憧れは

写真はネットで拾ったもの



メカニック的なものに全く無関心な僕だが、キャンピングカーにはなぜだか昔から惹かれる。
見つける度に近づいて覗き見する。


都会暮らしでは、維持費ばかりの全く無駄な贅沢品だから、僕には無縁と諦めてもいる。


本当に好きなら乗ってんだろうが、そんなこと以上に音楽が大好きだったからだろう。



子供の頃、父がオンボロ車で、わざわざ山道越えて、あっちこっちの温泉やら名所巡りするのが好きな人だった。



僕には楽しい小さな未知なる世界だった。

それを今も、体が覚えている。



近くの河原でしょっちゅうやってた大好きなことが、友人家族を集めては、河原で鮎を焼いて食べる宴会だった。


そういうのが子供の頃から、日常に組み込まれていたから、‥
おかげで僕は、その反動か、一人か少数の旅や行動が好きになり、群れることや、群れたがる人が苦手な性格になってしまった。



今思えば父がやってたのは、レベルは別として、アウトドアの走りだと思う‥


こないだ‥ピコリピコリ歩いてたら、道路沿いにキャンピングカーがピコリと停まってた。


いつかテレビで見たドイツ製の何とか言う‥高機能ハイテクキャンピングカーだ。


涎がでるくらい見とれたが、あまりに高級で手も足も背中もでない贅沢品。



僕が望む幸せや、僕に頑張れる幸せは‥


今も相変わらず、真夏日に、駄菓子屋の前で、じっとアイスを眺めてた‥１０円足りないある日の僕のままだ。


風邪で熱にうなされながら‥なぜかこのキャンピングカーの夢を見ていた‥



早速本屋やネットでキャンピングカーをチェックするやビックリ!?



さすが日本
軽キャンピングカーのオンパレードだった。



値段も手頃で、みんなオリジナルなリフォームをしていた。



夢が急に広がった気がした。