自宅で髪の毛を適当に散髪するので、もう床屋と言う所には30年近く行っていない。
1回の散髪料が平均2千円として考え、1年に6回床屋に行くとして、1年で1万2千円。
それの30年分として、36万円の家計的経済効果があるはずなんだが・・・・・
床屋の黄昏色のガラス瓶には、髭や顔を剃るための剃刀が入っていたと思うんだが、実際には何が入っていたのか思い出せない。
しかし、黄昏色のガラス瓶の透きとおった青色だけは潜在意識の奥底に鮮明に刻まれている。
あの青色のガラス瓶にはトワイライトそのもが密封されている用に感じる。
青色のガラス製品を見かけると、ついつい買ってしまう。
100円ショップのコップとかお猪口とか・・・・(貧乏人だ)
10年ほど前には、スポーツ飲料のビンが青色のガラス瓶だったので、たいして美味くも無いスポーツドリンクを、ガラス瓶欲しさに結構飲んだ。
自分にとってはかなり高額と思える黄昏色のガラス瓶に入ったエッセンシャル・オイルも、たくさん買ったように記憶している。
あのオイルは、いい香りだった。
特にペパーミントの香りを嗅ぐと、何故か昔を思い出す。
具体的に何かを思い出すというわけではないのだが、何故か「懐かしい」のである。
私の個人的な事柄に関係しているのだろうか、それとも万人に共通のものなのだろうか・・・
臭覚は、生命の生存に直接関わる感覚器官だったので、脳細胞を直接刺激するようだ。
だから、きっと、具体的な事項ではなく漠然な「感じ」として何かが甦ってくるのかもしれない。
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