今回は宝塚をみたことがない人も楽しめるように書こうとおもうので、そんなの知ってるよ、って方は勘弁してください。
と、いうわけでわがやの最寄駅からとんとことんとこ地下鉄に乗り、降りるは日比谷。
やってまいりました東京宝塚劇場!なんて素敵なところ。
その前に、いつもの中華で腹ごしらえです。うーん。炒飯ランチ美味なり。
今日は年に一度どころじゃない、たった二度きりの公演、「ベルサイユのばら30」の日なのです。奇跡的にチケットが抽選であたったわたくしは、ひとり聖地に降り立ったのであります。
いつもの玄関からはいると。
お、これはなんだ。生徒がいるぞ!(タカラジェンヌはどんなに上のほうまで行っても、やめるまでは「生徒」と呼ばれ、下級生、とか上級生、とかそんなふうによばれます)
なになに、「中越地震のために義援金を」(うろおぼえ)義援金をいれると、生徒からクリスマスツリーにつけるリボンがもらえると!かなりの下級生(たぶん今年はいったこ)みたいですが、やるやるーと、お財布握り締め、「今日は奮発して百円いれるぞ!」とおもったのですが。
透明なボックスに入ってるのは、あれ?なんでかなあ紙ばっかり、お金ってコインでしょ?
なんと百円玉なんて一個も入ってなくて、みんな、みんな、お札なのです。
「あ、すいません、ちょっとお金が」なんて云ってすごすごとその場を離れました。はずかちー。
席にすわってちょっと待って、はじまりました。幕があきました。ベルサイユのばら!
出てきたのは小公子。
「え、ベルばらにそんなの出てきたっけー」というあなた。宝塚のベルばらはかなりアレンジされており、唐突な歌や変な小道具がまじっているのです。大変だー。
「ごらんなさい、ごらんなさい、ベルサイユのばーらー」
ほんとにこんな歌詞なんだってば!信じて。
そして、出てまいりました。春野寿美礼さん!今日はフェルゼン役なのです。人形(これもオリジナル)をもって、王妃様への愛を歌います。
今日もなんて素敵な声なのでしょう。わからない人のために説明すると、この人はVISAカードのCMで踊ってた人です。この人のファンだし、初心者むけにあとのひとは名前出しません。知りたい人はいってください。
そのあとMCやOGの方たちの歌(ばかうま。ほんとにうまい)があって、超名場面「オスカルの居間」です。
これはベルばらの最後のほう、オスカルとアンドレがついに結ばれるというひっじょーに有名なシーンです。
「千の誓いがほしいか、万の言葉がほしいか」(ごめんなさいうろおぼえです。まんが友達に貸しちゃってて)ってやつです。
あー、なんてきれいなのでしょう。ストーリーも声も顔も歌も芝居も。
ただ、ここちょっとだけつらいのが、原作にはないセリフ。
「アンドレ、わたしを抱け!」
え、命令形?みたいな…。
また歌をはさみつつ、つぎは春野さんの出番。運河のシーンです。
これ原作にありましたっけ?
フェルゼンとアントワネットが運河にボートをうかべ、その上で愛を語らう、というこれまた名シーンでございます。
きゃー、オサちゃん(春野さん)すてきー。というのがたったひとつの感想です。うーん、書くの難しいよー。
そして第二部。
オスカルが五人も出てきました。好みはあるとおもいますが、わたしはやはりオスカルは線が細めのひとがいいとおもいます…。
はしょっていきます。
オスカルがアランとかの衛兵隊とフランスのためにたたかうことを誓うシーン。
なぜかオスカルは子守唄を歌います。「ねむれーねむれー」って。不思議ですがその歌がみんなにひろまり一致団結エイエイオー。
また歌を挟みます。
そして、OGのかたがたのトーク。これがむちゃくちゃおもしろかったです。関西弁でばー、ってしゃべります。
ズボンが舞台上で裂けちゃった話とか、大階段からすべり落ちた話とか…。おもしろすぎです。
そしてベルばらのクライマックス、アントワネット処刑の前の牢獄のシーン。泣けます。正直なけます。それしかいいません。
そしてはなやかなパレード。本当によかったです。
と、わたくし文章書くの苦手な上、ここに来てるかたがみな宝塚をみたことがない、ということでかなり書くの大変でした。
つまんねーよ、とかもんくはいわないで。
それでは今日のトラックバック
見晴さん。本家「聖地巡礼」です。