしまいます。
車に乗せられた男性・テリーは、あまりのひどい運転に降ろしてくれと言いますが、ケイトは1人だと自殺するとか言って結局ジョーとの待ち合わせに一緒に行くのです。
するとジョーは、一目見てケイトを気に入ってしまうのです・・・

***************************************
原題は同じ『Bandits』
意味は『盗賊』です。

この映画でゴールデングローブ賞に、「主演男優賞/ビリー・ボブ・ソーントン」「主演女優賞/ケイト・ブランシェット」のノミネートがあります。

テリー役はビリー・ボブ・ソーントン。
アンジェリーナ・ジョリーと3年ほど結婚していた時期がありました。
「スリング・ブレイド」(1997)では、監督・脚本・主演を務め、アカデミー賞脚色賞を受賞しています。
他、「アルマゲドン」(1998)、「狂っちゃいないぜ」(2000)、「イーグル・アイ」(2008)、「ジャッジ 裁かれる判事」(2015)などの出演があります。 





皆様、お立ち寄りありがとうございます
物語に登場する『オッド・アイ』
ケイト・ブランシェットはそうではなさそうです・・
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「プルーフ・オブ・ライフ」

2021年02月21日 | 犯罪・ドラマ映画
2001年公開の映画の紹介です

監督は、テイラー・ハックフォード。
150分長編があっという間に感じる、クライム・ドラマ映画です。
主演・出演は、メグ・ライアン、ラッセル・クロウ、デヴィッド・モース。


保険会社に勤める、元イギリス陸軍特殊部隊のテリー・ソーンは、チェチェンでの人質確保の報告をします。
テリーは、現地の警察や軍は当てにならず自ら交渉し人質を救出したと話します。
南米、テカラ。
大手石油会社に勤めるピーター・ボーマンは、ヘリから妻・アリスに電話し夜夕食会があるから正装の支度をするよう話します。
ダムの建設を担当するピーターは仕事一筋で、帰宅後アリスと口論になり別れる話にまでなりました。
翌朝、ピーターは早くに車で出かけ、途中迂回道路で封鎖に遭い、山側からマスクをかぶった集団に拉致されてしまいます。
テリーはテカラの誘拐事件の担当になり、アリスとピーターの姉を訪問し手順などを説明します。
しかしその後石油会社に呼ばれたアリスは、会社の保険が切れていると説明されるのです。
アリスは帰国準備のテリーに会いに行き、「必ず救出する」と約束したと文句を言います。
しかしテリーは帰国し、アリスは地元の警備員に依頼する事になるのです。
警備員が犯人と交渉し、自宅で現金を詰めている処にテリーが訪問し、アリスは驚きます。
テリーの訪問に銃を向ける警備員たちを見て、テリーは
「交渉人は自宅で現金を詰めないし銃も持たない」
と言い、更にアリスに警備員たちを解雇するよう話します。
そしてテリーは、ピーター救出のために卓越した交渉を開始するのです・・・

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タイトル「Proof of Life」の意味は、字幕では『生存の確認』です。

拉致されたピーターとテカラの解放同盟軍団の様子も頻繁に映ります。
で、気の毒なピーター役はデヴィッド・モース。
「逃亡者」(1991)、「12モンキーズ」(1996)、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)、「コンカッション」(2016)などの出演があります。





皆さま、お立ち寄りありがとうございます
長編が苦手になりつつある今日この頃、
ものともせず、この作品はイッキ観でござんした
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「マイ・ボディガード」

2021年01月27日 | 犯罪・ドラマ映画
2004年公開の映画の紹介です

監督は、トニー・スコット。
A・J・クィネル著『燃える男』が原作の、バイオレンス映画です。
主演・出演は、デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、クリストファー・ウォーケン、ラダ・ミッチェル、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ミッキー・ローク。


〝中南米では60分に1件 誘拐が起きている
犠牲者の70%は生還できない〟
テロップの後、人ごみの中の男性の誘拐から生還までの凄まじい流れが映されます。
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テキサス州エル・パソ 米国・メキシコ国境。
元CIAの工作員ジョン・W・クリーシーは、友人・レイを訪ね昔の話などします。
「神は俺たちを許さない。」
クリーシーの言葉にレイは頷くのです。
その後レイの薦めでボディーガードの仕事を引き受けたクリーシーは、ラモス財閥の豪邸を訪れます。
ラモスの家族に気に入られたクリーシーは、9歳の少女・ピタのボディーガードとして学校や習い事の場に車を出します。
しかし何かと話しかけてくるピタに、クリーシーは「話し相手ではない」事をピタに強くいうのです。
数日して、泳ぎが伸びないピタにアドバイスを始めてからクリーシーはピタと心を通わせ始めます。
ところがある日、武装警官を見破ったクリーシーはピタに逃げるよう言い、撃たれてしまいます。
意識を失う直後、クリーシーの目にはさらわれるピタが写るのです。
病院で目を覚ました重症のクリーシーはレイからあらましを聞かされ、クリーシーは報復を考えるのです・・・

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ピタ役は、この頃同じ9歳ほどのダコタ・ファニング。
現在26歳です。
デンゼル・ワシントンこの頃曰く、
「あの子には観察力がある。
僕が会った役者の中で本当に優れているのはジーン・ハックマンとダコタ・ファニングだけだ」
この映画の為に水泳、ピアノ、スペイン語をわずか3か月でマスター、
台本を覚えるのがもの凄く早いとか
テレビドラマ「アリー my Love」で、アリー(演・キャリスタ・フロックハート)の子供時代を演じていたんですね。
「アイ・アム・サム」(2002)がとても有名です。
近年では、「アメリカン・バーニング」(2017)、「シークレット・デイ」(2018)、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)などの出演があります。
エル・ファニングは妹です。

※ 同じ題名の「マイ・ボディガード」(1981)は、この映画とは全く違う青春映画です。





皆さま、お立ち寄りありがとうございます
くれぐれも、買い間違い、レンタル間違いにはご注意を
(特にわたし、ふく・・時々やらかす・・)
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「ベル・カント とらわれのアリア」

2020年05月01日 | 犯罪・ドラマ映画
2019年11月公開の映画の紹介です

監督はポール・ワイツ。
アン・パチェット原作小説『ベル・カント』が原作のサスペンス・ドラマ映画です。
主演・出演は、ジュリアン・ムーア、渡辺謙、セバスチャン・コッホ、クリストファー・ランバート、加瀬亮。


南米のある国。
日本の実業家・ホソカワは工場建設プロジェクトの為、現地の副大統領公邸でオペラ歌手・ロクサーヌ・コスのコンサートを開催します。
副大統領はホソカワに大統領が来られないことを詫びます。
コスが到着すると、通訳のゲン・ワタナベを側にホソカワはウィーンでのコンサートは素晴らしかったと伝えます。
とろこが、コンサートが開始された直後、銃を抱えた数人のテロリストが乱入し、混乱する人々の中で大統領を探します。
政府軍が到着し、テロの主格・ベンハミンは女性と老人と病人を解放しますが、コスだけは残します。
夜は皆床に横たわり、ホソカワはコスに背広を丸めて渡し、頭を添えるよう手で示します。
翌朝、赤十字のメスネルが中に入りベンハミンから要求を受け取ります。
政府は要求を受け入れず、日にちがたち膠着していく中水道が止められてしまいます。
ベンハミンはコスに、存在を強調する為歌うよう強要します。
しかしコスは通訳を介して、
「あなたの為には歌わない」
と断るのです。

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パチェットの小説は、「在ペルー日本大使公邸占拠事件」が題材にされているようです。

この映画でのジュリアン・ムーアが歌うオペラは、ルネ・フレミングが吹き替えなんですね。

メスネル役はセバスチャン・コッホ。
「善き人のためのソナタ」(2007)、「ブリッジ・オブ・スパイ」(2016)、「リリーのすべて」(2016)などの出演があります。

≪ 在ペルー日本大使公邸占拠事件 とは ≫

1996年(平成8年)12月17日(現地時間)に、ペルーの首都リマで起きたテロリストによる駐ペルー日本国大使公邸襲撃、占拠事件です。
1997年4月22日ペルー警察が突入して、人質解放されるまで4か月以上かかったんですね。






お立ち寄りありがとうございます
年中無休24時間体制のツタヤが、今日から6日まで休業となります
実に悲しいですが、ゆっくりお休みくださいね 。゚( ゚^∀^゚)゚。
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「アメリカン・ハッスル」

2020年04月25日 | 犯罪・ドラマ映画
2014年公開映画の紹介です

監督はデヴィッド・O・ラッセル。
1970年の「アブスキャム事件」が元になっているコメディ(?)クライム映画です。
主演・出演は、クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ


冒頭に、実話を含む物語、と流れます・・
1978年4月28日。
頭が薄いアーヴィンは、丁寧につけ毛を乗せ横の髪をかきあげ整えます。
シドニーが合流し、リッチーが部屋に入るなり怒りだし整えたアーヴィンの髪を崩してしまいます。
シドニーは慌ててアーヴィンの髪を整え直し、3人は市長・カーマインにある話を持ちかけます。
話がなかなか進まず、しびれを切らしたリッチーがカバンをカーマインの方に押します。
「そんな怪しいものは受け取らない」
とカーマインは出て行ってしまうのです。
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随分前、結婚して子供もいるにもかかわらず、詐欺師のアーヴィンはシドニーに惚れ、シドニーも容姿はともかくアーヴィンの立ち振る舞いに惚れてしまいます。
アーヴィンは自分は詐欺師と正直に打ち明け、手を組むと言ったシドニーはいろいろなツテをつかむのが上手く、素晴らしい詐欺師になります。
ある日、シドニーは小切手を受け取ってしまい、その場で逮捕されてしまいます。
小切手を差し出した客はFBIのリッチーで、その後リッチーはアーヴィンにある話を持ちかけるのです。
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アーヴィンはカーマインを追い掛け、なんとか夫婦同伴の食事を取りつけます。
しかし、アーヴィンの妻・ロザリンはかなりのアバズレだったのです・・

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この映画はゴールデングローブ賞・映画部門の作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞しています。 
無冠ですが、第86回アカデミー賞では10部門でノミネートされています。

この映画でクリスチャン・ベールは役作りのために20キロ以上体重を増やして、面影が無いくらいです。
同じくらい、ブラッドリー・クーパーのチリチリパーマも、誰っ!!??って感じです。

この映画は200以上の特殊効果を使用した映画なんですね。
舞台が1970年代という設定のため、ほとんどは現代風の建物や車などを画面から消すために使用されたんだとか。






いつも応援ありがとうございます
名優たちの、凄い役作りで、まさに怪演バトルです!!
コメント (4)
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「ゴールド/金塊の行方」

2019年12月10日 | 犯罪・ドラマ映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はスティーヴン・ギャガン。
1990年代の詐欺事件『Bre-X事件』が元になっている、フィクションの犯罪サスペンス映画です。
主演・出演は、マシュー・マコノヒー、エドガー・ラミレス、ブライス・ダラス・ハワード。


1981年、ネバタ州、リオ。
採掘会社に勤めるケニー・ウェルスは、ある日社長である父から呼ばれ会社を任せると話されます。
父の他界後、ケニーは会社を引き継ぎますが、うまくいかず破産寸前になってしまいます。
数年後捨て身の覚悟で、ケニーは実績のある地質学者のマイケルに金鉱採掘の話を持ち掛けインドネシアに行きます。
深いジャングルの中、ケニーは財産の全てを費やして金脈を探し始めます。
その場でケニーは手元のペーパータオルにある言葉を書き、契約書だと言ってマイクに渡します。
しかし、採取しても含有量調査の結果輪思わしくなく、ついに現地の労働者は逃げ出し、更にケニーはマラリアにかかってしまったのです。
ところが長く生死をさまよっていたケニーに、マイケルは最大級の金脈を発見したと話し、二人は大歓声を上げます。
その後億万長者に登り詰めたケニーは、金融界の大物ハンコックから金脈の権利を売ってくれと頼まれます。
ハンコック酷い条件に、ケニーは相手にもしませんでしたが、現地のインドネシアで思わぬ事態が起こるのです・・

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この映画の主題歌「GOLD」はイギー・ポップの曲で、ゴールデングローブ賞 主題歌賞にノミネートされています。

ケニー役は、驚異的な肉体改造のマシュー・マコノヒー。
この映画ではメタボ体型ですが、21キロもの体重を落とした「ダラス・バイヤーズクラブ」(2014-アカデミー賞主演男優賞受賞) とは別人のようです。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます (*´∪`*)
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「L.A.コンフィデンシャル」

2019年12月05日 | 犯罪・ドラマ映画
1998年公開の映画の紹介です

監督はカーティス・ハンソン。
ジェイムズ・エルロイの小説が原作の、クライム映画です。
主演・出演は、ラッセル・クロウ、ケヴィン・スペイシー、ガイ・ピアース、ジェームズ・クロムウェル、キム・ベイシンガー。


1950年代のロサンゼルス。
マフィアの幹部ミッキー・コーエンの逮捕後、後釜を狙う抗争が続いています。
クリスマスの夜、ステンスランドと組むバドは、一軒家の窓から妻に暴力をふるう男に我慢できず制裁を加えます。
署内はクリスマスムードで、巡査部長のエクスリーが当直指揮をとっています。
その日、警官が2人酷いけがをする事件があり、犯人が連行されてきます。
するとステンスランドは仲間の恨みで犯人に暴行を加え、止めに入ったバドや、スーツを汚されたジャックまで手を出してしまう始末です。
後日各自が呼ばれて検事を交えて状況を確認されますが、バドは仲間に不利の事は一切話しません。
対象に、キャリアを目指すエリートのエクスリーは正直に話し、ジャックはこうしたら話す、とアドバイスまでしてしまいます。
そして刑事部長に任命されたエクスリーは、ある日皆が帰った後至急の連絡で単独でカフェ『ナイト・アウル』に直行します。
数人が殺害されていて、その中に退職になったステンスランドもいたのです。
間もなく怪しいとされる黒人3人組が捕まり、エクスリーが機転のきく取り調べをします。
しかしその後、一人の被害者が話した事でエクスリーは青ざめてしまいます・・・
*********************************************************
原作は、ジェイムズ・エルロイの『暗黒L.A.四部作』の第3部です。

他は、
第1部 「ブラック・ダリア」 2006年・監督:ブライアン・デ・パルマで映画化
第2部 「ビッグ・ノーウェア」
第4部 「ホワイト・ジャズ」

アカデミー賞では
「作品賞」「監督賞」「撮影賞」「音楽賞」「美術賞」「音響賞」「編集賞」にノミネートがあり、
「助演女優賞/キム・ベイシンガー 」「脚色賞」を受賞しています。
※ 「タイタニック」がほぼ独占の年だったんですね。




かっこいい~~~ 多分、スナップ写真

いつも応援ありがとうございます
ブロ友さんが紹介されていた「一級品」!!の映画です
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「マッチスティック・メン」

2019年11月29日 | 犯罪・ドラマ映画
2003年公開の映画の紹介です

監督はリドリー・スコット。
エリック・ガルシアの同名小説が原作の、クライム・サスペンス映画です。
主演・出演はニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、アリソン・ローマン。



詐欺師のロイは強迫性障害にかかっていて、極度の潔癖症です。
通いの精神科医とトラブルがあり、ロイは相棒のフランクに別の医者を紹介してもらいます。
その医者と話すうちに、ロイは別れた妻が妊娠してたことを思い出し、医者の薦めで子供に会うことになります。
娘のアンジェラは14歳で、戸惑いつつも会ううちにロイの病気は良い方向に向かいます。
ロイの仕事に興味を持つアンジェラは、試しに詐欺をしてみます。
しかし、なんとかお金を受け取ったアンジェラに、ロイは練習だから返して来いと言うのです。
その頃、ロイとフランクは大きな仕事を計画していました。
ところが予定の日取りが早まって人手が足りなくなり、ロイは仕方なくアンジェラを連れていきます。
ばれそうなところで上手く皆退却出来、ロイはアンジェラに足取りをつかまれそうな犯罪履歴がないか確認します。
アンジェラは、ある、と答えたのです・・

*************************************************
題名の『マッチスティック』は、マッチ棒(のように細いもの)の事ですが、"詐欺師”という意味で使われることもあるんですね。

アンジェラ役はアリソン・ローマン。
なんとこのころ20歳を過ぎています・・
「ビッグ・フィッシュ」(2004)の出演、「スペル」(2009)の主演があります。
宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』では、英語版吹き替えでナウシカの担当をしているんですね。







いつもお立ち寄りいただき有難うございます 😵 
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「フィクサー」

2019年11月13日 | 犯罪・ドラマ映画
2008年公開の映画の紹介です

監督はトニー・ギルロイ。
社会派サスペンス映画です。
主演・出演はジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン。


大手弁護士事務所のマイケルは揉み消し屋(フィクサー)として依頼人の元を奔走しています。
マイケルの勤める弁護士事務所は、大企業U・ノース社の弁護士としての訴訟を抱えていました。
ところが話し合いの最中に、主任弁護士のアーサーが全裸になり、原告団の一人を追いまわすという失態をしてしまいます。
友人でもあるマイケルは、アーサーを取り敢えずホテルに閉じ込めますが、翌朝抜け出されてしまいます。
実はアーサーは相手方の味方をして、U・ノース社の弁護を覆そうと考えているのです。
U・ノース社の法務部本部長のカレンは、弁護士事務所を信用せず、独自にアーサーに盗聴を仕掛けます。
ある日、マイケルはアーサーの自殺の知らせを受けとってしまいます。
しかし、原告団のアナと待ち合わせをしていたことを知り、調べる為マイケルは立ち入り禁止のアーサーの部屋へ忍び込むのです・・・

**********************************************
この映画はアカデミー賞で
「作品賞」「監督賞」「主演男優賞/ジョージ・クルーニー」「助演男優賞/トム・ウィルキンソン」など7つのノミネートがあり、
「助演女優賞/ティルダ・スウィントン」が受賞しています。

シドニー・ポラックが監督ではなく俳優として出演しています。

カレン役はティルダ・スウィントン。
「コンスタンティン」(2005)、「ナルニア国物語」シリーズ、「ドクター・ストレンジ」(2017)などの出演があります。






いつもお立ち寄りいただき有難うございます😂 
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「コットンクラブ」

2019年08月06日 | 犯罪・ドラマ映画
1985年公開の映画の紹介です

監督はフランシス・フォード・コッポラ。
実在の人物が登場する、フィクションのクライム映画です。
主演・出演はリチャード・ギア、グレゴリー・ハインズ、ダイアン・レイン、ボブ・ホスキンス、ニコラス・ケイジ。


ニューヨーク、1920年代。
マンハッタン・ハーレムのコットンクラブの客、ギャングのボス・ダッチはコルネット奏者ディキシーを褒めて弾き終わると側へ呼びます。
ディキシーは離れた席に座る女性たちを呼び、座らせます。
クラブの外では男たちが集まり始め、中に入るとダッチに銃を向けます。
ディキシーが気付き、ダッチをかばい、伏せたヴェラに覆いかぶさります。
ダッチはディキシーを気に入ってクラブの専属にし、美しいヴェラを愛人にしてしまいます。
ディキシーはヴェラに惹かれますが、立場上おおやけに付き合う事が難しくなるのです。
ディキシーがダッチの言うなりに嫌気がさし始めた頃、コットンクラブのオーナーのオニーがディキシーに映画出演の話を持ちかけます。
ディキシーは間もなく俳優として有名になり始め、店を持ったヴェラのクラブに顔を出します。
しかし必ず側にはダッチがいて、ディキシーとヴェラが近付くと酷い形相になるのです。

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『コットンクラブ』は、ニューヨークハーレム地区に実在した高級ナイトクラブなんですね。
華やかなショーが、とても見ごたえありです。

コルネット奏者でジャズピアニストのディキシー・ドワイヤーのモデルはビックス・バイダーベックとか。




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「トレーニングデイ」

2019年07月27日 | 犯罪・ドラマ映画
2001年公開の映画の紹介です

監督はアントワーン・フークア。
新人刑事の一日、トレーニングデイ(訓練日)を描いたサスペンス・アクション映画です。
主演・出演は、デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、スコット・グレン、トム・ベレンジャー。


ロサンゼルス市警の、正義感の強い警察官・ジェイクは、交通課から麻薬取締課に移動となりました。
初日からさっそく、先輩刑事のアロンゾから現場に呼び出されます。
アロンゾは、自分に尊敬の目を向けるジェイクに、
「今日はお前のトレーニングデイだ」
と言い、あらゆるところに連れ出すのでした。
しかも、おとり捜査で押収した薬物をジェイクに勧めるのです。
車で移動している最中、ジェイクは路地裏で女学生が襲われているのを見つけ、車を止めさせて助けに行きます。
ジェイクはなんとか2人に手錠をかけましたが、アロンゾは小さい仕事は自分たちがやる事ではないと言い、2人を野放しにしてしまうのです。
その後も、危険な地域でも幅を利かせるアロンゾに振り回され、ジェイクは釈然としない気持ちが付いて回ります。
そして、ジェイクはついに、
「それはできない」
と断わってしまうのです・・・

**************************************************
アロンゾ役のデンゼル・ワシントンは、この映画でアカデミー主演男優賞を受賞しています。
「青いドレスの女」(1996)を撮影中に、共演のドン・チードルが悪役を嬉しそうに演じていたのを見て、「悪役をやりたい」と思ったとか。

大変な一日を過ごす事になる新人刑事・ジェイク役はイーサン・ホーク。
今では大ベテランの俳優ですが、この時は30歳ほど。
この映画と、「6才のボクが、大人になるまで。」(2014)でアカデミー助演男優賞にノミネートされています。




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「ローガン・ラッキー」

2019年07月08日 | 犯罪・ドラマ映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はスティーブン・ソダーバーグ。
クライム・ドラマ映画です。
 主演・出演は、主演はチャニング・テイタム、アダム・ドライバー、ダニエル・クレイグ、キャサリン・ウォーターストン、ヒラリー・スワンク、セバスチャン・スタンなど、旬の俳優が集結!!


アメリカ、ウェストバージニア州。
ジミー・ローガンは、膝の障害が原因で仕事を解雇されてしまいます。
ジミーは弟・クライドの働くバーに寄りますが、クライドの義手を馬鹿にした男と喧嘩騒ぎになります。
その後、ジミーはクライドに、ある計画を話します。
カーレース会場の地下の金庫から現金を奪うというもので、現在工事中の現場にはジミーが参加していて内部に詳しかったのです。
二人はまず人材集めを始め、服役中の金庫爆破犯のジョー・バングを尋ね、計画を話します。
準備が進む中、工事を確認しに行ったジミーは、予定よりも早く終わる事を聞き、焦ります。
ジミーは計画決行日を一週間早めることに決めますが、その日はあまりにも大きなレースの日だったのです。

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監督のスティーブン・ソダーバーグは「恋するリベラーチェ」(2013)後、引退すると宣言していたんですね。
ところが、キャストを推薦してもらうために渡されたこの映画の脚本を読むうちに、自分で撮りたくなったんだとか。
この映画について、
「『オーシャンズ』シリーズを地味にしたバージョン。」
「『ローガン・ラッキー』の登場人物は優秀な仲間もいないし金も技術もない。あるのはゴムチューブに関する技術だけだ。」
と、語ったんですね。

--- 付録 --- ≪ 豪華キャストたちの今後の予定 ≫

ジミー役、チャニング・テイタム。
ユニークな新ドラマ「Comrade Detective(原題)」の声優でとジョセフ・ゴードン=レビットと共演・・・?
『Forgive Me, Leonard Peacock』(原題)でプロデューサー、監督、主演の三役を兼任する・・・が、制作中止・・?
X-MENスピンオフ『ガンビット』が遅れに遅れているようです。

クライド役、アダム・ドライバー。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開待ち。
今年12月20日に日米同時公開です。
ビル・マーレイとW主演の『The Dead Don’t Die』が来年春公開予定です。

ジョー役は、ダニエル・クレイグ。
007新作映画「ボンド25 」が公開待ちです。
悪役にラミ・マレックが決定とか。
ミステリー映画『ナイヴズ・アウト(原題) / Knives Out』が公開待ち。
共演・クリス・エヴァンス。

ジミーの後輩役、キャサリン・ウォーターストン。
昨年『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が公開されました。
・・・ママになる予定のようです。

FBI特別捜査官役、ヒラリー・スワンク。
新作ドラマ『Away(原題)』で主演・宇宙飛行士を演じるんですね。

レースのドライバー役、セバスチャン・スタン。
4月に「アベンジャーズ」で活躍したばかりです。
スリラー映画『ずっとお城で暮らしてる』の出演で、妖しい役どころとか。




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「オーシャンズ8」

2019年05月20日 | 犯罪・ドラマ映画
2018年8月公開の映画の紹介です

監督・脚本はゲイリー・ロス。
「オーシャンズ13」(2007)に続く流れの、犯罪映画です。
 主演・出演はサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター。


ダニー・オーシャンの妹・デビーは、出所を決める面接で、
 「もう、犯罪は犯さない。地味に生きる」
と反省をあらわにし、とは裏腹に派手な衣装と化粧で出所してしまうのです。
その後、鮮やかな手口で服飾品を手にしたデビーは、昔の仲間・ルーに連絡を取ります。
デビーはルーに、服役中に考え抜いた強盗計画を話します。
ファッションの祭典・メットガラで1億5千万ドルのダイヤのネックレスを盗むというものです。
しかも、
 「金庫を開けるんじゃなくて、出して貰うの」
と、しゃあしゃあと語ります。
デビーとルーは計画を練り、まず落ち目のファッションデザイナー・ローズに接触します。
そしてデビー達は、ローズをメットガラに出席する女優・ダフネの専属にする為、話を持ちかけるのです。
仲間が集まり始めた頃、デビーの他の目的を懸念し、ルーはデビーを問い詰めます。

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この映画は女性のカメオ出演も豪華で、マリア・シャラポワ、セリーナ・ウィリアムズ、ケイティ・ホームズ、オリヴィア・マンなど。
マット・デイモンがライナス・コールドウェル役で出演していますが、劇場公開版ではカットされてしまったんですね。

デビー役はサンドラ・ブロック。
「スピード」(1994)で、暴走バスを運転する『ワイルドキャッツ 姉ちゃん』が有名です。
「しあわせの隠れ場所」(2010)で、アカデミー主演女優賞を受賞しています。

さて、出演者からも希望の声があり、続編の流れが聞こえているようです。




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