世界標準技術開発F2F会議

小電力無線IEEE802規格開発会議,奇数月,米欧亜大洋州都市開催

世界化,弧状列島18/3,ロンドン主要港需要家, 英国東部 電力系統向け蓄電池システム

2019-03-24 17:03:03 | 連絡

2018/11/27,NEC および同社のエネルギー関連子会社である,日本と安全保障締結、自由民主三権分立国家米NEC Energy Solutionsは,11月22日、自由民主三権分立国家英国の蓄電システム向けファンド「Gore Street Energy Storage Fund」(注1)から、大型蓄電池システム(GSS:Grid Storage Solution)2件・計19MWを受注したと発表した。
いずれも2019年に運用開始する予定。
●ロンドンの主要港であるティルベリー港に出力9MWの需要家向け蓄電池システムを設置する。既存の再生可能エネルギー発電設備と連携し、需要家であるティルベリー港における電力利用の効率化に活用する。また、英国の大手送電事業者National Grid向けに周波数応答サービスや容量市場向けのサービスを提供する。
●また、英国東部エセックス州ブレントウッドに出力10MWの電力系統向け蓄電池システムを設置し、National Grid向けに周波数応答サービスや容量市場向けのサービスを提供する。両システムとも、日本工営が蓄電池システムおよびその他電機設備を含む現地工事を担当する。
(注1)Gore Street Energy Storage Fundは、英国を中心に西欧や北米の大型蓄電池システムプロジェクトへの投資を目的としたファンドで、英国のプライベート・エクイティ(PE)Gore Street Capitalが運営する。2018年には英国ロンドン証券取引所に上場した。 https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/112711724/?ST=msb&n_cid=nbptec_msml

世界化,弧状列島86/8,ロケット用液体水素,FCV(燃料電池自動車)

2019-03-24 11:30:58 | 連絡
1986/M/D, Q1. 宇宙関連ではどんな製品を供給されているのですか?
A1.現在、日本のロケット用液体水素の供給量は年間3000~4000㎘に上りますが、岩谷産業が一手に引き受けています。大型ロケット「H-IIA/B」の燃料はもちろん、エンジンテスト用や試験・研究のものまですべて当社が供給しています。 当社は旧NASDA(宇宙開発事業団、現在はJAXA宇宙航空研究開発機構に統合)が始めた液体酸素/液体水素ロケットエンジンのプロジェクトの初期段階から参加しました。1975年のことです。そして78年に兵庫県尼崎市に、1時間当たり730ℓの生産能力を持つ大規模プラントを新設したのです。生産した液体水素は宇宙開発事業団に全量供給していました。
 当社の液体水素を積んだロケットが初めて打ち上げられたのは、86年の「H-I」です。(注1)
。その後も当社の液体水素の利用はほとんどすべて宇宙用という時代が長く続きました。いわば、液体水素は宇宙に育てられたようなものです。 当時は、尼崎の液体水素プラントは費用をNASDAにみてもらう代わりに全量を納入するという契約になっていました。作った液体水素を企業などに供給する場合は、NASDAの許可が必要だったのです。
Q2.現在は液体水素は民間企業に使われていますね。
A2.民間への液体水素供給を始めたのは、製造子会社ハイドロエッジ(大阪府堺市)のプラントが完成した2006年です。JAXAと契約を見直し、委託により液体水素を作るという関係から、通常のビジネスベースでの取引に切り替えたのです。
 民間企業へはそれまで、液体水素ではなく、ガスの形で水素を供給していました。水素は工業用材料として、半導体のエピタキシャル成長用ガス、LED(発光ダイオード)の材料用ガス、液晶・太陽電池や自動車のガラスなどの製造時の還元雰囲気用ガスなどに使われています。それが扱いやすく、トータルで見ればコストの安い液体水素に急速に置き換わっています。
 今では宇宙用の10倍以上の液体水素を民間企業に供給しています。その結果、生産量が増え、JAXAに対しても2005年以前の数分の1から場合によっては10分の1のコストで液体水素を供給できるようになりました。
Q3.宇宙分野の用途がなければ、今の液体水素マーケットもなかったわけですね.
A3. 液体水素製造・供給の技術開発を進めることができたのは、民間利用の30年も前から始まったNASDAとの取引があったからです。その結果、高純度の液体水素を信頼性高く大量に供給できる技術と体制が整ったからこそ、民間企業への液体水素利用の道を開くことができたのです。
Q4.宇宙での実績は民間企業に液体水素を売りこむ際に役立ちますか?
A4. それは分かりやすいですから。「ロケットの打ち上げに使われています」と説明すると、それだけで信頼してもらえます。 実際、宇宙用は信頼性の管理が厳しく、記録を常に求められます。それと同じものを供給するわけですから、水素の品質には、信頼感があります。 また、「受け入れ時や貯蔵時に爆発したりしないのか」と心配される方も多いのですが、宇宙用に長年供給・貯蔵してきて一度も危険な事故が起きていないと説明すると、安心してもらえます。
Q5.液体水素の市場展望は明るいそうですね。
A5. これから水素の大きな用途がFCV(燃料電池自動車)です。2015年には自動車メーカー各社が出揃って、燃料電池車時代の幕開けになるとして期待しています。そのためには水素ステーションを準備しなければなりません。現在、関係企業が集まって協議していますが、まず、100カ所くらいからスタートしようと考えています。当社もいくつかの水素ステーションを作るつもりです。
 2025年には日本で200万台のFCVが走るとすると、水素の需要は年間25億m3に上ると見込まれます。現在の水素需要は、自家プラントから供給されるものを除くと年間1億6000万m3ほどですから(うち1/4が液体水素)、現在の15倍以上にもなる量です。そうなると、いままでのやり方では追いつきません。 そんな時代がくれば、ロケット打ち上げ用の液体水素も今よりはるかに安く供給=宇宙機と地上機との相乗効果、一石2鳥、一挙両得=できるようになるでしょうね。
http://aerospacebiz.jaxa.jp/partner/company/05/
(注1)H-I ロケットは1986年から1992年の間に9機の打ち上げ実績、①86/8測地実験衛星「あじさい」(EGS), ②87/8技術試験衛星V型「きく5号」,③ 88/2さくら3号a(CS-3a)、④88/9さくら3号b(CS-3b),⑤ 89/9ひまわり4号(GMS-4),⑥90/2海洋観測衛星「もも1号」(MOS-1), 伸展展開機能実験ペイロード「おりづる」(DEBUT)
アマチュア衛星1号-b「ふじ2号(JAS-1b)」,⑦90/8ゆり3号a(BS-3a),⑧91/8ゆり3号b(BS-3b),⑨92/2地球資源衛星「ふよう1号」(JERS-1)

をもってミッションを終了しましたが、H-I ロケットの開発を通じて培われた技術は H-II ロケットの開発に活かされています。http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h1/