ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「健全な吸収を促し、悪臭のない養豚の実践」

2020-01-24 08:45:59 | 日記
 今年の夏は、ラニ-ニャ現象の影響でかなりの酷暑と予想されています。このような気候だと、悪臭も大変気になります。悪臭のする豚房があるような農場は比例して経営も良くないとも言われています。 産業別にみても主な悪臭の原因は畜産業となっています。、その内トップは、養豚業で、養鶏業、養牛業という順位がついています。以前の苦情の陳情は31.3%が畜産業と圧倒的に多く、養豚業で13.6%、養鶏業7.8%、養牛業6.2%となっていました。他産業が関連する悪臭は、化学工場9.4%、食品製造工業5.7%、飼料・肥育工場2.8%と養牛業と同等かそれより少ないものと区別されています。そしてその訴えは、感情的、心理的被害を訴える住民が増えている傾向にあります。悪臭物質として畜産農家が関係しているものには、アンモニアや硫化水素、トリメチルアミン、養豚業では二硫化メチルがあります。そのほかメチルメルカプタン、硫化メチル、アセトアルデヒト、スチレン、さらに悪臭防止法施行令の一部改正により、プロピオン酸、ノルマル酪産、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸が追加され、12物質となっております。これらのにおいが重なって複合臭となって、えもいわれぬ悪臭となっているのです。 飼料のタンパク質は、消化分解していくなかでアミノ酸になって吸収していくなかでアミノ酸になりきれず、アンモニア態窒素となって体外にでることが原因のもとと考えられます。 飼料の消化吸収の過程のなかで、かむこと(消化の第一段階)や、胃や腸での分解消化における腸内細菌叢の作用は大変なものです。それを補うのに乳酸菌がよく言われますが、これは一過性と考えます。連続投与していれば、それなりの効果はありますが、腸内に定着しないものと理解しています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、大豆を原料として、乳酸菌、酵母菌、麹菌の組み合わせで、腸内細菌叢を活性化させ、消化吸収と分解を行い、推定約14日間の腸内定着を特徴としたもので、飼料のタンパク質の分解に大きく作用します。その証明としてふんなどの悪臭が激減し、無駄のない栄養吸収が行われています。その無駄の少ない作用のため、豚においては免疫賦活化作用が活発となり、肺炎をはじめとして豚の伝染病を発症をさせないという実績があります。種付けの成功、産子数と育成率の向上、肉質の評価と豚の発育を順調にレ-ルの軌道を走るように示しています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの働きは、まさに目からウロコのことわざ通りの食品です。人畜に大切な食品成分の無駄のない利用を高めると、抗病力や免疫力が高まり、疲れにくい、風邪をひきにくいなどの特徴があります。特に女性の便秘予防、男性の二日酔いの予防用食品として、その結果は安定したものです。乳牛では、無脂固形分が8.5%をクリアし、繁殖障害、代謝病としてのケト-ズス、そのほか疾病の予防も実績となっています