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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

事故か!? 何だ!? ひょっとすると…

2017年01月13日 19時20分45秒 | バス運転士
昨夜8時半頃に営業所前ターミナルを出発、スイスイと順調に走行… 終点・某駅の二つ手前のバス停を定刻に発車、ある大きな交差点を直進して、次の交差点を右折するために車線変更… と、その時! 前を走っていた10台くらいの車が、信号が青にもかかわらず止まってしまった。「ん?」と思って前方を見ると、私がいつも使っている右折レーンには何本ものパイロンが並べられ、その中に1台のパトカーが止まっていたのである。

「ひょっとして事故なのか!? 交差点内が暗くてよく見えないけど… バスが右折できるスペースは確保されているのかなぁ~?」と思ったのだが… そういう問題ではなかった。数人の警察官がウロウロしていて… 私が並んでいる二車線だけでなく、対向車線も交差点の右方も左方も… その交差点が完全に封鎖されていたので、「もしも、ひき逃げ車両の証拠を探しているとしたら… どれだけ待てばいいのだろう?」と不安になった。

乗客三人の内の一人が、不安そうに前方を覗き込んでいたので、「何が起こったのか分かりませんが… 多分、事故だと思います」と簡単に説明した(説明になってないけど…)。その後、私は「いつ動くのか… 警察官に聞いてみる?」とか「営業所へ連絡しようか… してどうなる? もう迂回しようがないぞ!」とか「もしも乗客が“ここで降ろして!”と言ったら… どうする? 私が歩道までエスコートすればいいか!」などとゴチャゴチャ考えていたところ… 急に警察官が慌ただしく動き回り、先頭車両が動き出したのだった。

私は「お待たせしました~」と言いながら発進、約10分遅れで某駅に到着、「バス遅れましてご迷惑様でした~」と言いながら両扉を開けた。その場で忘れ物チェックをして、すぐに乗り場へ移動… すでに発車時刻を3分ほど過ぎていたので、「お待たせしました~」と言いながら前扉を開けた。「遅延理由については、すぐ近く(一つ目のバス停の手前)の現場を見ながら聞いてもらおう。どうせまだ何か痕跡が残っているだろうから…」と思った。

んが! 交差点は何事もなかったかのように片付けられていて(当然と言えば当然なのだが…)、いつもと変わらぬ風景だったので、「あれ? ちょっと待って…」と頭の中は真っ白になってしまった。そのまま一つ目のバス停および周辺を確認… 「通過します」と言ってバス停表示送りボタンを押し… バス停を通過してすぐに信号待ちの最後尾で止まった。

すると、「ドン!」と前扉を叩く音が聞こえたので、反射的に左側を見ると… 扉の外に一人のお爺さんが立っていた。これまた反射的に前扉を開けたところ… そのお爺さんは、何かボソッと言いながら乗ってきたのだが、よく聞こえなかった。しかし、扉の叩き方・表情・口調から考えると、そのジジイは怒っているに違いなかった。「まさか私が見落とした? いや、バス停の周辺にもバス停前にある自販機の陰にも人はいなかった! バスが遅れているのを“行っちゃった”と思い込んで歩き始めていたのか!? 仮にそうだったとしても、バス停で待っていなければ文句を言う資格はないと思うのだが…」と、少しムッとしてしまった。

その後、降車客がバス停を「バス遅れましてご迷惑様でした」とお詫びしながら進み… 3分遅れのまま終点・営業所前ターミナルに到着、「バス遅れまして~」と両扉を開けたところ… 「ありがとう!」と言いながら、さっきのお爺さん一人だけが降りて行った… 「あれ? ジジイ一人しか残っていなかったのかぁ~ それにしても、大きな声でお礼を言って行くなんて… まさか、最初から文句を言っていなかったのか? それとも、“文句を言って悪かった”と反省したのかな? ま、気分はスッキリしたから良しとしよう!」と思った。めでたし、めでたし…


追伸 ある運転士さんは、私が待たされて右折した交差点(某駅の一つ手前のバス停がある交差点)を“私とは逆方向から来て左折する路線”を走っていたらしいのだが… 某駅の“二つ手前のバス停付近“で、手錠を掛けられた男性が警察官に連れられているのを見たらしい。ということは… ひょっとすると、ちょっと前にあった事故の現場検証だったのかもしれない。

どうでもいい追伸 昨夜、“ラーメン用きざみ野菜2袋・もやし1袋・バラバラ舞茸”を買って帰った。そして今朝… 鏡開きで残った“小型鏡餅4個”を、大晦日に残った“そばつゆの素4袋”を使って、雑煮として食べました。あっ! レトルトぜんざい1袋500g… う~む… 消費期限までにデザートとして食べるしかないなぁ~ ハハハ…