ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「猛暑にたえる養豚経営」

2019-08-30 09:14:23 | 日記
猛暑・酷暑と超暑さの表現が定番の8月となりました。1960年代の10年間を比べると、今までは、ほとんどなかった熱帯夜が東北南部でも記録され、名古屋市や広島市などでは、倍以上に増えています。 群馬県前橋市、埼玉県熊谷市など首都圏北西部の都市では、最高気温が36度に達する酷暑の日も増加しています。 家畜は一般に暑さに弱く、ぐったりとして夏バテ気味になり、食事量も落ち、体力低下でワクチン投与の効果も少なく、肺炎などの疾病もほとんど慢性的に発病します。現代の配合飼料は完全といっても過言ではないほどの内容を認識していますが、問題はその使い方と考えられています。高タンパク、高カロリ-はもちろんのこと、ビタミン類、ミネラル、その他、抗生物質や抗菌剤と至り尽くせりに整っています。問題は、それを完全に消化吸収しているか否かです。 例えば悪臭があれば、消化吸収が充分ではないと考えられ、完全に消化吸収していれば、悪臭のもとがなくなっているので臭いはなくなると考えるべきです。 活気のある豚は、生活態度もはっきり判別でき、種付けもうまくいきます。 ワクチン接種後の抗体価の数字も高く、その効果が経営に大きく作用します。 この消化吸収は、物理的なものと科学、化学的な組み合わせによって行われるもので、人間の胃の藥的考えではだめです。 特に腸内細菌叢の変化によるもので、腸内細菌叢の変化に作用するのは、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スです。 特に前回6月号に、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの由来の中で説明しました。酵素作用の仕組みを見直して下さい。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが豚に及ぼす結果として第一に肺炎が無くなることです。第二は免疫賦活作用の活性化により、その他の疾病、例えばオ-エスキ-病、ヘコヘコ病その他、不明な疾病(ヘルペス様疾病)なども、周囲で発病していても、発病しないなど、今までのような抗生物質、抗菌剤依存から、開放されて養豚農業経営に大きくプラスとなり、ほぼ完璧と言えることが、実績となっています。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、豚に限らず、乳牛、鶏などそれぞれの動物や人間に対する能力を充分に示してくれるのが、頼もしい実態です。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは薬品ではないので、薬効的速効は認められませんが、腸内細菌叢の変化とそれによる生態の機能が強く変化定着し、ホルモン的作業の活性と特に免疫賦活作用の効果は、専門家でも判りにくいものです。 豚およびその周辺免疫的と言うか、今流行のHACCP的とでも言うか、病気を寄せ付けない作用を示すものであります。飽きずに使うことそれ以外にありません。

「豚が丈夫で、病気に強く、繁殖・育成の成績が上がる」

2019-08-29 08:53:50 | 日記
 1998年度の畜産・酪農対策運動の焦点がまとまりました。最大の焦点になるのが政策要求です。今、畜産、酪農家が一番困っていることを分析すると①ふん尿処理②労働加重③負債問題④高齢化と後継者難の4つの課題です。特にふん尿処理は規模拡大、低コスト化、畜産環境規制を迫られる農家の最大の悩みの一つであります。ふん尿処理には多額の投資と労働力の確保が必要となり、個々の農家だけでは対応しきれないのが現状であります。関税引き下げによる食肉価格の低下や乳価の低迷が続く中でふん尿処理の投資をするのが難しい現状であります。 本誌にも何度も書きましたが、養豚場から悪臭の出る所は経営的にもよくない所です。悪臭は外に出てから処理しても簡単にはなくならない。臭い物にフタと言うが、だめです。やはりもとから断ち切るのが正しい方法と言えます。わざわざ悪臭消滅に手間をかけるなどは、無駄なことです。配合飼料の高タンパク、高カロリ-の消化吸収には、豚の腸内細菌叢を活性化・消化分解の強化を促し飼料成分を完全に近く分解吸収することにより、ふん尿の悪臭が減少し、悪臭のない環境になります。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スはいつも証明しています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの由来を示しますと、東京農業大学住之江研究室発明として昭和49年7月20日付けで特許公報に発表されました。 糸状菌と酵素菌を併存させた濃厚飼料で、その説明として、この発明は大豆、フスマ、または、トウモロコシなどの穀物を原料として、これに糸状菌を発酵させた酵素類と酵母とを併存させて、動物体内の自己消化による飼料の栄養効率を高め、特に自己自身では酵素造成力の少ない幼稚動物にこの発明の実施によって製出した飼料を投与して、その成長が促進することができる濃厚飼料として提供する目的でなされたものです。従来、糸状菌と酵母菌とを同一の原料を培養基として同時に繁殖させることは、困難であって不可能に近いとされていたが、飼料中に酵素と酵母が併存することは、その飼料価値を高め、その相乗的作用に優れた効果をもたらすものであることは、多くの動物実験の結果は明らかで、それが望ましいものであるとされていながら、簡単な製造法が開発されていませんでした。そこで、この発明は培養基となる原料と酵母菌に特殊な加工を施すことによって糸状菌と酵母菌を併存させるようにした。大豆、フスマ、またはトウモロコシなどの穀物を単独または適宜混合したものに、有機酸あるいは無機酸を添加し酸性となし、これを蒸煮したのち放冷し、これに酸性の側において強いアスペルギルス属菌種と、同時に酸性の側において強いサッカロミセス属あるいはトルラ属の菌種にスタ-タとして、ブドウ糖などの糖分類の少量をよく混合して塗り付けたものを接種して、製麹室に入れ、常法により製麹に入れたもので炭酸カルシウムを添加して粉末にし、経年変化の起こらない長期保存に耐える濃厚飼料としたものです。以上が説明でありますが、現在原料は大豆を使っており、健康食品の資格をとり、ベルフィ-ユの商品名で普及しております。特に豚においては、免疫賦活作用が強く、作用し肺炎、ヘルペス様疾患の発生も抑える、発病再帰が明確になるなどの養豚農業を充実させる産子数、育成率など多くの実績があります。 安全でうまい豚肉の供給こそ、養豚農業経営者の義務である。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは現在、生菌製剤として承認されている。特に家畜の排泄物の悪臭が著しくなくなることがその証明である。腸内細菌叢に変化と活性を促し、作用として菌が有効に働くということだ。次いて有害物質の抑制、病原菌の阻止、消化の活性と有効成分の合成さらに見逃せないのは免疫賦活作用が強化されること。これにより抗生物質や抗菌剤の使用の激減が認めら、肺炎等の疾病が無くなり、ヘルペス様疾病の発病も抑えられることは今までも知られるところである。近年丸粒とうころこしの利用が普及している。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スに注目したヒントは自然界を見直したのが始まり。本誌にも何度か掲載しましたが、復習のつもりで聞いて下さい。「スプ-ン一杯の土には、50億のバクテリア、2000万の放線菌、100万の原生動物、20万の藻類がいる」と言われているということは、同時にその土が生きている証拠である。 疫学的に環境をみるとこのようなことを

「経営効果の期待できる活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス」

2019-08-28 08:38:11 | 日記
 長野冬季五輪が2月7日に開幕する。70を超す国と地域から約3000人が参加する。16日間の日程で7競技68種目がおこなわれる。選手の体を支える「食」が日本のそして長野の味を各国の選手に味わってもらうわけである。約74万食の食材供給とのことである。食肉を扱う長野県農協直販は牛肉7㌧、鶏肉3㌧、豚肉3㌧、兎1㌧を予定し、宗教、食習慣にも配慮し、イスラム教徒用に、800kgのハラミミ-トを準備し、200種類のメニュ-を用意するとの事です。その外、米も長野米はコシヒカリで無洗米としているPRのチャンスと期待を寄せっている。 過去の国際大会で食事が合わなかったため、実力が発揮できなかったという声をときどき耳にします。平成10年の今年は特に景気が良くなるか、注目されている年である。平成9年を振り返ると、豚価は余り良くなかったでパッとしなかった。景気が良くないと豚肉の消費も鈍ることになる。 養豚経営者も今年あたりから養豚管理を工夫して疾病まん延防止の一つの方法として濃密な飼養形態を改め、一般的衛生管理も必要になってくる。オランダ政府は濃密な飼養形態で知られる同国の総飼養頭数を25%削減することを目的とした法案をまとめた。高密度飼育が環境問題や動物福祉の観点からも問題視されている。農畜産振興事業団の海外駐在員によると25%の飼育頭数削減は2段階で実施する。1996年の飼育頭数を基準に、2000年までに15%を削減するのが第一段階、第二段階で残り10%を削減する。 疾病の蔓延防止に効果があり、環境対策や福祉対策を改善した農家には飼養頭数削減率の一部または全部を免除する規定を設けている。 今回の法案について生産者団体は、経営への打撃が大きいとし、2010年までに15%削減する代替案を出しているとのことです。 PRRS(豚呼吸障害症候群)のワクチンが流通しました。昨年のPRRS発生は、パルポウイルスやパスツレラとの複合感染がみとめられて、豚の疾病予防は、ワクチンを有効に利用する方法がある。豚コレラ、豚丹毒、豚の流行性下痢等、ワクチン接種して抗体価がどの位あったかが、その効果となります。また豚舎以外の疫学的処置として、豚舎周辺の石灰散布、豚舎内部の石灰乳塗布、苛性ソ-ダ3%液の散布と基礎的な環境整備が重点となります。私の持論であるミミズがいては駄目です。 ワクチンの効果をあげるためにビタミンなど補助的に投与する人もいますが、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを投与すると抗体価が上がり、免疫賦活作用が働いて、他の疾病の発病を抑えることが認められます。例えばオ-エスキ-病が発生しても、発病しない、肺炎も発病しないなど、従来投与した抗生物質、抗菌剤などの使用しなくなった。または、それらと併用すると、従来より効果が「受けております。 

「家畜も人間も、風邪をひかない冬の健康は、酵素食品・自然パワ-」

2019-08-27 07:37:10 | 日記
冬期の飼養管理の要点は温度管理にあると考えられる。豚の疾病の原因として、伝染病以外は気温の差が大きく左右している。豚病の80%は呼吸器病であり、人間と同様に”風邪は万病の素”なのである。ただし、最近の豚呼吸器病はそう単純ではなく、複合的疾病が多く見られるのが特徴と言える。 近年、と言っても10年ほど前から、人畜を問わず、”耐性”の問題が指摘されるようになり、国は薬剤耐性菌について監視する研究班を設置することとなった。抗生物質が効きにくい耐性菌の出現は、各地の医療現場で深刻な問題になっている。 豚の場合も、肺炎が発病すると肺炎菌の周囲に溶血性連鎖球菌が一種のバリアを形成し、肺炎菌を守る形を示すことが認められている。普通の考えでは、薬剤に対して病原菌が耐性をもつと思われるが、現象としてみられるのは病原菌の周囲にある溶連菌の作用で、これも抗生物質によって溶連菌のタイプも異なることが報告されている。 O157から口蹄疫など、毎年のように新しい病気が話題になり、現実問題となっている。そして人間の食生活に大変な脅威を与えている。食中毒防止のための食品管理システムとして、危害分析重要管理点(HACCP)導入の気運が高まっている今日である。 豚疾病の評価は、経営の成功か失敗かで決まる。先日、ある雑誌で掲載された養豚家の声として、「もし、私の農場で口蹄疫が発生したら、もう再建は不能でしょう。」という話があった。 豚の場合、家畜のなかで一番経営を脅かす感染症は一つではない。それを予防するには、疫学的な検討が不可欠である。 飼養管理が被害の程度を左右する。①ワクチン接種プログラムの作成、②飼料は良いものを与え、やたらと変えない、③春秋二回の豚舎周辺の石灰散布(坪五kg)、の三本柱を飼養管理の幹としていただきたい。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、機能性の高い環境負荷軽減、疾病予防、生産性としての飼料効率の向上、増体のスピ-ド、上物率の高さが、その効果を示してくれる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、一疾病の予防や発症阻止だけでなく、養豚経営の総合的効果を引き出してくれる酵素食品である。環境問題でも、悪臭が激減し、ハエがいなくなる。汚水処理で利用すると、BOD、COD、SS等が、国の基準の三分の一以下、大腸菌はほとんどゼロ(例・3400→4)になる。 そのほか、応用としてイネ科作物を原料としたサイロ作りに添加すると、エンシレ-ジのでき具合が良く、発酵し、乳牛をはじめ他の家畜の嗜好性も良いと、個人経営者や私の母校である日本大学生物資源科学部農場などで数年来、好評を得ている。 前にもお知らせしたとおり、人間用としての資格を得てから、人間用としての商品を開発した。名称は「ベルフィ-ユ」とし、錠剤。主として便秘に卓越ありで、とくに女性層を中心に、ゴ-ルデンエ-ス同様、着実に需要が伸びている。風邪を引きにくい、疲れない、生理痛が治まった、二日酔いしない、ダイエットできた、等々、実例の報告が続々と寄せられる。 皆さん続けて使用されているのも、薬品とは違う自然な効果を評価して頂きたいと考えている。効果をあせる人にはお奨めできない商品である。

「究極のグルメの薬剤投与、行き過ぎを正すのは、酵素パワ-」

2019-08-26 08:07:10 | 日記
健康食品・活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スシリ-ズとして、その時の時節に沿って書いてきましたが、お陰を持ちまして90回と回を重ねてきました。2000年は農畜産業の環境にも、いろいろなことがありました。特に、養豚関係では豚コレラ撲滅対策事業第3弾として、ワクチン接種継続をも含む全国的なワクチン接種の中止、さらには、畜産と環境について資源循環型のいわゆる環境3法が成立しました。 毎年のことですが、10月26日には、低迷する豚枝肉相場に歯止めをかけるため、10月30日から2年連続で調整保管に踏み切ることを明らかにしました。 今年は産地供給がほぼ前年並みとなりましたが、末端の売れ行き不振は深刻化しました。東京都中央卸売市場でも安定基準価格を割り込んで以来、ジリ安傾向が続いています。市場関係者の話では、ロ-スの引き合いが特に悪く、相場の牽引役を欠いた状態であるとしています。また消費者が肉のうまい所を覚えたということを示していると考えられるでしょう。 一般的には、子豚の育成豚舎が不十分である一貫経営農家の飼養管理で注意する点が多いといいます。規模拡大で子豚の頭数が増えても、施設や管理が不十分だと、事故率が増加する恐れがあると指摘できます。そのため、所得確保のためには規模拡大より事故率低下の体勢をとることが大切です。また飼養密度や環境の適正化も重要となります。 何度も皆さんに訴えてきましたが、疫学的な見方では、ミミズのいないことが環境面でのバロメ-タ-となります。豚自体では、免疫賦活作用を高めるために飼養管理の徹底が必要です。そのために予防するための一つの方法として、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを投与し、腸内細菌叢に働きを活性化させ、ワクチン接種プログラムを作成・実施し、抗体価をアップさせることで、病気または病原体に対する抵抗力の強化が著しく認められます。 例として、事故率13%が1%に低下し、特に、子豚の育成率については、年間1腹24頭以上の肉豚出荷をもってみることを指標としています。 暖冬予測の出ている今冬ですが、やはり、冬で気温差が10℃もある時には、温度差のストレスによる肺炎の発症が用心されます。 しかし、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを投与していれば、十分に防ぐことが可能です。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを投与した場合、一番管理面で特徴として認められるのは、肺炎を発病しないという点です。そして、離乳後の発情再帰の鮮明な確認ができ、一つひとつ効果が現れてくるのが経営の安定につながるのです。 疫学的な効果としては、近隣周囲にオ-エスキ