電車のなか。恋人同士がよりそうように座っている。男は青いニット帽をかぶり、熟睡していて、真っ赤なアディダスの帽子をかぶった恋人に幾度も頭をぶつけるが、目はさめないようだ。
女はなにやら展覧会のパンフレットのようなものを読んでいる。
女の帽子は目深で、赤い形のよい下唇がみえる程度だ。
そのときわたしは不思議なことに気づく。女の口がわずかに動いていることを。わたしは音楽で武装しているから、一瞬、それがガムをかんでいるからだと気づかない。
まるで幼子と子を寝かしつける母のようにみえた。
そう、パンフレットを読み聞かせているように見えたのだ。しかも見ているページは世界地図。
「きいて。これがアメリカ大陸」なーんて。
やがて男は目をさまし、二人連れ添ってさってゆく。
こんなときわたしは君のブログが年中無休の二十四時間営業なことに感謝する。
女はなにやら展覧会のパンフレットのようなものを読んでいる。
女の帽子は目深で、赤い形のよい下唇がみえる程度だ。
そのときわたしは不思議なことに気づく。女の口がわずかに動いていることを。わたしは音楽で武装しているから、一瞬、それがガムをかんでいるからだと気づかない。
まるで幼子と子を寝かしつける母のようにみえた。
そう、パンフレットを読み聞かせているように見えたのだ。しかも見ているページは世界地図。
「きいて。これがアメリカ大陸」なーんて。
やがて男は目をさまし、二人連れ添ってさってゆく。
こんなときわたしは君のブログが年中無休の二十四時間営業なことに感謝する。
きみのまつげのように
駅ビルの喫茶店は
きみのくちびるのように
まるでなんにも知らないマチへ来ちゃったみたい
テロリストはわかってる
すべてをぶちこわしても
きみはのこると
夏がくると なんだかうれしそう
あたしは夏の電車は嫌い
くさいし酔うし
揺れながら眠ってたら
テロリストがあたしの脳みそを食べていった
ぼんやりと地図が見える
降りなくちゃ
次の駅で
君の言葉に完敗!
そうして不定休の君が、
思いもかけず更新していて
ビックリさせてくれることに、乾杯
ああ。そうだ。君に乾杯。