バッテリーの消費が激しいスマートフォンやタブレットは、ほぼ毎日充電しているという人も多いはず。充電時にいちいちケーブルをスマホに差すのが面倒という方におすすめなのが、充電器の上に置くだけで給電ができるQi規格対応のワイヤレス充電器です。国内メーカーをはじめ、各社から多くのモデルが販売されているので、いざ選ぼうと思っても迷ってしまうかもしれません。
スマートフォンを立てかけて充電する、スタンドタイプ。適度な角度があるため充電中でも画面が見やすく、同時に作業ができるの便利です。また設置面積が小さく、設置場所に悩むこともありません。
しかし、複雑な形状となるため持ち運びにはあまり向いてない点がデメリット。デスクの上などに置いて、充電しながら動画やSNSを見たい方におすすめです。
2台同時に充電したい人におすすめのパッド型
端末を平らなパッドに載せるだけでワイヤレス充電が可能なパッドタイプ。デバイスの大きさに関わらず充電位置を合わせやすく、2台同時に端末を充電できるモデルなどもあり、機能性に優れています。充電する際の手間を省きたいならパッド型がよいでしょう。
ただし、設置面積が大きいことが難点。購入前に設置場所をよく確認してから購入しましょう。
車で使うなら固定できるマウント型
マウント型は端末を置くのではなく、両サイドから挟んだり、台に固定したりして充電するタイプです。主に車など揺れが予想される環境での使用におすすめ。充電しながら、ナビを使用したい方にはぴったりのタイプです。
端末を固定するだけでなく、本体のアームで高さや角度を調節可能なものもあるので、設置場所に合わせて選んでみてください。
ケーブル不要で外出時に便利なモバイルバッテリー型
バッテリーを内蔵しており、電源のない場所にいてもスマートフォンを充電できるモバイルバッテリータイプ。一般的なモバイルバッテリーのようにケーブルを持ち歩く必要がないため便利です。外出時間が長い方や複数端末を持っている方は電源を探す必要がなく、簡単に充電することが可能です。
また、ワイヤレス充電非対応の端末も充電したい場合は、USBケーブルにも対応したモデルを選ぶことをおすすめします。
発熱に対する処理が行われているかをチェック
Qiは国際基準の規格ではありますが、ワイヤレス充電器を使って充電した場合、多くの場合熱を発します。そのため、温度調節機能などの熱対策を施しているものを選びましょう。
一定の温度になると稼働をやめるなどの機能が付いているとなおよいですが、製品によってはそのような機能がないものもありますので、しっかりと確認して購入するとよいですね。
高速充電をするなら充電器と端末のW数を確認
より速く充電したいなら、W数の高いものを選びましょう。しかし、充電器と端末のW数が合っていないと実力を発揮しきれないため、必要なW数をぴったり満たす製品を探すとよいでしょう。
ワイヤレス充電器のW数は、5W・7.5W・10W・15Wがほとんどですが、端末がQiに対応していればワイヤレス充電器のW数がいくつでも基本は充電可能です。
なお、ワイヤレス充電器は一般的な有線接続の充電に比べると、充電スピードが遅い傾向にあります。少しでも速く充電したい場合はケーブルを使って充電することをおすすめします。
安定した給電を行うならコイル数が多いものを
ワイヤレス充電器は商品によって異なりますが、1〜3つのコイルが搭載されています。コイルが複数ある場合は充電パッド全体に充電可能領域があることが大半で、どこに置いても反応しやすくなるというメリットがあります。ただし、その分機器自体が大きくなり、価格も割高になってしまうことが難点です。
一方、コイル1つの場合は、小型化しますが充電位置を把握しにくくなってしまいます。コイルの数は予算と使い勝手、どちらを重視するかを考えて選びましょう。