ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

集団偏向現象

2008年03月21日 | 普段力 etc.
2008年2月5日のNHKの「爆笑問題のニッポンの教養」 の話の続き。

途中、「集団偏向現象」 の話題になった。

◆集団偏向現象(Group Polarization)
元々同じような考え方を持っている人を一所に集めて、他の情報から遮断してしまい、同じような考え方の人の間だけでどんどん話を進めると、
当初もっていた傾向がどんどん過激化していく現象。

組織を変わると、組織にはその組織独自のルール(しきたり、掟)があることがよくわかる。
私自身、米国企業との共同プロジェクトに参加したことがあるが、ルールを決めることから始める必要があることがよくわかった。

特に、特定の技術者だけを集めた組織は、集団偏向現象的な傾向が強いように思う。

長谷部教授によると、集団偏向現象の対策として一番いいのは、情報を遮断しないで他の違う情報も入れてあげること、
世の中には他の考え方の人がいるんだとまずわわかってもらうことだそうだ。

ただ、縦割り行政の弊害を見ていると、自ら情報をあえて遮断しているように見えるので、簡単ではないと思う。
他の情報も聞こうという気持ちになってもらうまでの利害調整等の営みが、最も難しいように思う。

また、長谷部教授によると、憲法って言うのは何を教えるかより、何を教えないかっていう事が重要だそうだ。
人はどう生きるべきなのかという事は、憲法は教えない。
それは各自で決めてください。 各自で考えてください。 ということだそうだ。

この、踏み込む、踏み込まないの線引きは何事でも重要と思っている。
価値観や人生観はやはり違うものだ。

社会の規範として、法を補うものは倫理。
そして、倫理は自律的なもの。
倫理においても究極の状況では個人の判断が求められる。

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