ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「腸内細菌叢の安定強化でウイルスを打開」

2013-08-31 06:58:19 | 日記
 今年の天候は不安定で、春夏秋冬の気温が特にひどかったように思います。 日中と朝夕の温度差が10℃以上の日が多く感じられ、人畜共通に風邪症候群が多発しました。 風邪は万病の基と言われますが、その一つに免疫力の低下が挙げられます。世界的に流行もキャンセルしたあの騒ぎが、この冬に再発する可能性があり、ワクチンの準備をしているとの報道もされていますが、どこかにほころびがあるので発病するのです。ワクチン接種しても効き目がないと、流感のワクチンを辞退する学校もあると聞いたこともあります。また、ワクチン接種後、抗体価を上げるため栄養剤を食べるところもあるとのこと、各地各人で工夫しているようです。動物は生理的に栄養を摂取して、それを物理的、化学的に消化吸収し、さらに化学的に分類され各種器官において機能を活用させていると考えられます。その中で、免疫力を高める作用が大か小かで、耐病性の能力が培われていると考えます。 ふんの悪臭は、栄養として食べたタンパク質がアミノ酸に分類され、利用されていれば少ないのですが、未利用なタンパク質はアミノ酸になれずに、アンモニア態窒素となって悪臭の原因になっています。生理的には唾液不足となり、アジド-シス症状と考えられます。生理的に自家中毒を起こしているようでは、免疫力など上がるわけがありません。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、第一に飼料の栄養成分を分解するだけでなく、腸内細菌叢を安定強化させて生理的な作用を力強く運営していると考えます。 そして、免疫賦活作用を活発化して抗体価を上げ、オ-エスキ-病やヘルペス様疾病の判定は陽性でも臨床所見からも確認されています。ワクチン接種後の抗体検査も、通常の8倍から10倍上がっているとの発表もありました。 免疫がどういうものか、目には見えないものですが、きちんと活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使用していると、答えとして出てきます。使用後、肺炎が著しく減少し、抗生物質などの薬品の使用がなくなった。4~5日で悪臭が減ったなどです。悪臭が減ったことは、腸内細菌叢に変化が起きたことを示しています。ふんの色も白灰色に変わります。離乳後の発情再帰がはっきり現れ、さらには分娩時の子豚の数も増えます。育成率も上がり、年間一腹肉豚出荷20頭以上となり、何よりも疾病事故のない飼養管理が安心してできるのが証明されています。これは商業ベ-スでつくられたものではなく、学術的に東京農業大学醸造研究室で開発された本物の酵素食品だから、と自負して普及しています。

「豚の免疫力を高めて、経営の安定を図る」

2013-08-31 06:58:19 | 日記
 夏本番を迎え、養豚経営が環境的に目立つ季節となりました。 悪臭の問題、水質汚泥の問題と2つのことです。臭い物にフタではだめです。汚水排水を大量の水で薄めても本質的には変わりません。これを克服するには、基本的に豚の体内でそれを生理的に処理させる飼養管理が第一と考えます。排泄のもとになる飼料は高タンパク質、高カロリ-のものです。体内で消化分解されず、アンモニア態窒素で出てくるので、臭いも強くなると考えられます。中味が濃いからです。汚水としての豚舎の洗浄排水もBOD、COD、そのほかSSや細菌数も多く、いずれも国の基準を大幅に超え、悪臭の強さで周囲から注目されるのです。環境保全、循環式とか言われていますが、体外に出てから、あの手この手とやってもうまくゆくものではありません。「もとから断ち切れ」の方法しかありません。経営的に見てもそれだけに費用をかけるほど、余分な予算はないといっても過言ではない現況です。 経営対策が安定してこその予算です。何といっても、繁殖豚一腹年間24頭以上、肉豚として出荷させることを指標とすること、特に子豚育成の安定と、疾病の害にかからないこと、免疫力を高めることです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは唯一、培養してつくられたものです。それだけに腸内細菌叢に定着してふんの色が変わり、ほとんど臭いがなくなり、このような変化が認められると、豚の生理的働きに変化が起き、発情再帰がはっきりと認められ、種付けができます。免疫賦活作用が活発になり、肺炎様疾患にならないなど、ほかの免疫に対する抗病力が上がり、疫学的にも悪質なオ-エスキ-病などの発生が周囲にあっても発病しないなど、ヘルペス様疾患にも抗病性の強さは示されています。 ハエがいなくなるのも効果の一つです。 また汚水においてもBOD、CODなど基準値の1/3以下、細菌数も排水に1ml中3.000~4.000とあったものが、3~4とゼロとってもよい数字です。透明度については家畜保健衛生所でも驚くほどです。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは20年以上利用されていますが、ほとんどの養豚農業経営者の皆さんは固定しており、不動です。経営技術の伝家の宝刀的存在と認められます。 利用者は人畜共通で使っています。薬品ではありませんが、人間にも同じ効果で、免疫賦活作用により風邪をひかない、疲労感が少ない、便秘の改善、生理病がなくなる、アトピ-様の小児疾患が治ったなどの報告がきています。人間用は、錠剤でベルフィ-ユの名称で、インタ-ネットにも登録してあります。 大豆だけで培養したものが特徴です。

「農場周囲の環境整備で、豚の免疫力を高めよう」

2013-08-30 08:46:34 | 日記
 食と農の再生プランを農水省が打ち出してから食の安全・安心を考える普及が広がっています。地産地消もその一つ。考え方、工夫でその域を拡大し、日本農業の再生国農畜産物の消費拡大につなげることです。 生産者は安全・安心を徹底し、生産や販売方法などにいっそう気配りしています。消費者にもその努力を知ってもらいたいものです。家族農業がその支えの基本であることを確認することです。 いま通常国会で動物用医薬品の使用について、記録を義務付ける法改正案が提出されるニュ-スが出ています。抗生物質や駆虫剤など、畜産物を通して人の健康にも影響を与える恐れのある動物用医薬品などが、対象となっています。国民の健康保護のためとなっており、食品安全基本法関連整備法案として農家に順守を義務付ける方向です。これらの骨子は、家畜伝染病予防法の改正で、国が家畜の飼養について衛生管理の適正価の基準とするものです。 疾病事故を発生させるなど考えられない環境が除々にできている現代、豚コレラワクチン不用、他のワクチンも発生がなければ接種しないなど、生産者がそれぞれの立場を考えて選択している。 これは、疫学的な環境整備を認識しているからと考えます。 農場の周辺環境が整えば、豚本体の免疫力の賦活能力を高めることが可能になりますが、育成の目安となる体重からくる、例えば離乳から体重30~40kg、または50kまでなど、その発育の節目の変化で、発育のバラツキや肺炎、下痢などの症状が出たりと問題が出てきます。 これが経営の足を引っ張るわけです。稲作りは、苗半作といわれています。養豚経営は、子豚半作です。生まれて丈夫で均一に育成するにはマクロビン投与、鉄剤投与は理論的にはあまり期待されていません。ただし投与すると、子豚の体色が赤味を示すので不思議といえます。 一貫経営で成功するためには、妊娠中に親の胎内で、きちんと育てなければ、生まれてから飼養管理に技術的なことをしてもひと汽車遅いと考えます。腹から作ることです。 そこで、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが必要となるのです。 子豚の分娩時の子数、つぶ揃い、育成の順調具合、育成時の生後日齢や体重別の節目の落ちこぼれのないことなど、子豚育成の難点をなくしてくれます。 当然、抗病性が強く肺炎など、また周囲に例えばオ-エスキ-病などの発生があっても発病しないことなどが認められています。 抗生物質や抗菌剤などは飼養しません。ワクチン接種は、その地域的な形で選択接種します。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴として、ワクチン接種後の抗体価が通常より10倍上がることが報告されています。

「総論的な対症処置で豚の疾病を軽減しよう」

2013-08-29 05:52:02 | 日記
 豚肉の供給にこのごろ、安全と安心の保証をうたった標語が一つの条件のように目に付きます。 食品は一度信頼が崩れると、それを戻すには、大変な努力と時間がかかります。 牛肉や牛乳などが畜産物では挙げられました。野菜や果実なども農薬の問題で、全廃棄されたという情報がありました。 農業生産の環境は病害虫に囲まれてのでその対策上、あらゆる手段が行われています。 薬剤の使用はもとより、選抜方法とか隔離方法、オ-ルイン・オ-ルアウト、豚においては、移動時のストレスから発生する下痢や肺炎の予防に抗生物質の投与などが行われてきました。 しかし、これらは各論的な対症処置でしかありません。 疫学的に考えて、総論的な考え方や手法が求められています。 例として、ゴキブリ対処の方法として各一戸が実施しても効果がありません。集合住宅を例としますと、全戸住宅一斉に各室を確実に、しかも同時に実施すれば、かなりの期間その効果は持続します。ゴキブリは全部が殺虫されるのではなく、殺虫剤のない方に移動して、ホトボリが冷めてから戻ってくるのです。 畜産の環境整備は、第一にミミズのいないことです。ミミズがいるということは、酸性であると考えます。 酸性のところは、豚の病原菌が一番住みやすく活発な動きで準備して終宿主の豚の状態や様子を見て、相手が弱り目と見ると侵入感染するのです。それには、1坪当たり5kgの石灰が溶けて地中深く浸透して消毒をしてくれます。 その効果は、地中のミミズが、ちょうどうどんのぢんぶりをあけたように、ミミズが地中から出て沈んでいるのを見れば納得できます。豚舎や豚房、廊下などの石灰乳を塗布、または苛性ソ-ダの3%液の散布をして、消毒薬はアルカリ性の動物疾病の由来に強いグルタクリ-ンが効果的です。 グルタクリ-ンは、ヤシマ産業(株)の製品です。北里大学と私の養豚場でその効果、安全性、残留性などの試験を重ね、獣医学会で発表をした経緯があるものです。 年間ワクチン接種のプログラムを組んで実施します。ワクチン接種で注意する点は、抗体価が上がったかを確認することです。ワクチン接種の時期をずらしたり、抗体価の確認をしないと大きな事故となります。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、腸内細菌叢に作用しそれを活性させ、消化吸収のメカニズムを強力にさせて生理的機能を高め、免疫賦活作用を強くして疾病の発病を抑えるものです。 以上、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの年頭のアニュアルと記します。

「疫学的に環境を整備し、豚の抗病力を高めよう」

2013-08-28 06:53:48 | 日記
 養豚経営は、繁殖で一腹年間子豚が20~24頭を指標として、それが実現して、経営の基礎が確立されていくものと考えます。 繁殖豚では無発情、発情微弱、不妊症が上位3疾病となっています。離乳子豚では肺炎、離乳後下痢症がいずれも混合感染を伴って、発症しています。肥育豚の死亡、淘汰の多くは生後80日齢の肥育前期に見られることが、日本豚病研究会の養豚衛生の実態調査で明らかとなりました。原因の3分の2は呼吸器病です。畜産に関する疾病は呼吸器病が第1で、家禽類、牛、豚は特に多種多様の呼吸器病があります。胸膜肺炎、マイコプラズマ肺炎、呼吸器障害症候群(PRRS)、そのほか肺炎といわれる疾病は大変な種類です。 そのほか、細菌性下痢、敗血症、関節炎などが多く見られます。 疾病の発生を防ぐことが第一です。発病してからの処置では手遅れと考えます。疫学的に環境を整備して、豚にはワクチン接種のプログラムを実施し、いわゆる薬漬け的な飼養管理はしないことです。むしろ豚が持っている抗病力を高めることです。 環境整備は、周囲の土壌消毒は石灰を坪当たり5kg散布することです。ミミズがいないことを目安とします。 豚舎内は石灰乳を塗る床面から高さ1.6m、消毒の仕上げはグルタグリ-ンを散布します。これを春秋年2回、必須条件です。ミミズがいるようでは何をやっても効果は半分しかないと認識することです。 ワクチン接種をしても抗体価が上がらなければ、その効果はありません。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、腸内細菌叢に変化を起こし定着して、消化吸収の活性を促し、免疫抗体価を上げる働きを示します。 免疫賦活作用が活発となるため、肺炎が激減します。 周囲でヘルペス症など悪い疾病が発生していても感染発病しないことなどで、その抗病力の強さが証明されます。今年の冬も昨年に続いて、やや暖冬との予報が出ています。 気温の差が豚には大きなストレスの元になります。そして肺炎になりやすく、養豚経営を難しくします。配合飼料は栄養配分だけではなく、それなりの薬品も添加されています。それを使いこなすことが大切です。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スはそれをやってくれます。 例えば、ふんの悪臭が消えることをとっても、飼料中に含まれるタンパク質を消化分解して、アミノ酸として体内に吸収されます。ふんの悪臭の元は、タンパク質が分解未熟のまま、アンモニアや態窒素の形で排出されるからです。 今まではせっかくの完全配合飼料を使っていても利用しきれず、多くの成分が排出され、中途半端になっていたのです。消化剤で消化吸収させるのではなく、豚の体で消化吸収させる飼養管理が見落とされているといっても過言ではないと考えます。10月号にも書きましたが、今年度の締めくくりとします。