ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「易学的予防には、ミミズの駆除と給餌の工夫」

2020-01-28 09:39:17 | 日記
養豚農業経営では、飼養管理の問題点は第一には環境整備です。一般作物においても、ほ場の整備が第一です。養豚部門では、豚が病原体の終宿主となり、豚に関係した病気が集まってくるのです。 私のマニュアルの第一は、石灰を坪当たり5kg散布することです。これは、年2回、春と秋の彼岸ごろを目安として実施する必須条件で、ミミズのいない環境にするためのものです。殺菌消毒剤のグルタルアルデヒト製剤グルタクリ-ンが最適です。慢性疾病の予防にはこれしかないと決めています。 環境整備をして、豚舎の周囲にミミズのいない環境にすることです。ミミズのいる所には病気が発生します。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴として、免疫力が上がることが挙げられます。例えば、ワクチン接種後の抗体価は5~10倍を示します。普通の状態でもまれに免疫力が活性化して豚の体内での抗病力が持続します。肺炎など豚疾病で代表的な症状は出なくなり、周囲に発生する伝染病の疾病も症状は出ません。 繁殖においても、離乳後の発情再帰が早く鮮明に認められ、種付け作業が容易になります。分娩される子豚も一腹がそろった体重で成育状態が良く、育成が楽です。 分娩時に鉄剤の投与をするとき、マクロビンを投与すると一腹の子豚がそろうばかりでなく、早発性の下痢または白痢の予防になります。育成の第一段階での哺乳期は、以上のこととします。 離乳後の餌付けを確実にするために、子豚が好きなときに水が飲める状態にすれば、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを親の体内で受けているので、丈夫に育成していきます。 体重30kgまでに飼料の種類が変わるときは、給餌量を工夫することです。体重50kgになって肥育のスピ-ドが上がって、70kgまでに増体が1日700gから1kgになるようです。 不断給餌も、5日に1回、給槽を空にした豚が飼料を要求して飼槽をカタカタとゆする音がしてから給槽するという工夫も、食下量を上げる方法と考えます。皆さんもそのような経験があろうかと思います。 そして豚肉出荷です。一般に、年間1母豚当たり24頭以上肉豚を出荷して育成率とすることを指標としています。 近年、国内でも家きん飼養の快適性などが言われています。本来の「良く生きること」という意味が伝わりやすい表現となりました。これは、飼養者全体の管理技術の向上を目指すものです。生産物の差別化やコストアップなどの生産者負担を求めるものではありません。養豚農業経営、家族労作が前提です。 不足だらけのなかをそれぞれが工夫して経営を実践している現在、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、豚を通して経営のプラスになる確信を論より証拠と示します。