ご先祖は飢饉のたびに大麦をやむを得ず食べた、とウィキペディアにある。すると、量的に考えると、大麦10を食べたとすると大腸を経過する二日後には食物繊維の分解が始まり+1が勝手に追加される。エネルギーは倍の+2になっているかもしれない。飢饉でやせるどころか健康でスマートになる。飢饉のたびに健康になる。すごい。本当にこうなるのだろうか。みんなで食べるものがないから飢饉なので、しょうがないので麦めし、こういう中で病気になるのは難しい。大腸に分解の細菌を持っていない人は危ないが、都市部にはいたかも知れないが農村にそんな人はいなかっただろう。
これが本当ならすごい。何かあるとみんなで健康になったと思えてしまう。それも自動的に。食物繊維と細菌を利用しているだけなのだが。
ウィキペディアによると、江戸時代からすでに、都市部と農村の経済力格差により、白米の都市部と麦飯の農村に別れていた。飢饉は白米の都市部住民を直撃したのではないか。食物繊維を分解する細菌を持っていないので白米以外の麦めしなど消化できたのだろうか。それ以前に、まずくて食えない、と。
現代のモチ麦は、おいしくて体に良い。農研機構様のHPには、臭わない、変色しない、食物繊維が豊富、と品種改良された品種が紹介されている。2017年に茨城県に認定された品種もある。あとは、実際に種まきするだけだが、問題は小麦と違って買ってくれる人がいるのかどうか。大麦の用途は小麦に比べて、ないのと同じだ。
玄米ごはん族では、用途は麦飯のみ。
江戸時代の農民が飢饉のような状態の時、麦70%、分つき玄米30%になったかもしれないことも書いてある。現代の感覚では、あっちへ持っていってくれーーー。第一、大量の食物繊維を分解する細菌が大腸にいない。いれば、何倍ものエネルギーが勝手にわき出して来る。危機のたびに健康になる、という信じられないことがおきる。
ものぐさ人間も仲間入りできるか。大腸の細菌はもっと多く食物繊維が来るのを、今か今かと待ち遠しい。だが、モチ麦はまだ、スプーン1だ。