五月は緑です。
そして、ついでに、昨年からハマってしまった、ヤンニョンチキン‼︎
5月は、僕の最も大好きな季節です。
どんなに、都会の暮らしの方が、長くなろうとも、やっぱり僕のルーツは、宮崎の青い空、白い雲なのでした。
木々の緑は、まるで、絵の具の色を重ねていくように、日に日に、濃くなっていきます。
それを、じっと見ているのが大好きです。
ジョンの、In My Lifeと同じくらい、大好きな、谷川俊太郎の詩があります。
これから、空がどんどん高くなっていきます。
五月の風を、思いっきり、大きく深呼吸したくなる時、
なぜか、いつも、この詩の最後の二行を、口ずさんでしまうんです。(^ ^)
このたった二行が、人生の全てを語っています。
このたった二行の中に、生きるを意味する、100万語くらいが詰まってる。
そんな気がするんです。
(^.^)
…
"朝"
また朝が来てぼくは生きていた
夜の間の夢をすっかり忘れて
ぼくは見た
柿の木の裸の枝が風にゆれ
首輪のない犬が日だまりに寝そべっているのを
百年前ぼくはここにいなかった
百年後ぼくはここにいないだろう
あたり前なところのようでいて
地上はきっと思いがけない場所なんだ
いつだったか子宮の中で
ぼくは小さな小さな卵だった
それから小さな小さな魚になって
それから小さな小さな鳥になって
それからやっとぼくは人間になった
十ヶ月を何千億年もかかって生きて
そんなこともぼくら復習しなきゃ
今まで予習ばっかりしすぎたから
今朝 一滴の水の すきとおった冷たさが
ぼくに 人間とは何かを教える
…