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「増税しなければ軍備を増強できない日本」を各国はどう思うのか 「オウンゴール」失点か?2022-12-15片岡剛士

2022-12-15 15:43:50 | 連絡
By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-12-15 更新:2022-12-15
 前日本銀行政策委員会審議委員でPwCコンサルティング合同会社チーフエコノミストの片岡剛士

 
片岡 剛士(かたおか ごうし、1972年11月30日 - 50歳)は、日本のエコノミスト。元日本銀行政策委員会審議委員(2017年7月24日任命~2022年7月23日任期満了につき退任)。同年8月1日からPwCコンサルティング合同会社チーフエコノミスト。
愛知県常滑市出身。
1991年3月、愛知県立半田高等学校、1996年3月、慶應義塾大学商学部卒業後、同年4月、三和総合研究所に入社(現:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)。
2001年3月、慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(計量経済学専攻)。
2010年6月から2ヶ月の間、東北大学大学院法学研究科客員教授を担当。
2012年4月から2017年7月まで早稲田大学政治経済学術院非常勤講師。
また、公職として、2015年10月から参議院第二特別調査室客員調査員と会計検査院特別調査職を担当し、客員調査員は2016年6月まで担当。
特別調査職は2017年7月まで担当。
2017年7月24日、三菱UFJリサーチ&コンサルティングを退社し、日本銀行政策委員会審議委員に就任[1]。
2022年7月23日、日本銀行政策委員会審議委員を任期満了にて退任、同年8月1日付けでPwCコンサルティングのチーフエコノミストに就任。


が12月15日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。政府・与党の税制改正大綱について解説した。
〇政府・与党、税制改正大綱を12月16日に決定へ
 政府・与党の税制改正大綱は12月15日の決着を見込んでいたが、スケジュールが防衛財源をめぐる調整で遅れたため、16日の決定を目指している。
法人税の増税は利益をあげた企業の負担になる ~投資や賃金に分配する金額が減る
飯田)平塚市の“踊るポンポコリンにゃんこ”さん、67歳の男性からです。
「国会が閉会したあとに増税を表明した岸田総理、同じ過ちを繰り返している。完全にレッドカード。リーダー失格です」といただきました。
また、稲城市の“シンジ”さんから、「法人税の増税で来年(2023年)の賃金アップ、ベースアップなしにならないかが心配です」
それから大田区の“蒲田のサラリーマン”さんからは、
「増税いやだね。有事に備えるための防衛費を増やすことはわかっていますが、政治家の案内がいまひとつ納得できない。上手なプレゼンをして欲しいものです」という意見をいただきました。
いずれも論点をついている感じです。 
片岡)そうですね。特に法人税を増税するという話だと、企業が利益をあげれば法人税の負担が増えるわけです。
飯田)そうなりますね。
片岡)本来は利益をあげて、それを投資や賃金に分配しようという流れになろうとしているのに、そこで「増税ですか」となると、当然「分配される金額が減る」と考えるのが自然です。
飯田)投資や賃金に分配しようとする金額が。
〇賃上げメインのディマンドプルインフレで2%台を目指す状況の腰を折ることに ~「どさくさに紛れて何かをしよう」という魂胆が見え見え
片岡)来年の日本の物価や経済をめぐる環境を見ても、いまの段階では食料・エネルギー価格の上昇がメインだと思うのですが、その影響が来年は一服していきます。
そうなると、賃上げメインのディマンドプルインフレで2%台を目指す状況になってくるわけです。
飯田)賃上げされて。
片岡)その腰をいきなり折るというような話になると、大変な問題だと思います。
飯田)よくこのタイミングで。
片岡)少なくとも、ここで言うべき話ではありません。
言うのであれば、国会の会期中にきちんと議論を経た上で言って欲しいですし、決定プロセスからしても、「どさくさ紛れに何かをしよう」という魂胆が見え見えなのではないかと思ってしまいます。
〇本来必要な防衛費を計上していないのではないか ~「防衛」に紐づいていないところから調達するのはいかがなものか
飯田)復興特別所得税の期限を延ばすということですが、もともとは「復興するために皆さんで負担しよう」というものです。
 片岡)復興増税自体については、復興のための名目で増税したのだけれども、使い道が不明だとずいぶん批判されていたわけです
飯田)そうですね。
片岡)例えば国債で負担を捻出しようとか、増税で負担を捻出しようという議論がありますが、実際に防衛費として計上しているもののなかに、「防衛とは関係のないもの」を入れ込んでしまっている。「本来必要な防衛費をしっかり計上していないのではないか」という問題があったわけです。
片岡)復興増税自体については、復興のための名目で増税したのだけれども、使い道が不明だとずいぶん批判されていたわけです。
飯田)そうですね。
片岡)例えば国債で負担を捻出しようとか、増税で負担を捻出しようという議論がありますが、実際に防衛費として計上しているもののなかに、「防衛とは関係のないもの」を入れ込んでしまっている。「本来必要な防衛費をしっかり計上していないのではないか」という問題があったわけです。
〇防衛費として「必要な金額はいくらか」ということを算定した上で「どうファイナンスするか」という話に移るべき
飯田)財源論の前段階で言われていたのは、NATO基準では海上保安庁の予算も入るのだとか、研究開発費も経済安全保障だから入れるなど、肥大化する方向がまずありました。
片岡)何でも防衛費として計上すればよいとなると、本来、防衛費として計上するべきものが計上できなくなってしまい、金額の壁に到達するわけです。
飯田)金額の壁に。
片岡)ですから話の筋が逆で、「必要な金額はいくらか」を算定した上で、現状ではどこまで工面できるのか、どういう形でファイナンスするのかという話に移らないといけません。
飯田)本来であれば。
片岡)「理想的な防衛費がいくらなのか」という話をしないから、こうなるのではないかと思います。
飯田)防衛省なり自衛隊側も、「実は現場で弾薬が足りていないのです」、あるいは「人もいないのです」というところを必死にアピールしていました。「弾が足りない」という、ある意味で公然の秘密だったことを白日のもとに晒していますよね。 
〇お粗末な日本の防衛意識を各国に晒しているようなもの ~増税しなければ軍備を増強できない
片岡)周りの国々から見ても、日本の現状はこんな状況なのかと。有事が起きても「増税しないと持たないから」という理由で軍備が増強できないという話になれば、「日本の防衛意識はお粗末ではないか」ということを各国から問われることになります。
飯田)周りの国々、そのなかでも一部の国=隣に蔵がたてば腹が立つ国=がほくそ笑んで見ているような感じですよね。
〇サッカーで言えば3点くらいオウンゴールしている状態
片岡)結果として、自分の失点で相手=北隣や西隣の仮想敵国3か国・・・=を優位にしているような形になっていると思います。
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国家間に真の友人はいない:シャルル・ド・ゴール、我が国以外は全て仮想敵国である:チャーチル
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/32b85cebb80dec9de377ec9af45a08dc
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飯田)サッカーで言うと、3点くらいオウンゴールしてしまっているような感じですよね。
片岡)そうですね。
飯田)その上、憲法や法律の縛りのなかでゴールキーパーが動けないという状況かも知れません。




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