ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「消毒とワクチネ-ションが疾病対策の二本柱」

2016-12-28 08:33:10 | 日記
豚のと畜頭数が六月、四%増で二年ぶりに前年比を上回り、七月は農水省予想の1%減より1ポイント上回ったことが、七月の食肉統計で発表されました。国産増の実態と裏腹に、商社が見込みで輸入した豚肉チルドの数量がほぼ四万㌧となり、豚価上昇が抑えられた形になりました。見込みと思惑のくい違いとなったわけです。例年のことながら残念です。明るい材料としては配合飼料が九月から、全国・全畜平均で㌧当たり約1400円、3%程度値下がりことです。「天高く豚肥ゆる秋」が期待できそうです。日本国内で豚の銘柄が110もあるとのことです。食べくらべるには多過ぎるのではないでしょうか。 野菜なども、有機栽培、無農薬栽培、低農薬栽培、自然栽培など、つかみ所のない表示で一つの銘柄扱いをしておりますが、内容は全く信頼できるものが少なく、その規準すらあいまいとのことのことです。本当の有機栽培をやっている農家では、直接消費者に販売する程度しか生産できないと話しています。 豚の場合も銘柄の品種を限定し、またその豚の飼料も特定なものを給与し、飼養管理のアニュアルで生産されたものが、枝肉格付けで格落ちが出てのが理解できません。本来なら全部上物価格が最低基準で、それ以上のものは更に上乗せの価格が順当と考えます。まだまだ、課題はたくさんあるようです。夏の行事として畜産環境対策などで各畜産農家を巡回し、その衛生状態をランクづけております。その他、乳質改善運動なども実施しますが、これらは年間通しての良識が結果を示すもので、ある時期にその認識高める方法としているならさみしい限りです。疾病対策においても、病気を追いかけるのではなく、でき得る限り予防第一とすることです。環境衛生の目安は畜舎周囲の石灰散布で、石の下などにミミズのいない状況とすること。また、飼養管理においては確実かつ計画的なワクチネ-ションで抗体価を上げてその効果を大きくする。これが二本の柱となり、他に事も無駄なく効果が出ます。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果も、以上のことを実施して利用されますと繁殖成績が上がり、年間一母豚二〇頭以上の肉豚出荷をもって育成率とする結果が出ます。 飼料要求率、増体量、出荷日令、上物率など細かいことを言ったらきりがありません。後は病気の心配もなく、悪臭もない、ハエもいない、汚水処理のスカムや汚泥もないと、平凡ですが安心した養豚農業経営が続けられます。 今まで、何年も、何十年も、ああでもない、こうでものないと続けてきた根のない浮草のような断片的な考えや知識、技術などで足元の見えない経営のやり方は棄てることです。 豚の数は、半年も経つとすぐ増えてきたり、減ってきたり、流通のプロである商社でも予測のつかない世界です。それにとって私達、養豚農業経営者は相場に一喜一憂するのです。 せっかく110の銘柄があるのです。年間の生産計画をビシッとし、組織的に数字をもてば、輸入チルド豚肉に惑わされなくてすむと思います。 本年は秋が短く、冬が早く来るとの予報です。今からこの冬を乗りきる体調を豚につくってやることです。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スで、豚の体質強化を試みて下さい。

「消毒とワクチネ-ションが疾病対策の二本柱」

2016-12-28 08:33:10 | 日記
豚のと畜頭数が六月、四%増で二年ぶりに前年比を上回り、七月は農水省予想の1%減より1ポイント上回ったことが、七月の食肉統計で発表されました。国産増の実態と裏腹に、商社が見込みで輸入した豚肉チルドの数量がほぼ四万㌧となり、豚価上昇が抑えられた形になりました。見込みと思惑のくい違いとなったわけです。例年のことながら残念です。明るい材料としては配合飼料が九月から、全国・全畜平均で㌧当たり約1400円、3%程度値下がりことです。「天高く豚肥ゆる秋」が期待できそうです。日本国内で豚の銘柄が110もあるとのことです。食べくらべるには多過ぎるのではないでしょうか。 野菜なども、有機栽培、無農薬栽培、低農薬栽培、自然栽培など、つかみ所のない表示で一つの銘柄扱いをしておりますが、内容は全く信頼できるものが少なく、その規準すらあいまいとのことのことです。本当の有機栽培をやっている農家では、直接消費者に販売する程度しか生産できないと話しています。 豚の場合も銘柄の品種を限定し、またその豚の飼料も特定なものを給与し、飼養管理のアニュアルで生産されたものが、枝肉格付けで格落ちが出てのが理解できません。本来なら全部上物価格が最低基準で、それ以上のものは更に上乗せの価格が順当と考えます。まだまだ、課題はたくさんあるようです。夏の行事として畜産環境対策などで各畜産農家を巡回し、その衛生状態をランクづけております。その他、乳質改善運動なども実施しますが、これらは年間通しての良識が結果を示すもので、ある時期にその認識高める方法としているならさみしい限りです。疾病対策においても、病気を追いかけるのではなく、でき得る限り予防第一とすることです。環境衛生の目安は畜舎周囲の石灰散布で、石の下などにミミズのいない状況とすること。また、飼養管理においては確実かつ計画的なワクチネ-ションで抗体価を上げてその効果を大きくする。これが二本の柱となり、他に事も無駄なく効果が出ます。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果も、以上のことを実施して利用されますと繁殖成績が上がり、年間一母豚二〇頭以上の肉豚出荷をもって育成率とする結果が出ます。 飼料要求率、増体量、出荷日令、上物率など細かいことを言ったらきりがありません。後は病気の心配もなく、悪臭もない、ハエもいない、汚水処理のスカムや汚泥もないと、平凡ですが安心した養豚農業経営が続けられます。 今まで、何年も、何十年も、ああでもない、こうでものないと続けてきた根のない浮草のような断片的な考えや知識、技術などで足元の見えない経営のやり方は棄てることです。 豚の数は、半年も経つとすぐ増えてきたり、減ってきたり、流通のプロである商社でも予測のつかない世界です。それにとって私達、養豚農業経営者は相場に一喜一憂するのです。 せっかく110の銘柄があるのです。年間の生産計画をビシッとし、組織的に数字をもてば、輸入チルド豚肉に惑わされなくてすむと思います。 本年は秋が短く、冬が早く来るとの予報です。今からこの冬を乗りきる体調を豚につくってやることです。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スで、豚の体質強化を試みて下さい。

「理にかなったことの積み重ねが、将来の安定経営の基礎」

2016-12-27 10:03:13 | 日記
 本格的な夏をむかえ今年度の締めくくりとして、八月の種付け受胎が将来の安定経営を示してくれます。年明けから高豚価が続き、むしろ需給の面から余りの高値に懸念の声も聞かれたほどでした。ややもすると、業界の思惑から数字的に安心することもありますが、自分の経営技術が本当にあるのか、一節、一節と確認することが必要です。 昭和四二年頃、全国で養豚農家が35万戸と言われてました。平成四年は、三万戸を割ったと言われています。このままの推移でいくと、やがて国内生産の豚肉がなくなるのではないかとさえ思われます。日本農業新聞六月四日の記事の中「養豚農家どこへ」の見出しで、養豚経営安定推進会議が全国1万2000戸の養豚農家を対象に経営実態調査をしたアンケ-トの中間報告が出ていました。養豚経営の基礎となる分娩回数・離乳頭数のレベルが予想外に改善の余地があると、驚きの意見がありました。養豚農業経営の初歩的技術レベルが、未だに低いと言うことは歴史的に見ても納得がゆきません。以下、調査結果を反省を込めて抜粋し、8月種付けの覚悟を一層のものとしたいものです。 その実態は中央畜産会の基準を下回るもので、母豚一頭当たりの平均子豚離乳頭数が「9頭未満と答えた割合が、ほぼ3分の1の31.1%にもなっています。年間平均分娩回数が「2回未満」も5分の1以上いるとのことです。最も多かったにが、平均子豚離乳頭数で9~10頭未満が回答者の54.2%、分娩回数で2.1回が回答者の32.5%を占めています。 これは、母豚一頭当たりの年間離乳頭数が20頭に満たない経営がたくさんいることになります。 現代養豚農業経営では、年間の離乳頭数20頭以上を基準とし、24頭以上を目標としています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使用している経営は、離乳頭数でなく、母豚一頭当たりの年間肉豚出荷頭数が20~24頭以上を基準としています。子豚が生まれすぎて育成豚房が足りないとか、そんなに生まれなくてもよいなど、嬉しい悲鳴が各地から届いており、この記事を見て驚いてた始末です。 さらに記事では、肥育豚の上物率も良くないとありました。本来なら60%以上の上物率を実現しているのは3割に満たないとのことです。また、上物率が30%以上未満の経営が7.1%もあったとのことでした。養豚を「やめたい」とした人の中で、「もうからないから」を理由にした経営が二割近くいるのは、そのせいでしょうか。 技術の基礎は、一母豚年間二〇頭以上肉豚出荷することです。これが経営の幹です。この数字が出ないところは、肺炎や他の疾病に注意をそらされているのです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス使用のマニュアルとして、豚舎内外の石灰またはアルカリ性消毒を年二回、ワクチン接種のプログラム励行、この管理基本を実行すれば、あとは数字が示してくれます。 これをやらないで、目先のことや目新しいことに気をとられると、たちまち失敗すること受けあいです。平凡なことですが、理にかなったことを飽きずに積み重ねることです。マンネリ化しないよう気をつけることです。ミミズのいない環境で、畜産農業は成功するのです。

「8、9月の種付けを今年こそ失敗させないため」

2016-12-26 08:41:54 | 日記
「年間を通しての悪臭対策を」梅雨がやや長くなるとの長期予報がある今年です。また六月は気温の差が気になる季節です。梅雨が明けると急に温度と湿度が上がり、一段と悪臭が目立ってきます。悪臭防止法の一部改正が、平成二年四月一日より実施され、低級脂肪酸(プロピオン酸、ノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸の4物質)が追加されたことは、周知の通りです。従来規制対象物質は、アンモニア、メチルメルカプタンなど8物質でしたが、追加4物質を入れて12物質になりました。 そのためか、再び悪臭公害が浮かぶ上がります。豚価の高い年は特にその声が大きいようです。脱臭法には、水洗法、燃焼法、吸着法、アスキング法、土壌層脱臭法とありますが、どれも決め手に欠けます。いくら豚価がよいと言っても、生産費の無駄を省くことが第一の現代養豚農業経営では、わざわざそのための予算がとれる程ゆとりがあるでしょうか。これは決して季節的な問題でなく、年間を通しての経営尺度として肝に命じてやることです。豚舎周辺に独得の悪臭が鼻をつく所は、必ずと言ってよい程疾病と何頭かの斃死豚が出ています。そして薬品代がかさみ、その効果もあまり良くありません。「繁殖にも効果が高い」以前にもこの連載で「畜産公害にも驚異的な働きをする」と題して活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果を発表しましたが、飼料添加五日後に悪臭が消えたとの報告がありました。しかし、悪臭を除去するための利用ではあもりにも目先だけのやり方です。仏作って魂入れず式です。経営のなかに織り込んでじっくりと悪臭やハエなどを出さないようにすることが大切と考えます。 養豚農業経営にもう一つ大切なことは、八~九月に種付け、妊娠させることです。これも理屈では判っているものの毎年失敗を重ねているようです。今年こそ準備をして成功させたいものです。何時も高豚価に頼ってはいられません。繁殖回転率と言っても、自然の摂理を度外視した技術では簡単にいかないものです。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果で一番早いのは、全国的に発情に関する報告です。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使用してから、ホルモン注射をしなくなった。発情がはっきり判るようになったということが答えです。そして何回もこの記事に発表するように、。一腹年間二〇頭以上の肉豚出荷をもって、育成率とすることが実現するのです。「疾病予防から排水処理まで」疾病事故の激減、」購入薬品代ゼロ、悪臭公害・ハエなどの心配がなく、使い方に工夫すると排水中のBOD,COD,SS等は国の基準をはるかに下回り、透明度が高く自然科学的な仕組みを考えさせられることばかりです。 これらも活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが、単なるリサイクル商品というものでなく、大豆を主として製造すると言う誠意を持った考えの結晶と自負しています。今年の夏は、悪臭公害など問題にせず、八から九月の種付け、妊娠を着実に実現させることを経営指標としましょう。
 

「ゴ-ルデンエ-スの科学的裏付け」

2016-12-22 08:44:43 | 日記
 前月号掲載は、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの疫学的環境から見た存在を述べましたが、今回は少し科学的に説明します。原料は大豆とふすまで、その割合は九対一です。麹菌・酵母菌・乳酸菌を種菌とした健康食品のなかで、植物発酵食品と位置づけが確立しています。 財団法人日本食品分析センタ-のでの分析結果も、わが国唯一と言えるもので、財団法人日本健康食品協会の規格基準を各項目ともはるかに高い数値でクリア-しています。 何分薬品ではないので効能の宣伝は表にあまりでませんが、この活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス連載も三一回を重ね、特に豚に与えた結果は、全て皆さんに、読んでいただいております。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは流行の「バイオ・・・」とは違ってて高い次元のものです。発情再帰の適格さと、生産される子豚の数、成育度の資質は、各地とも一番はよく認められます。 一方、肺炎の症状が消失することで、従来のように抗生物質、抗菌剤等を多量に浪費することなく、むしろその効果を良くする結果が出ます。人工乳は特に各種の抗生物質が多量に配合されていますし、高カロリ-なので、子豚の嗜好性がやや落ちるきらいがあります。これにも、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを添加すると、嗜好性が良く、食下量も増えて、一番育成のネックになる、早発性または大腸菌性の白痢もほとんど心配ありません。もし発生しても2~3日で症状は正常にもどり、体調の変化は認められません。ただこれは活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スだけの効果とは言い切れません。やはり基礎的なことをやっていなければ、さすがの私も自信をもっては書けません。 そのかくし味的方法は、生後3日目にタンパク同化ホルモンであるマクロビン(帝国臓器製薬)を注射することです。これは、私の技術指標としての必須項目です。平成四年の現在、子豚育成の悩みで、白痢、下痢などあることは、次元の低さのバロメイタ-と思われても仕方ないこととを反省して下さい。 ワクチネ-ションの年間計画と実施については、豚舎内外におけるアルカリ性を基礎とした消毒、寄生虫の駆除、ワクチン接種の組み合わせが、衛生の基本と言えます。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果と見られるなかに、免疫賦活作用が働き、抗体価が通常の10倍以上にもなることがあります。10年前より、ADの発生について活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを添加している農家と、無添加の農家の差を比較してみましたが添加している農家は、発病しませんでした。昨年10月号に「ヘルペスウイルスにも自信あり」というタイトルで少しだけ発表しましたが、各種肝炎、エイズなど、広いヘルペスウイルスへの応用を目指し、臨床家としての夢を実現するべく準備中です。
 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、麹菌・酵母菌・乳酸菌が大豆の成分、特にアミノ酸としての組合わせ酵素力価の高い値、ビタミンB群の充実が、豚の腸内細菌叢に強力で有能な変化をもたらし、配合飼料の成分で未使用となるものを完全に消化吸収させ、代謝作用が生産性を高め、発病を抑えます。 悪臭公害も、以上のなかに当然含まれており、臭いばかりか、ハエもいないのが普通です。これだけの大仕事をやりとげてくれるのです。ただ、三日坊主では、駄目と言う答えも出ています。