S.Hフィギュアーツのプリキュアシリーズですが,キュアパッションが発売された直後にハートキャッチプリキュアの1月発売が発表されて,関心はみなさんそっちへ行ってしまった感じですね。私はそれほど気に入っていないのですが,現役強し!てところでしょうか。
その前に初代のキュアブラック,キュアホワイトも出ますよ。目がひどいことになっていましたが,発売時に改善されていることを期待しましょう。
さて,そんな中,私はパッションをひたすらいじります。
今回は首の改造です。
左が加工後,接続部分をわずかに残して「顔の後ろ側の大半」を切り取ります。
首はボールジョイントを仕込みます。イエローサブマリンの関節技とかいう奴です。部品の精度は低いのですが,私の工作で多く使うサイズが揃っており,接着できるので多用しています。
先程切り取った「顔の後ろ側の大半」は,本来収まるべき後頭部にはめこんでおきます。ここに穴を開けてボールジョイントを差し込みます。
このようになります。フィギュアーツのプリキュアを手にしたことがある方ならわかると思いますが,首と接続するジョイントが,元々は顔についているのです。どのプリキュアも複数の顔が付属していて,交換できるようになっています。
けれども,顔の数だけ上述のボールジョイントを入れる工作をするのは面倒だし部品も余計に必要になり効率が悪いしで,首と後頭部を直結して顔面だけを交換できるようにしたのです。
ついでに角度も下に向かってつけています。首が据わったと思います。
肩のパーツはまだ直していませんが,ここで改造前後を比較しましょう。どれも左側が私が改造したもの。右は製品そのままです。
前のブログにも書いていますが一応改造ポイント
・すねと首を切り詰めて背を小さくした
・スカートの前を分割して足があがるようにした
・今回の首ジョイント改良
・ハイヒールのかかと修正
・まだ何かしたような・・・
背丈は1センチくらい縮んでます。
背景の箱が汚いですね。パテのようです。
双方限界まで右足を上げています。右の改造前は,悪意を持ってやっているのではなく,本当にこれしか足が上がりません。
ちなみに,左の改造後は,スカートの分割部分をずらすことで右足でも左足でも同じだけ上げることが出来ます。仮面ライダーWのように両足をそろえてあげたら,スカートがぼろっととれました。そういうフィギュアの世界もあるようですが,私はキャストオフは好みません。
ハイヒールのかかとは内側に向かってゆがんでいるので,外側に向けるように押さえつけて熱湯にしばらくつけると写真左側のようになり,ポーズ付けが安定します。
この手の軟質樹脂の製品に熱湯は便利です。ゆるいと不評のミルキィローズの武器持ち手も簡単にきつくできました。
キンケシ時代には,カプセルに詰め込まれて反り返ったをお湯に放り込んで直すことが必須でしたね。カプセルより人形が大きいんだもの,今ならクレーム出るでしょうね。
話は逸れますが,近年復刻されたキンケシが小さいのは,残されているキンケシを使って型をおこしたからと言われていますが,それなら技術的には同じ大きさにもできます。一番大きい理由はガシャポンのカプセルに収めるためだったと思っています。材料代とかのコストもあったんでしょうけれど。
何はともあれ,どちらが良い悪いというものでもありません。たまたま私はこのように手を加えることが好きなのでこんなことをしていますが,ただ並べて飾って満足,でも一向に構わないと思います。
ただ,不満を感じるならそれを解決する為にチャレンジしてほしいな,とは思います。
余談ですが,比較用に右に立たせた2個目は,キュアエンジェルへの改造を覚悟して買いました。しかし,先日のイベントで4人揃って展示されていたそうなので,そのうち発売されることでしょう。→後日追記:ボツになったようですね。