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弧状列島,世界化, マクドナルドとモスバーガー「トマト」の使い方から見えた戦略の“決定的”な違いとは

2020-01-22 17:04:00 | 連絡
<生活習慣病重視の顧客は、モス野菜バーガーのトマト、レタス、玉ねぎは国産を好むか>
<生活習慣病、無知、無理解、無関心、無視の顧客は
ガーリックペッパーのトマトやレタスは日本、韓国、アメリカ、メキシコ、ニュージーランド、カナダなど世界各国から仕入れを選択か>
<食品自給率120%、国内消費率100%、海外輸出率20%、国家財政黒字化寄与、
福祉予算増大、貧富格差解消、自由民主主義日本の成長原動力をリードするのは
モスバーガか>
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売上高1位は日本マクドナルドホールディングス(2722億円)、2位はモスフードサービス(662億円)、3位はロッテリア(252億円)、4位はファーストキッチン(91億円)、5位はフレッシュネス(54億円)です。 
、営業利益はマクドナルドが約250億円(営業利益率9.2%)、モスバーガーが約5億円(営業利益率0.8%)となっています。
マクドナルドの原価率は35.8%であるのに対して、モスバーガーの原価率は50.7%。両社の原価率には15ポイント近い開きがあります。
 ここまで大きな原価率の差がある要因として考えられるのが「野菜」です。皆さんも、モスバーガーといえば「野菜たっぷり」というイメージがあるかと思います。そして、マクドナルドと大きく異なるのが「トマト」の使い方です。

トマトの重さに関してはガーリックペッパーが17グラムなのに対してモス野菜バーガーは32グラムと大きく違います。さらに、トマトとレタスを合計した野菜の総重量はガーリックペッパーが30グラムなのに対して、モス野菜バーガーは52グラムと約1.7倍です。肉のパテの重量は両社とも53〜55グラムとほとんど大差ありません。
ガーリックペッパーは野菜の重量で負けている分、バンズの重量をモス野菜バーガーより10グラム程度多くしています。 
ガーリックペッパーのトマトやレタスは日本、韓国、アメリカ、メキシコ、ニュージーランド、カナダなど世界各国から仕入れています。
一方、モス野菜バーガーのトマト、レタス、玉ねぎは国産です。
マクドナルドの在庫回転日数は6.1日、つまり全店の6日分にあたる営業用の在庫を保有していることになります。一方でモスバーガーの在庫回転日数は2.6日です。
 モスバーガーの在庫回転日数が短い点に関しては、鮮度が重視される新鮮な国産野菜などの原材料を多く使用している事にも起因しています。
一方、マクドナルドの在庫回転日数が長いのはなぜでしょうか。食材や備品等を世界各国から大量購入することで、原価を下げる戦略に起因しているといえます
一方、モスバーガーに関してはマクドナルドのような多額のプロモーション費用は使えない代わりに「野菜たっぷり」「安心・安全」「国産野菜」という明確なブランドコンセプトを前面に打ち出すことで、一定の根強いファン層のリピート需要を獲得しているといえます。 
一方で、モスバーガーではシニアスタッフの雇用に力を入れています。また、リファラル採用(友人紹介)を行う専用のWebシステムを活用するといったように、多くのスタッフ獲得を実現しています。
 さらに、モスバーガーの新たな取り組みとしては、ベトナムの大学との連携が挙げられます。5年間の在留資格である「特定技能」を活用して、日本の店舗で雇用・教育を行う「ベトナム・カゾク」をスタートさせています。この取り組みの興味深い点は、5年間の就労を終えて帰国したベトナム人スタッフを、ベトナム現地でも店舗スタッフとして再雇用しようとしていることです。そのため、現地法人との合弁会社設立に向けても動いているようです。
省人化の取り組みとしては、モスバーガーではセミセルフレジなどの導入を進めています。マクドナルドでもお客さんが自分のスマホ等から事前にオーダーができるモバイルオーダーの試験的導入を進めており、2020年には全国に順次導入していく計画となっています。
 教育面においては、スタッフの早期教育に使う「動画教育ツール」を強化するといった対策を行っています。


 


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