おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 今感じる事

2016年01月29日 15時03分25秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん 冷たい雨が 顔にあたる。「ビーたい」と首をすくめる。
ワン子が走る。私が ワン子の名前を呼び「走らないで」と言う。
可哀想だけど 今日は 散歩は1回だけね。

おかあちゃん 前の職場の先輩が亡くなったと聞いた。
8年も前に 脳梗塞だったらしい。
彼女は 特に話した記憶はないけれど 苦労されていると聞いていた。
子供の非行。ご主人の事。
幸せだったかな。それだといいな。
働き者の彼女は 亡くなった事を知らずに今も せっせと 働いているかな。

おかあちゃん 免許証みたいに 命にも更新があればいいのにね。

「もういいわ。私は返納するね。」そんな感じ。

おかあちゃん 私は今 願っている事がある。
日本もそろそろ 安楽死を考える時ではないかな。
決して治らない病なら。苦しいだけなら。
選択肢があっていいと思う。

独り暮らしの私は 誰かの世話になって生き続けていくのは かなり嫌かな。
見守られて はっきり「ありがとう お世話になりました。」と言って望みたい。

何もかも 整理して。お世話になった日本に感謝して「行ってきます」と言う。

人の一生は分からない。
戦争で負傷しても 90歳を超え元気でいらっしゃる。
そうかと思えば 若くして亡くなる人もいる。

悲観的に考えるのではなく 自分をもって生きたい。

今は 生きる事を考える。&死に方も選ぶ時代になればと思う。

重い話と考えないで 議論することができるといいな。

おかあちゃん 私は我慢する事はやめる。
オッパイは痛い。リハビリも辛い。
だから 痛み止めを飲む事にした。
痛くなければ 動かせる。そうすれば治りも早いかなと思う。
手を上げる。脇腹に はっきり筋が立つ。
3本くらいが手に触れる。
先生に話しても 何も解決する事は得られない。
朝 手がしびれていた。
洗顔していて 腕が少し腫れているのを感じた。一生もんかな。
後 何年 こんな思いをするのかな。
オッパイをなくした人は 運動をしないのかな。
重い物は持たない。傷は作らない。
日焼けはしない。痒くても掻かない。
執事でもいなければ。そんな生活はまっぴらゴメンだ。

おかあちゃん ワン子はいびきをかいている(-.-)Zzz・・・・
甘えてまとわりつくワン子に なんで?
と思っていた。
私は 悲しいんだ。おかあちゃんが…
あんたは こんな私に甘えるの?
自分の悲しさが一番だった。
でも こんなに あんたが 私を支えてくれる。
私は 独りでは 悲しみの中で溺れているだろう。
今 私はあんたがいない生活が考えられない。



おかあちゃん ありがとう 好き好き好き好き好きやで 愛している
これからも ズーとズーとズーとズーとズーと一緒やで よろしくね


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