「グローバリズムとは?」
二十一世紀の現在、わが国を襲っている国難は、グローバリズムです。
グローバリズムとは国境をなくして世界を一つの市場で統一することを目指す
イデオロギーです。簡単にいえば、
自由に金儲けをすることを可能にする強欲金融資本主義といえる。
このグローバリズムの弊害が世界各地で突発しています。
日本も例外ではありません。グローバリズムの推進者は、
わが国の伝統的な文化や習慣、道徳が世界の市場化のために障害であるといって
はばからないのです。
グローバリズムの推進者は外国人ばかりでなく、日本人の中にも、
特に経済界、官界、メディアや言論界の中に、多くのグローバリストがいるのです。
今日のわが国は、内外から押し寄せるグローバリズムの圧力に翻弄されている
極めて危険な状況にあります。
正しく、国難です。
日本国家の崩壊を防止するためには、
利益追求という我欲に基づく、経済成長至上主義的な資本主義社会から、
社会全体の調和的発展を目指す、分掌・分業型の資本主義社会への転換を
目指すことが必須です。言い換えれば、物質中心主義的な発想から、
目に見えない霊性をも同時に尊ぶ価値観の社会への変革が必要です。
分掌・分業型の社会とは、私たち一人ひとりが、それぞれの個性を発揮して
社会に貢献することによって、社会全体が調和し発展するという、
古来の調和社会の考え方です。私たちの心の中に記憶として残っている
古代日本人の生き方を取り戻すということです。
別の視点からいえば、物質主義と精神性とのバランスを取って社会を
発展させるということです。
グローバリズムは物質至上主義ですが、今、物質主義的な生き方は完全に
生き詰まっています。今必要なのは、グローバリズムと各国の民族性を尊重する、
ナショナリズムとのバランスを取ることだと思います。
このバランス感覚、中庸的な立ち位置が大切だと思います。
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