自分の国は自分で守れ

Mikuのブログ

証拠なしでロシアを批判するアメリカ マレーシア機撃墜事件の中間報告書が公開

2014-09-11 14:06:45 | 国際ニュース・国際問題

証拠なしでロシアを批判するアメリカ マレーシア機撃墜事件の中間報告書が公開
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8404

ウクライナ東部で、マレーシア航空機MH17が墜落した事件を調査していたオランダ安全委員会はこのほど、中間報告書を公開した。報告書では、「大きなエネルギーを持つ多数の物体」が機体を貫通したことによって機体が墜落したとしつつも、その「実行犯」については触れていない。

しかし、この報告を受けた米国務省報道官のハーフ氏は、「物体」はロシア製地対空ミサイルを思わせる内容だとして、ロシアを批判。同氏が主張するような「ロシア実行犯説」は、マレーシア機が墜落した直後から、欧米のみならず、日本でも盛んに論じられている。今回の中間報告書を報じた読売新聞も、「『ミサイル』断定できず」(9日付)との大きな見出しで報じており、ロシア側が撃墜した前提という印象が強く出ている。

だが、日本ではあまり報じられていないが、別の説を取り上げる海外メディアもある。

マレーシア紙「ニューストレーツ・タイムズ」は、「アメリカ諜報活動専門家が、マレーシア機は航空機に撃墜されたと結論付けた」(7日付電子版)との見出し記事を掲載。ルーマニア軍事専門家のバレンティン・ヴァシレスク氏も、ロシア紙「プラウダ」に、「恐らく、ポーランド人が操縦したウクライナ軍機『Mig-29』により、マレーシア機が撃墜された」(11日付電子版)と語っている。

このように、墜落をめぐる説は諸説あり、まだまだ真相解明の途上にある。アメリカはロシア側を犯人と決めつけ、一方的に批判を繰り返すが、肝心の証拠を提示していない。今回の報告書でも、実行犯は分からず、ハーフ氏のコメントも、「ロシア製地対空ミサイルを思わせる」とあくまでも主観に過ぎない。

世界中でアメリカによるプロパガンダが影響力を持つ中、日本のマスコミは、ロシア悪玉論に別れを告げ、真実はどこにあるのかといった視点で冷静に報道するべきだ。(山本慧)

 

【関連記事】
2014年7月号記事 Part2 プーチンはヒトラーの再来ではない - この"独裁者"は天使か? 悪魔か? プーチンの正義
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7885
Web限定記事 「独裁者」と批判される ロシア・プーチン大統領が語る大戦略
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7697
2014年9月4日付本欄 ロシアがウクライナに和平案を提示 合意に達するか否かはアメリカ次第
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8377
2014年7月30日付本欄 本当にプーチンがやったのか? マレーシア機撃墜事件でロシア制裁強化
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8221


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米ニューヨーク・タイムズ紙... | トップ | 元慰安婦記事の朝日記者が名... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際ニュース・国際問題」カテゴリの最新記事

カレンダー

2024年8月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

バックナンバー

  • RSS2.0