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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

それで人身事故扱いとは…

2016年12月18日 18時40分57秒 | バス運転士
今月の運転士ミーティングで見た映像の中の1つ… 運転士さんは「ありがとうございましたぁ~」などとアナウンスしながら緩やかに減速、バス停で止まった。その時、吊革などにつかまって立っている乗客は、まったく動かなかった。それくらい緩やかな停止だったのだが… ただ1人、後方を向いて立っていたお爺さんだけが“後方伸身無回転半分ひねり”というA難度の演技をした(要するに、吊革につかまっている腕を中心に、ちょっと回りかけただけ!)。

別に転倒したわけでもなく、何かにぶつかったわけでもなく… 終点に到着したところで「なんだかんだ」と言い出して… 結局、人身事故扱いとなり、その運転士さんの免許証に“傷が付く”ことになってしまったとか… 今後、高齢化が進み、そのような“どうしようもない事故”が多発したら、免停になる運転士が続出… その時は、某運送会社のような身代わり出頭(あ、弊社も得意だったっけ!?)をやるしかないなぁ~ ハハハ…

そんなことは出来ないから… 一般路線のバスも高速バスのように完全着席制にしてしまおう!(どえりゃ~ 大赤字になるがや!) そのために法律を改正して乗客のシートベルト着用を義務化、その反則金は運転士ではなく乗客本人から取るようにして… さらに、バスが止まる(扉が開く)前に席を立って転倒したら、それも乗客の自己責任… 何でもかんでも運転士の責任にしていたら、運転士不足に拍車がかかるだけだからね。なぁ~んて言っていると… 私が定年退職すると同時に“新しい法律&バスの自動運転システム”が導入されて… 乗客のシートベルト着用義務違反(&転倒)の第1号になったりしてね。ハハハ…