三日坊主脱出!

シモネタあり、おやじギャクあり、自虐あり、たまに真面目な話あり

2005年11月13日 14時44分51秒 | 両親
女の子はなぜかお父さんとは揉め事がないという話を聞いて驚いています。
私の場合もそうです。

たぶん、父には母の役割を求めていないんでしょうね。
だから、父では母の代わりにはならない。
それを親は気付いていないんでしょうね。

私はファザコンだなぁと思う時があります。
父は、恐らく、母が完璧な主婦だとすれば、
父は、最悪な人間ではないかと思います。

短気だし、酒、借金、精神的にももろかったです。
酒をくらって「俺は死んでやる」と車を運転しようとする父を
必死に止めたことも・・・。

しっかし、なぜか嫌いじゃないんですよ。

私は小さい頃、父と遊んだ記憶はいっぱいあります。
末の妹は母が担当。私は父が担当。
二番目の妹は、母だったり、父だったり。
両親としては当然の分担だったんでしょうね。
ただ、私はやっぱり母でないと得られないものがあった。
それに気付いてくれなかったんでしょうね。

でも、父と遊ぶのは本当に楽しかったです。
家の中で、鬼ごっこをしていました。
私は2階のトイレに隠れて鍵をしめてしまいました。
すると、なんと1階の屋根の部分をつたって、
トイレの窓の外に父がやってきたのです。
しかも、ご丁寧にストッキングまでかぶって・・・。
ぎゃああああああああ!!!!当然、子供達はパニックです。

外でかくれんぼをしてるときもそうです。
子供ながらに、「大人は隣の家にまで入ってこれないだろう」と思って、
余裕で隠れていると、平気で隣の家に入ってくる父がいます。
うわあああああああ!!!びっくりです。

プールとか色んなところに連れて行ってもらうと、
「ママには内緒だよ」と言って、アイスとかご馳走してくれました。

かといって、本来は真面目な父なんです。
テスト前に私が熱を出したことがあります。
しかも、次の日のテストは物理です。
まずい・・・勉強しないと・・・でも熱があって起きれない。
すると、父が物理の教科書を持ってきてくれました。
そして、枕元でずっと物理の教科書を説明しながら読んでくれました。

ある日、高校受験の準備をそろそろした方がいいと父が言いました。
自分のときは、教科書を1年から3年まで全部ノートのまとめあげた。
と言いました。
なるほど!と、私もさっそくそれを真似しました。
父はいつも指針をくれたような気がします。
だから、突然大海に放り出されたような困惑を感じたことはありませんでした。

父からは、愛情がすごく感じられました。
二番目の妹は、父が死ぬほど嫌いだったというので驚きです。
私は嫌いな時期なんてありませんでした。
やっぱりファザコンだったのかなぁ。
でも、怒らせたら怖いという緊張感はいつもありました。
末の妹が、父に言いたい放題言うのを聞いて、
いつも、「すげーー」と思っていました。
私には、そこまで言うことはできません。
父が自分でも言ってますが、
私には男と思って育てたというくらい厳しく、
末の妹には甘くしていたんだそうです。

そう考えると、母は大変ですな(笑

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