カナダ外務省が「信教の自由局」を開設 「宗教への寛容さ広めたい」
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5670
カナダ政府はこのほど、世界の信教の自由を推進する「信教の自由局(Office of Religious Freedom)」を外務省内に設置した。局長は、キリスト教系の大学の教授で公務員の経験もある、アンドリュー・ベネット氏が務める。
ハーパー首相は宗教融和の大切さを訴えるため、設置を発表するイベントをイスラム教のモスクを選んで開き、キリスト教や仏教など各宗派の宗教者や、国会議員らが出席した。首相はあいさつの中で、「世界中で、宗教弾圧が広がっており増えている」と指摘。また記者団の質問に対して、「この事務所は、世界中で宗教の多様性や寛容性を広めるためにある」と述べた。
カナダ政府によれば、新しく作られた部局は、外交政策の柱の一つとして世界の信教の自由を推進することを目指す。迫害にさらされている宗教を信じる人たちを守るとともに、特定宗派への憎悪や非寛容に反対し、多様性や寛容性といった価値観を国際的に広めることを目的としている。
今回の「信教の自由局」設置について、同国キリスト教系シンクタンクである「カーダス」の、ジャネット・バッキンガム上級研究員は、「これは明らかに、政府全体にとっての重要政策(priority)だ。信条と礼拝の自由という、カナダの価値観に根差したものである」と論じている(同研究所ウェブサイト)。
テロの問題などでキリスト教とイスラム教との対立が深まり、東アジアでは宗教を認めない唯物論国家・中国が覇権主義に乗り出している。世界的に信仰が危機にさらされている中で、カナダ政府の方針は力強い。神を信じる心ある国々は、世界の信教の自由と平和を守るために力強く連携すべきである。(呉)
【関連記事】
2013年1月11日付本欄 映画「神秘の法」 米国の試写会で高評価 キーワードは「宗教」
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5445
2013年1月号記事 アメリカは日本と共に神の栄光を求めよ
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5193
最新の画像[もっと見る]
- 鍵の24時間 2ヶ月前
- 鍵の24時間 2ヶ月前
- 鍵の24時間 2ヶ月前
- 鍵の24時間 2ヶ月前
- 鍵の24時間 2ヶ月前
- 鍵の24時間 2ヶ月前
- 鍵の24時間 2ヶ月前
- YOUは何しに日本へぇぇぇ!? 4ヶ月前
- YOUは何しに日本へぇぇぇ!? 4ヶ月前
- 心美しい上川外務大臣に告ぐ 4ヶ月前
「国際ニュース・国際問題」カテゴリの最新記事
- ゴーン容疑者逮捕で見えた、ルノー・仏政府の危うい「対中傾斜」
- カルロス・ゴーン逮捕 「仏自動車大手NISSAN阻止」は日米の思惑が一致か
- 「ブラジルのトランプ」と呼ばれる男が大統領に 中国包囲網の正体は「信仰同盟」か
- イエス・キリストが伝える、ドイツとEUの未来へのアドバイス
- 安い中国製品を支える劣悪環境 「人権」から米中貿易戦争を考える
- EUのトランプ!? オーストリア首相・クルツ氏が目指すもの
- 脅威は北朝鮮だけじゃない! 溢れる中国人に困惑するオーストラリアの人々
- G20後の米露関係―関係改善に向けて動き出した両大国
- 「ロシア-ウクライナ「代理戦争」の様相を呈する、米「ロシア疑惑」問題」
- 新大統領マクロン氏はどんな人物? フランス経済を復活させられるか