世界に無数に咲く花

「そんなことをしてなんになるの？」
みんながあたしにそう云う。もうなれっこだ。あたしはだまって種をまく。あたしをだれより愛したおじさまのまねごとにすぎないのはわかっている。でもおじさまは花を咲かせた。色とりどりの、いろんなにおいの、ひとびとの口角を心持ちあげるようなひかえめな、でも美しい花を。

ここは砂漠だよ、どうして咲くの？
あたしは よくたずねた。おじさまは極上のハッピースマイルを惜しげもなく咲かせ、
どうしてだろうね。
とある一定の人種がするようなポーズをした。
あたしは一瞬にして悟った。

旅にでるよ。
ある日とうとつにおじさまは告げた。いや、正確には置き手紙をみて知った。

おじさまは家財道具をほとんどおいて行った。残っていたのはおびただしい数の種と幾種類もの銃。ピストルからバズーカまであった。
その次の日からあたしは種をまきつづけている。
まだ花は咲かない。




でも、咲かせるんだ。



ケイタイからうさとさんにトラックバック！したつもり。

祝福してようそっこなしよ

今日を、無事、高校を卒業しました。
いやあ正直、よくやったなあ、わたし、って感じです。
中高一貫校をやめ、転学をし、ようやくたどりついた学校。

楽しかった！
先生、ともだち、授業、すべてが。

４月からは新しい学校。不安と期待がいりまじっています。

でもね。

小声で云ってみよう。


だいじょうぶ
だいじょうぶ
だいじょうぶ




そしたらほんとうにだいじょうぶになるから。