想像との違いとＡＩの回答

何カ月前だったか、某スーパーで安売りされていた（賞味期限まで２カ月くらいだった）魚肉ソーセージが目に入り、そこに書かれている“タンパク質”“カルシウム”という言葉に騙され…　否、惹かれて買って食べてみた。すると、自分が想像していた魚肉ソーセージと少し違って「美味しい」と感じたので、その後も何度か買っていたのだが、ある日、誰かがまとめ買いしたのか突然の売り切れ…　その後も販売されることはなかった。仕方がないので、他の魚肉ソーセージを買って食べてみた。

すると、想像以上に硬かったので「なんじゃこりゃ！？　この歯応えは…　あぁ、カマボコだ！　ところで、魚肉ソーセージとかまぼこの違いは何なんだ？」と思った。そこでパソコンのＡＩに尋ねたところ「かまぼこの主原料はスケトウダラで、でん粉が加えられています。魚肉ソーセージは、主にスケソウダラなどの白身魚の冷凍すり身から作られ、豚脂や調味料、油脂、でん粉、香辛料が加えられています」「かまぼこは塩分が多め、魚肉ソーセージはカロリーが高め」等々…　硬さの違いは“油脂の量”ということなのかなぁ～？？？

先日、通勤経路にある自販機で「どんなもんかな？」と思いながら“スーパーなどではあまり見かけない缶コーヒー”を買った時…　お茶や炭酸飲料などの他に“炭焼きコーヒーゼリー”という商品があることに気が付いた。そのサンプルは“細長い２５０ｍｌ缶くらい”の大きさで、価格が３００円だったので「ちょっと高いけど…　試しに一度だけ飲んでみようかな」と思って購入ボタンを押したところ、「ゴトッ！」ではなく「コロン～」という軽い音がしたので「ん？」と思った。

そう、出てきたのは私が想像していた“飲むコーヒーゼリー”ではなく、本当に普通の…　お菓子のコーヒーゼリー（一辺が２ｃｍくらいの立方体）８粒が、プラスチック製の円筒の中に入っていたのである。帰宅後、「自分の勝手な思い込みだった」と後悔しながらも、駄目元でＡＩに尋ねてみたところ…　「コーヒーゼリーは、飲み物としてのコーヒーを凝固性のある素材で固め、プルンとした触感の食べ物に仕立てたものです」「フレッシュや甘い生クリームをかけて食べたりすることがあります」と出たので、「やっぱりそうだよねぇ～　自販機の説明不足だよねぇ～」と妙な喜びに包まれる私であった…（さすがＡＩ、オマエの心理まで読んでたりして…？？？）