El Cielo Azul de YOKOHAMA

青い空 白い雲 どこまでどこまで続く
僕の夢は高く 雲を越えてゆくよ

世界で一番 BONNIE YOKOHAMA

Forza! Mani

2004-12-08 | 1.横浜トップ
「一流プレーヤー」って何だろうね?
日本代表になって、活躍して、誰もが知ってる名声があって、人気があって・・・。
そうなのかな?
甚だ疑問だ。

私にとって「一流プレーヤーは?」と聞かれれば、いの一番に名前を挙げるのは
「後藤義一」
ゴッサンです。
判りますよね。
22歳~39歳まで、実に17年間もプロとしてプレーし続けた男。
しかも、最後まで運動量が落ちなかった。
凄いよね。
同年までプレーしたラモスやジーコも当然凄いけど、その晩年は、一瞬、キラリと光る凄さ。
ところがゴッサンは、とにかく運動量が落ちない。
最後まで、中盤を運動量で支えていた。
最後の試合、引退を宣言したゴッサンにサポーターから声が掛かった。
「もう一年、もう一年」
ゴッサンは手を振りながら
「いやぁ、無理、無理」
と答えていた(笑)。
尊敬するよ。

そして、2004年の今年、引退を決意した男がいた。
「眞中幹夫」
22歳から35歳まで、13年間もプレーした男。
しかも眞中幹夫の場合、谷あり、絶壁あり、奈落の底あり。
しかし、私に夢を見させてくれるように
必ず、這い上がって来た。
絶対に他の選手には真似できないことを、この男は繰り返し実現して来た。
誰にも出来ないことをやり続ける男。
こういう男が「一流プレーヤー」なんだと思う。

以前、眞中幹夫に手紙を送った。
最愛のチームを解雇され、夢を絶たれた。
しかし、諦めないこの男を、全力でバックアップしようと決心した時だった。

以下は2002年4月の文章です。

---

『人間・眞中幹夫の魅力について』

今や伝説のTV・三菱ダイヤモンドサッカーで本場のサッカー場の雰囲気にあこがれ、Jリーグ発足からは根性でチケットを取り、毎年数十試合をスタンドで見続けて来た。
私の持論は、「サポーターはチームにつくもの」であり、特定の選手に入れ込んではいけないと戒めて来ました。理由は、プロサッカーに移籍はつきものだし、他の競技に比べて選手生命が短いから。
しかし、それをいとも簡単に覆してくれたのが「人間・眞中幹夫」です。

この選手、知れば知るほど奥が深い。
時に喜び、時に怒り、ともに悲しみ、一緒に楽しむことが出来る。そのストレートな感情表現は、試合中のプレーでも練習でも、そしてHP「Mani’s Message Board」でもManiを応援する私に伝わってきます。

最初の怪我では一ヶ月での回復を目指してみんなで激励し、低迷するチームの誰もがManiの復帰を熱望。
2度目の怪我では「なぜ?」とMani本人と応援する誰もが自問自答。

そして、運命の3度目の膝崩れ・・・。

Mani本人とご家族が一番苦しかったと思いますが、私達Maniを応援するものもホントに苦しみ、深い深い悲しみに涙しました。大のおとなが、涙を流して泣きました。
それでも、また闘う事を選択するMani、決して器用な生き方ではないと思います。でも、何事にも真摯に取り組むManiの姿に、誰もが何かを感じ、大小を問わず私達自身の生き方を見つめ直すきっかけを与えてくれました。

そのManiがまたやってくれましたよ。自身に目標を設定し、慎重に且つ大胆に自分を追い立て、7月6日セレッソ大阪戦に向けて本格的に始動開始。5月からは完全合流が可能と診断されるまでに脅威の回復力を見せ付けています。

凄いじゃないですか、この男は。

横浜のJリーグ元年・仙台戦で見せてくれた奇跡の同点ゴール。
まだまだです。次の奇跡を私達に見せてくれ。

諦めるな Mani!
這いあがれ Mani!
そして輝け! 眞中幹夫!!

私達は、プロサッカー選手・眞中幹夫と、人間・眞中幹夫の人生そのものを応援します。

---

眞中幹夫の復活を目の当たりにした時、信じられないものを見せられた思いだった。
1年間に3度の靭帯の怪我
そして解雇
手術
リハビリ
弟・眞中靖夫が暴漢に襲われ、頭蓋骨骨折
復活
再契約
予告通り、三ツ沢での兄弟同時復帰が実現
雨の平塚でついにピッチに復帰

男の中の男だと思った。

横浜のJリーグ昇格・三ツ沢初の試合で、眞中幹夫は私達に奇蹟を見せてくれた。
仙台との試合で決めた同点ゴール。
さらに、延長の逆転劇。
この試合に勝利した。

そして、引退を決意した三ツ沢最後の試合、湘南戦。
まるで奇蹟を見るかのような、0-2からの逆転勝利。
ロスタイム、城のヘッドがゆっくりと弧を描いて決まったその一番近くに
眞中幹夫がいた。

お疲れ、MANI
長い間、ご苦労さん。
J1昇格の夢は叶わなかったけど、
これからも私達と一緒に横浜を創り続けて行くことに変わりは無いよね。

これからもずっと、ともに歩こう。
Forza! Mani

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