ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「PRRSへの対策も免疫活性と環境衛生の改善から」

2014-05-31 05:53:48 | 日記
 冷夏の関係か、8月、9月の発情・種付けがあまり良くなっかと耳にする。豚は生理的に気温の変化に敏感な家畜であり、日中と朝夕の温度に10℃の差があるとそれが大きくストレスとなり、特に発情関係に影響が表れる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス給与の場合、そのようなことなく計画的な種付作業をスム-ズに進められる。 養豚農業経営は人手不足、環境問題を整備し、できるだけ生産費を低くして、定時・定量・高品質の肉豚を生産することを目標とするが、そのような理想的なことは現在の経済環境から見ると非常に難しい。まず豚舎の設計から始めなければ、理想の生産体系は確立できないだろう。 養豚農業経営者のなかで、設備も、人手も、その他飼養管理に関したこと全てを、満点の体勢で実施している人は少ないと思われる。 それが豚に対しては環境からのストレスとなり、養豚悪臭の原因にもなる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、こうしたマイナスをカバ-してくれる。 豚の疾病にも新しいウイルス病PRRSの日本への上陸が、農林水産省家畜衛生試験の調査で確認された。このウイルスは、人には感染しないが豚には空気伝染し、飼養管理の環境の悪い農場の豚が感染すると、流産や肺炎を起こし死ぬ場合がある。 この病気は、1987年にアメリカで発見され各地で流行、90年には、ドイツ、オランダなどにも飛び火したため、農水省も流行地からの豚の輸入を制限するなど警戒していた。同試験場が4月末、関東地区の肺炎の豚から原因ウイルスを分離し、その後養豚の盛んな15県で調査した養豚場の6割近くから感染豚を確立したとの発表である。豚の生殖器呼吸器症候群が正式名称である。 発生地区は、オ-エスキ-病の汚染地帯で、豚の頭数が多く衛生環境の悪い豚舎で出ている点を農水省は重視している。 PRRSには現在のところワクチンなどの予防薬や根本的な治療薬がないため、発生した場合の治療は対症療法に限られている。農水省では欧米でとられている対策を参考に、発生時の損害を最少限にに食い止める方針であるようだ。 異常分娩が見られる場合は、生き残った子豚に出生時と4時間後の2回初乳を与え、電解質液を投与する。血液の擬固不全がみられるため鉄剤注射を3日間、断尾は35日間遅らせ、犬歯は切除しない。 異常産を起こした母豚には、高エネルギ-飼料を給与し、乳質を確保する。感染後、免疫ができる分娩後21日までは種付けしない。 呼吸器症状が見られた場合は、二次感染を防ぐため抗菌性物質を投与する。 PRRSの病原はウイルスである。感染豚の息、鼻汁などから同居豚に移る。症状は飼養環境にも大きく影響され、症状が出ない豚が多いとされており、農水省では、ウイルスの侵入があっても被害の出る農家が少ないと見ている。 ただし、衛生環境が悪い農場では、症状が出やすい。この予防には、衛生管理の徹底しかないようだ。 豚の体内の免疫賦活作用を高める万全策として、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの飼料添加が最も効果的であろう。環境衛生の徹底は、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの使用マニュアルの必須条件として、「におわない」「ミミズがいない」から始まる。

「未来商品の利用で来年の養豚へ先手必勝」

2014-05-30 06:19:38 | 日記
 今年の夏は短いそうである。八月は養豚農業経営の締めくくりの反省の月である。繁殖豚の種付けを成功させ、来る年に備えて本年はたせなかった経営不足をきっちりせめるとる時である。 母豚年間二〇等以上の肉豚出荷をできたか、豚の疾病事故をどうだったか、この二つがきちんとできれば養豚農業経営は成功したと言える。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、これらをやり遂げる指標とも言える。繁殖に関しては、雌豚の発情再帰は、離乳後五~六日ではっきりと現れ、確実な種付けを実施できる。種雄豚の夏バテまたは、使い過ぎによる乗か欲不振と精液性状の不安定などのを確実に改善してくれる。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果として、免疫力を高める作用が証明されており、数字で表すと、鶏のニュ-カッスルワクチン接種では一〇倍の結果がでている。豚では伝染性胃腸炎で当初三年間ワクチン接種後のデ-タを得ている。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの給与前にはワクチン接種後も伝染性胃腸炎が発病した農場も、給与後は現在まで一五年、ワクチンが有効に効果を発揮している。 また、オ-エスキ-病などが近隣で発生しても発病しない、肺炎等もほとんど発病しないため衛生費の無駄がない。これは個々で違いがあるが、大きな金額となり、それだけで喜ばれている。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果は、まず第一に腸内細菌に変化がおきることである。豚の場合、二%添加して、三~五日目にふんの悪臭がなくなり、色も変わってくる。腸内細菌と免疫の関係は医学の分野で研究されているが、腸内には約一〇〇種類、一〇〇兆個もの細菌が生息しており、健康に良い働きをする善玉菌の代表には乳酸桿菌(小腸内)ビフィズス菌(大腸内)がある。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-ス1g中には乳酸桿菌8.5億個以下、ビフィズス菌が1000個以下、その他乳酸球菌が1.1億個、酵母菌が4.2千万個含まれており、大豆原料なのでアミノ酸18種類、ビタミンB1、B2、B6、その他酵素作用の結果として、アミラ-ゼ、リパ-ゼ、酸性プロテア-ゼ、中性プロテア-ゼ、アルカリ性プロテア-ゼ等も出ている。 飼料の切り替え、温度差などのストレスによって起きる下痢の予防効果も見逃せない。ただ、薬品でないのできちんと添加し、継続することが必須条件となる。豚の場合、他の家畜と異なり、その結果が多種類にわたって認められる。養豚農業経営にこだわりのは、その主力が家族労働であるためである。無駄のない経営戦略の中で、小回りの効く、その速さが農業の魅力と考える。 今年は春ごろから期待した豚価も頭打ちの感じでガッガリさせられたが、相場にばかりオンブにダッコでなく、生産費もさることながら、やはり年間一母豚二〇頭以上(二四頭)の肉豚の技術を持ちたいものである。 農水省家畜試験場で、産子数の多い中国系の梅山豚と増体量の大きいヨ-ロッパ系ランドレ-スを組み合わせたキメラ豚を作り出したことが発表された。将来はキメラ性雑種強勢を利用した能力向上も期待される。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スも未来商品と考えられるもので、少し早く出した感がある。進んだものを選ぶ時は、これ以上進んで利用すると先手必勝がえられると自覚して頂きたい。

「抗生物質を使わない衛生管理で農家養豚の経営安定に」

2014-05-29 06:21:04 | 日記
 豚の二大伝染病としておそられている、豚コレラと豚丹毒の予防接種を一度で処理できるワクチンが七月から全国で発売される。 これまでの二回接種が一度で済むため、省力化が期待される。 ワクチンの効果は、免疫抗体があがることによりその有効性が認められる。ただし、母豚に毎年ワクチン接種すると子豚への移行抗体が高くなり、有効性がかなり落ちる結果となる。これまでの試験では、移行抗体が高い子豚群にワクチンを接種したところ、豚コレラへの有効性は三〇日令ではわずか九から一四%、豚丹毒で七~一四%しかなたった。四〇日令でも豚コレラが三一~三二%、豚丹毒で四五~七三%であった。 移行抗体が低い場合は、三〇日令の子豚でも豚コレラで九四%以上、豚丹毒で八五%以上の有効性が認められる。ワクチンを接種する場合は、「移行抗体の動向や母豚のワクチン接種状況を踏まえて」と関係者ははなしている。また、ワクチンに使われる弱毒の豚丹毒菌は、ペニシリン系の抗生物質に弱いため、ワクチン接種の前後の抗生物質使用はさけることです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの効果は、疾病、特に肺炎、胃腸炎などが発生せず、抗生物質を必要としないのが第一であり、免疫賦活作用が活発となり、通常の八~一〇倍になるのが、特徴です。免疫賦活作用が上がることで、他の疾病も罹りにくく、近所で伝染病の発生があっても発病しない実績がある。特に、ADでは多くの実例報告がある。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの普及をはじめて十五年となるが、豚に関してはワクチネ-ションのプログラムと環境衛生から疫学的消毒の二本立てで推進して絶大なる信頼えており、その効果の目安として年間一母豚二十頭以上肉豚出荷をもって、育成率としている。特に疾病の発生をゼロにし、抗生物質使用ゼロの二本柱が確立されている。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、養豚農業経営者を対象とした助言に努め、家族労働の経営の指標確立を目指している。 農水省が発表した畜産統計によると、養豚飼養戸数は、二万五千三百戸で、前年に比べ15.4%も減少した、飼養頭数も1.7%減少し、千七十八万三千頭になっている。 また、農水省は今年度から二年間、多頭飼育の養豚で問題になっている、さまざまな疾病が経営にどれくらい影響を与えているかを調査することになった。 この「養豚経営疾病損失実態調査」は、疾病の発生状況だけでなく疾病に関連した経済損失までの実態をつかもうというもの。家畜保健衛生所が館内の中核的な一貫経営養豚農家を三戸程度選び、毎月一回以上、飼養状況、疾病発生状況をチェックする。また、その結果は都道府県知事がまとめて、農水省が発表することになっている。一方、河川の水質基準も、従来の基準を全面的に見直す方針を固めたと報道された。 ここでは、水素イオン濃度(pH)、生物化学的酸素要求量(BOD)、浮遊物質量、溶存酸素量、大腸菌群数の五つの指標をもとに六つの類型を決め、各河川がどこに属するかを見るとの事でる。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、悪臭公害は当然ながら、汚水関連でも、BOD,COD,SS等は国の基準の三分の一程度にその結果を示し、特に大腸菌はゼロ、処分の難しいスカムや汚泥がなくなるのも、使い方次第です。

「環境食品を給与して疾病予防からふん尿処理まで」

2014-05-28 05:52:41 | 日記
わが国の養豚経営は、環境問題に対しての備えと疾病対策と言う問題を両刃の剣のようにかざしており、加えて輸入豚肉が流通を刺激するなど、厳しい状態のなかでの存続です。しかし、経営者としての自らの責任で、環境問題と疾病対策は極力抑制防除することがより経営の発展につながるものと確信し、日々の積み重ねを続けることです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、環境問題と疾病対策の基礎を豚の生理作用を通じて着実に示してくれます。その効果は母豚一頭年間二〇頭以上の肉豚出荷をもって育成率とすることが証明されます。特にワクチン接種によって抗体価は八~一〇倍に上がり、ワクチンの効果が安心できるのも、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スの特徴です。 添加後の速効性も、ふんの臭いが三~四日で極端に減少し、豚の体に変化が起きたとわかります。離乳後の発情再帰がはっきりして種付け作業が容易になり、結果としては子豚の出生頭数も増えます。 抗体価が上がるということは、抗病力が高まり肺炎等の発病も著しく激減し、抗生物質または抗菌剤等の使用も減少し、余計な経費がかからなくなります。これだけでも年間大変な金額になります。養豚農業経営は、年間一母豚で二〇頭以上の肉豚出荷ができるか否かです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、健康食品として認められています。家畜の飼料添加品でない、まさに高度なもので、「環境食品」と考えます。食品ですが、悪臭激減、ハエの発生も同じ結果となります。 ふん尿汚水の沈殿槽に利用すると臭いはもとより、スカムや汚泥がなくなり、BOD・COD・SSなどは、法定基準の三分の一以下となります。さらに、大腸菌の数がある例では1mg中二四〇〇個が四個まで激減したのも事実です。これらの結果は、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを飼料添加している養豚農業経営での結果です。豚の体の内と外に対する応用の相乗効果が、うなずける結果をもたらすものと考えます。理屈では豚に与えなくても汚水処理に使えると考えられますが、それだけの試験はおこなっていません。しかし、そういった利用でつかわれることが多いのも事実です。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは「環境食品」と述べましたが、豚に給与して起きた生理的な結果としての抗体価が上がり、ワクチンの効果が倍増し安定した、抗病力が高まり、特に肺炎等の発病が激減した、発情再帰が鮮明になった、飼料の切り替え期のストレスによる下痢の心配がなく発育のバラツキもなくなった、周囲で悪質の伝染病(ADなど)が発生していても発病しない、などの報告は多種多様です。これも環境面における汚水の結果を組み合わせると、全くSPF的な感覚です。 環境整備は常識として春秋二回、豚舎周辺に坪当たり五kgの石灰を散布し、通路も石灰乳を塗るか三%の苛性ソ-ダ液を散布して、豚舎周囲の物の下にミミズがいない環境にすることです。 なお、消毒、殺菌剤は、豚由来ウイルスに殺ウイルス効果のあるグルタルアルデヒド主剤のグルタグリ-ン(ヤシマ産業(株))が最適です。 養豚場も、田畑と同じで管理の基礎をもたらしてくれるのです。ゆえに、養豚農業経営というのです。

「豚自体の持つ防御作用を高めて疾病を予防する」

2014-05-27 06:19:42 | 日記
 平成五年の養豚農業経営の情勢は、昨年末から調整保管の話題がでているように楽観は許されません。 過去二~三年の好豚価に支えられ、その間に経営の技術面の改善はなされたと考えますが、農水省家畜衛生試験場の調査によりますと、豚の23%に卵巣疾病が発生していたとの報告がありました。また、飼料会社系の養豚場の疾病動向調査によると、離乳後にやせてしまい、淘汰さぜるを得たくなる肉豚の頭数が意外に多いことも指摘されています。これは肺炎に次いで二番目に多い経営圧迫要因となっていて、その大半は哺育、育成の難しさが原因とのことです。 特に下痢が11%を占め、その原因では大腸菌症が圧倒的に多く、大腸菌以外では、色々な病原菌が絡みあっている状態です。 全体の23%は、問題のない健康な豚ですが、残りの68%は何らかの豚病かかっていると判断されたと発表されています。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを用いて疫学的な管理体制をとって利用すると、以上のような状態にはなりません。むしろ、豚自体の持っている防御作用が高くなり、養豚場が耐性菌で汚染される心配もなくなります。 東洋医学には「未病」という考え方があります。未病とは、現在病気の症状は出ていないが、近いうちに病気に侵される可能性がある状態を指す言葉で、最近こうした未病の段階ともいえる現象が人間社会でも問題になっています。特にストレスや意味のない薬漬けにより生理のバランスを崩すという現象は、人畜共通と考えてもよいでしょう。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは全くの自然製品であり、薬品ではありませんが、意外に速効的に腸内細菌の改善がなされます。その証拠にふんの悪臭が消え、発情再帰の状態が把握しやすく、種付作業も容易になります。保育、育成も、肉豚出荷が年間一母豚二〇~二四頭以上をもって育成率とする。免疫力が上がるため、ワクチンの効果が確実となります。周囲でオ-エスキ-病などが発生していても感染、発病しない事例が多くあり、免疫力増強の効果は他にはないものと自信を持っています。 養豚講習会などの質問の席で、一番の悩みはどんな所かと聞きますと、大半が子豚の下痢についての質問となります。 哺乳中の下痢は、大腸菌または白痢などと言われています。哺乳中ですから、原因は母豚の乳が原因と考えます。例えば、ケト-ヂス症か、分娩のストレスによるものか、母豚の分娩前後の飼養管理を考えてみて、もし間違っていたら改善しなければまりません。 一方、離乳後の下痢は、人工乳や飼料の切り換えによる腸内細菌の形成不全などが直接の原因です。当然、豚舎内外の衛生環境は万全でなければなりません。 子豚は、生後三日目に、鉄剤、マクロビンを注射することが必須条件です。活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、胎児の時から親豚を通し感化されているので、哺乳中の人工乳や離乳後の飼料に添加すれば、その効果は歴然とします。 一日の飼養管理が終了し、注射器と薬品を持って豚舎一巡といったことは、いまどきないと思いますが、もしそうなら大変なことです。 平成五年を、将来の養豚農業経営の幹を創る心構えで出発進行です。