ニュージーランドの銃乱射事件

昨日の夕方ニュージーランド銃乱射事件のニュースが流れた。
その中で犯人がモスクに乗り込み、現場で銃を乱射するライブ動画を配信していたとあったので、スマホで検索するとそれと思われる動画がYouTubeにあった。
だれが配信したものかは分からないが14分間位の動画だった。動画では自動車を停車させてから自動小銃を２丁持ってモスク内に玄関から突入、銃を乱射し途中で弾倉を交換しながら次々に射殺、一度自動車に戻って次の銃を持って再度モスク内で倒れた人たちをさらに念入りに撃って回る残忍な様子が写っていた。
スマホの小さな画面だったので、細部は分からないが、銃を発射すると赤い血しぶきが上がる様子も見られた。見る限り助かった人はいないと感じられた。

最近は「フューリー」「プライベート・ライアン」などの戦争映画を見ていたので、銃での射殺場面は見慣れている。しかしこの動画は映画ではなく現実に起こった事で、YouTubeで見ることが出来ることに驚くが、恐ろしい事に画面で見る限りそれ程現実感が無いのだ。ただひたすら人間に向け銃を撃ち続ける画面が続く。見る限り逃げる事など全くできない状態、もしその場に居たらと思うと計り知れない恐怖を感じる。どうしてこの様な事が人は出来てしまうのかと暗い気持ちになる。人を人と思わない悲惨な状況はどこから生まれるのだろうか。

その動画はしばらくして削除された。しかし、私が見ることが出来たと言う事は、ネット上のどこかで拡散し続けるだろう。この様な惨事がさらに起きない事を心から願う。