忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

河野外相時、「旧統一教会」関連団体の関係者に外務大臣表彰…現地大使館は認識

2022年10月27日 | 忘憂之物




面倒臭い仕事が片付いたので、ちょっと一休み。ということで公明党のホームページを見る。良いこと書いてある。みんなが興味津々、公明党への「素朴な疑問」コーナーだ。ちゃんとQ&Aになっていてわかりやすい。さすがは「大衆福祉の実現」を掲げる政党だ。

最初の質問から直球だ。「公明党と創価学会の関係は?政教一致じゃないの?」とある。これは学会員以外、人類普遍の疑問点だ。いまなら「なんで統一教会はアカンのに創価学会はええのん?」というおかっぱ頭の女の子が抱くような素朴な疑問だ。

答えは明確だった。さすがである。



「(前略)」公明党は、1964年11月17日に、池田大作創価学会会長(当時)の発意によって結成された政党です。(中略)創価学会と公明党との関係は、あくまでも支持団体と支持を受ける政党という関係憲法が規制対象としているのは、「国家権力」の側です。 つまり、創価学会という支持団体(宗教法人)が公明党という政党を支援することは、なんら憲法違反になりません(後略)」



ちなみに自民党は文鮮明が発意してつくられた政党ではないが、さすがは1992年11月、川崎市の「日蓮正宗・持経寺」に学会員夫婦が息子の遺骨を取りに来て「コーヒーカップに入れ替えられていた」といちゃもん裁判をしただけのことはある。最高裁で監視カメラの映像、コーヒーカップの製造年月日などから「自作自演」とされて敗訴しているが、一審では原告勝訴だったのが恐ろしいと思い出す。つまり、映像も証拠もスルーされていた。

ところで、この質問に対する答えについて、とりあえず反論はない。現在の憲法下においては正論だ。平たく言うと、自民党が旧統一協会を優遇する、便宜を図る、国民に強要するなどがあれば叩かれて然るべきだ。しかし、旧統一協会側が自民党を支持、支援することについて違法性はない。つべこべ言われる筋合いはない。ちなみに私は「マザームーン」とか言わない。会合にも出たことない。呼ばれたこともない。知ったこっちゃない。

旧統一協会とは反社会的な行動もある、被害者がいるじゃないか、については「ふ~ん」という感想しかない。それなら他の宗教団体にはないのか、被害者はいないのか、トラブルはないのか、という「素朴な疑問」が浮かび上がるだけだ。

そして結論から言うと、それは馬に喰わせるほどある、というのが厳然たる事実である。

つまり、なぜに旧統一協会、その関連団体だけが吊るされるのか、については「自民党を叩けるから」に他ならない。旧統一協会に長年、敵対してきた弁護士やジャーナリストも機会損失しないように、マスコミを利用しているに過ぎない。それに本業の左巻きとして自民党、安倍派も叩ける。一石二鳥だ。言うまでもなく、習近平が怖い岸田もこれに乗った。しかしながら、安倍派を弱体化させたいというだけの安直、浅薄な企てだったから、いま、自分の政権にも火がついて慌てふためいて無様を晒し、自分が起用した最優先政策の要である大臣を切りながらふらふら支持率を下げている。責任はとらない、決断もしない、判断はつかない、やれることは「検討を加速させる」という意味不明。舵取りを任せられない人の見本だ。この聴力だけのおっさんをなんとかせねば日本は沈没する。

また今回、記事の通り「協会関連団体」の関係者に外務大臣表彰を授与していたとか出てくる。これからもどんどん出てくるだろうが、本来、なんら問題もない、とくにニュース性もない、単なる「出来事」に過ぎないことだ。創価学会の連絡協議会に公明党の山口代表が挨拶するのと同じくらい、とくに普通のことだが、これで岸田は河野を切れるかどうか、を問われてしまう。切ってもダメ、切らなくてもダメ、という「いつものパターン」だ。

もちろん、ブロック太郎を外すことに異論はないが、自民党がふらふらして落ち目になると、どこの誰が喜ぶのかを忘れてはならない。2009年はそんなに昔の話でもない。結婚式のスピーチではないが「まさか」はある。立憲と国民、維新などが連立し、共産党が「閣外協力」とかで貼り付いて総選挙、となれば自民はどのくらい勝てるのか。公明党に対する依存症は悪化するだろうし、そこに「万が一」があれば今度は悪夢で済まない。日本社会、現実に地獄が発現する。日本人はニコニコペコペコ、ニイハオと言わねば道も歩けなくなる。

相手が「敵」なら戦わないと話にならない。先ずは「敵」と認識せねば一方的になる。

二階俊博元幹事長は「自民党はびくともしない」と言って叩かれていた。親中じゃなければ、もっとヤラれていたはずだ。しかし現状、びくともしないどころか、支持率が3割を切って危険水域とかマスコミは岸田を見限った。用済みだ。もちろん、次は河野太郎としたかったが「政府関係者」にもまだまだ愛国者がいるのだろう。先手を打ってブロック太郎をブロックした人がいる。せめてもの抵抗かもしれないが、希望と戦意は捨てないようにしたい。






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