二月逃げ月、三月さらさら…
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
もはや、僕には、真央ちゃんに感謝の気持ちは伝えられても、真央ちゃんに恋をしたら、現行犯で逮捕されるしかないのだった(⌒-⌒; )
長く生きていても、老いばかりが気になり、何もいいことはないと言う例えである。
(ーー;)
それでも、たった一つだけ、得したと思うことがある。
それは、書道が余白にあるように、人の生きる姿もまた、その余白にあることを理解できるようになったことだ。
土曜日、師匠がやってきた。
いつもは火曜日なのに、しかも、ここ暫く見かけなかったので、突然な気がした。
開店準備をしていると、階段の上から声がするので見上げると、師匠だった。
何かあったのだろうか。
階段の下から見上げると、ライトが、眩しくて、声だけではわからないことがある。
早いけどいい…迷惑なら後にするけど…
その気もないくせに、師匠は、とりあえず気を使うフリをする
寒いからどうぞ中へ
作り笑顔の僕を知りながらも、嬉しそうにズカズカと入ってきた。
今日はね、これから用事で忙しいから、イツプクだけさせてね
この日も結局、四時間いた。
タバコあったっけ
はい、前回お忘れになったのがありますよ。
深呼吸をするように、気持ちよさそうに、タバコの煙を大きく吐き出すと
僕のことは気にしないでいいからね、開ける準備を優先してね。
その前に、水割りを…
濃いのはダメ、帰れなくなるから
薄いのでね。
毎回同じセリフで始まり、やがて、僕が俺になり、君がお前になり…絶好調に達したころ。
突然、じゃ帰るといいだし、電車を乗り過ごし遠くまで行ってしまい、そこから、タクシーで自宅にたどり着く。
それを、もう、20年もやっている。
師匠と僕との禅問答。
真央ちゃんを話題にしたのがいけなかった。
おじさんと言う生き物は、みな真央ちゃんの魔法にかかっていた。
待ってましたとばかりに、饒舌になった。
そして、さすが師匠だ。
医者で坊主だけのことはあり、的を射た見解だった。
ものの道理に、起承転結がある。
いわゆる、師匠の言葉には、言葉の余白に深さがあるのだ。
’一生懸命に生きる’
人生の答えは、そこにある。
そして、人生とは、余白にこそある。
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
もはや、僕には、真央ちゃんに感謝の気持ちは伝えられても、真央ちゃんに恋をしたら、現行犯で逮捕されるしかないのだった(⌒-⌒; )
長く生きていても、老いばかりが気になり、何もいいことはないと言う例えである。
(ーー;)
それでも、たった一つだけ、得したと思うことがある。
それは、書道が余白にあるように、人の生きる姿もまた、その余白にあることを理解できるようになったことだ。
土曜日、師匠がやってきた。
いつもは火曜日なのに、しかも、ここ暫く見かけなかったので、突然な気がした。
開店準備をしていると、階段の上から声がするので見上げると、師匠だった。
何かあったのだろうか。
階段の下から見上げると、ライトが、眩しくて、声だけではわからないことがある。
早いけどいい…迷惑なら後にするけど…
その気もないくせに、師匠は、とりあえず気を使うフリをする
寒いからどうぞ中へ
作り笑顔の僕を知りながらも、嬉しそうにズカズカと入ってきた。
今日はね、これから用事で忙しいから、イツプクだけさせてね
この日も結局、四時間いた。
タバコあったっけ
はい、前回お忘れになったのがありますよ。
深呼吸をするように、気持ちよさそうに、タバコの煙を大きく吐き出すと
僕のことは気にしないでいいからね、開ける準備を優先してね。
その前に、水割りを…
濃いのはダメ、帰れなくなるから
薄いのでね。
毎回同じセリフで始まり、やがて、僕が俺になり、君がお前になり…絶好調に達したころ。
突然、じゃ帰るといいだし、電車を乗り過ごし遠くまで行ってしまい、そこから、タクシーで自宅にたどり着く。
それを、もう、20年もやっている。
師匠と僕との禅問答。
真央ちゃんを話題にしたのがいけなかった。
おじさんと言う生き物は、みな真央ちゃんの魔法にかかっていた。
待ってましたとばかりに、饒舌になった。
そして、さすが師匠だ。
医者で坊主だけのことはあり、的を射た見解だった。
ものの道理に、起承転結がある。
いわゆる、師匠の言葉には、言葉の余白に深さがあるのだ。
’一生懸命に生きる’
人生の答えは、そこにある。
そして、人生とは、余白にこそある。