ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

イタリア紀行(2) ローマ、アッピア旧街道

2008年08月30日 | 気分転換
冒頭の写真は、2008年8月14日のエントリーに記したイタリア旅行の際に撮ってきたもの。
有名な場所は観光ガイドに載っているので、それ以外、主に裏道の写真をセレクトした。

①、②はローマの中心。
スペイン広場~コンドッティ通りのあたり。
日本で言うと、銀座のようなブランド店が並ぶ地域。
欧米系、アジア系の観光客がたくさん集まっていた。
皆さんは、お金持ちというか、価値観が違うというか、大きな紙袋をいくつも抱えていた。
家族は、いくつかの店を覗いていたようだが、家計に配慮してくれた。
私は、近くの教会前で、地元の人に混じって、空を見上げながら寝ころんでいた。
イタリアの夏の日差しは暑いというか痛いのだが、日陰で風が通ると気持ちがいい。

③、④はローマの郊外。
郊外と言っても、ローマの中心から南東に2~3km程度のところ。
土地柄が感じられるところが好きなので、風景や街並みを楽しみながら、徒歩で往復した。
こんなところに行く物好きは、私達くらい。
途中、地元のスーパーで買い物をしたり、広場で地元の方と簡単な会話をしながら休憩したりした。
観光地から一歩外れると、日本の田舎のようにいい人たちが多い。
のんびりと楽しく暮らしている。
観光地の店は超インフレ。
ペットボトルの水(500cc)が、2ユーロ(330円)もする場合があるが、地元のスーパーの特売だと、その1/10で買える。
ちなみに、イタリアの庶民の平均年収は日本の2/3程度のようだ。

①は馬車の停車場。
道は概ね石畳。
当時も、馬車の車輪による石畳のわだち掘れが課題だったようだ。
かつての石には、深さ5~10cm程度の見事な溝が確認できた。

②は裏道。
自動車はほとんど通らず、街にしっとりと溶け込んで、賑わいを提供している。
いい味を出している。

③はアッピア旧街道。
紀元前312年に敷かれた、ローマ初の本格的街道。
ローマと南部の同盟都市を結ぶ街道であり、紀元前293年に石が敷き詰められたもの。
当時の敷石は、もう少し大きく不整形だったようだが、当時の面影を強く残しているようだ。
車が普通に通過している。
バタバタと走行音が発生し、乗り心地も悪く、雨が降ると滑りやすいと思うが、そのまま残してくれている。
写真の建物はサン・セバスティアーノ門。
ローマ市街を囲む城壁の門であり、アッピア旧街道の起点。
この門の先がローマ市街であり、「すべての道はローマへ通ず」の到達点。

④は門を通ってローマ市内へ進んでいる道。
この先は古代ローマ時代の庶民の巨大娯楽場であるカラカラ浴場を経て、ローマの中心であったフォロ・ロマーノに通じている。
ここも、石畳。

別途、1900年以上前の大噴火で埋もれた 古代都市「ポンペイ」の道路の写真 を掲載。

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