小鹿の目をした青年

元旦にに去年のことばっか書いてますが１２月に
シネモンドで「母なる証明」観ました。



子供のまま大きくなったような純粋な青年トジュン。
そんなトジュンが心配で、かわいくて仕方がない漢方薬店で働く母。
親子が住む小さな町で女子高生が殺害されるという事件が起きて、警察は
トジュンを逮捕します。
よくわからないままに書類に拇印をついてしまい犯人にされてしまう息子。
息子の無実をうったえる母・・・。

何をどう書いてもネタバレになってしまうのですが・・・。

このお母さん、もっと狂気の母、とか鬼気迫るというかものすごく強いお母さん
なんだと思っていたのですが、むしろ普通の母。
不良にびびったり、息子の友人にすごまれて怯えたり・・・。

でもトジュンの身が危ないとなったら、びびりながらも大胆な行動を起こす・・・。

母役キム・ヘジャさんの演技が素晴らしいのですが、そうやってなんとしてでも
守ってあげたくなるような息子トジュン役のウォンビンもぴったりだったと
思います。母のお客さんから
「小鹿のような目をした青年」
と描写されていました。

なんでもないシーンやセリフが伏線になっていてあとで
「あ！」
と思うことがあって、２時間を超える長さとは思えないらい
グイグイひっぱられるような映画でした。


トジュンの友人ジンテ（チン・グ）

（これは「母なる証明」の写真ではありませんが）

トジュンが逮捕されて嘆く母に
「誰も信じるな。俺のことも。
自分で犯人を突き止めるんだ」
とアドバイス（ていうか焚きつけてる？）するんですが
カッコよかったな～