いつかの記憶

思いつくままに、書き残したいと思います。

電力会社を「Looopでんき」にして節約

2021年05月11日 14時46分03秒 | Weblog

電力会社はこれまで関西電力だったが、昨年の12月からLooopでんきに変えた。変えるきっかけは、10月電気温水器をエコキュートに変えた事で夜間電力の使用量が約半分で済むようになったからだ。
それまでの関西電力での契約は「はぴeタイム」だった。このプランは現在は新規加入は出来ないが、夜間時間が10.7円と安いのが特徴になる。エコキュートに変えたので夜間の使用量が大幅に減って魅力が無くなったので、夜間時間が15.2円だがその他昼間の電気代が安い「はぴeタイムR」に変える事を検討していた。と言うのも昼間時間の電気代が「はぴeタイム」は31.19円「はぴeタイムR」は26.33円とかなり差があるからだ。仕事に出掛けるわけではないので、昼間の滞在時間が多くなりその時間の電気使用量が多くなるからだ。
そのように検討している時に、Looopでんきで「スマートタイムプラン」と言うのが新しくできた。夜間時間は15.4円だが、関西電力で2200円かかる基本料金が無くなる。時間設定が少しずつ違うので厳密に比較は出来ないが、自分でやった試算ではLooopでんきの方が安くなったので変えてみた。以下が1~5月の実績だがかなり安くなっていると思う。



「スマートタイムプラン」は今年の実際の支払金額、「はぴeタイムR」は今年の使用量を当てはめて独自に試算した金額、「はぴeタイム」は2020年の実績。気温差などあるので単純には比較できないが、2020年と比較するとエコキュートに変えた事で電気代が大幅に下がっている。「はぴeタイムR」の試算は多少の誤差はあるかも知れないが、時間別の調整をして金額をちゃんと試算したのである程度は合っていると思う。関西電力と比較して8,145円(1,629円/月)の節約になっている。昨年と比較してでは、エコキュート効果もあり17,692円(3,538円/月)の節約になっている。
安くなったLooopでんきの「スマートタイムプラン」だが、昼間の割高になる期間が冬季にもある事が関西電力と比べて不満な点だ。関西電力「はぴeタイムR」では7~9月のみ28.96円なのだが、Looopでんき「スマートタイムプラン」では7~9月と12~2月が33.4円とかなり割高になってしまう。夏は良いのだが、冬季は電気使用量が多くなるので少し割高になる。しかし年間を通してみれば安くなるので仕方ないと思っている。
Looopでんき「スマートタイムプラン」では春と秋は昼間の方が夜間よりも2円安くなるスマートタイムになる。しかしダイキンのエコキュートは夜間に使うのを前提としているので、昼間に沸かす設定には出来ない。メーカーに問い合わせた所、お勧めは出来ないがとリモコンの時計を変える方法を教えてくれたのでそうしているが、今のところ問題はなさそうだ。


2020年に見た映画で高評価の作品

2021年04月28日 10時31分47秒 | 映画

2020年に見た映画の本数は250本で、全てアマゾンプライム。そのうち日本映画は12本だけだった。日本映画は質の良い作品が少ない印象で、自分の好みに合わないのが主な原因だと思う。
見た映画は忘れてしまうのでタイトルなど記録していて、感想を5段階評価でやっている。ただし+記号を付けるので段階はもう少し多くなるが、2020年に見た映画で、「★★★★+」と「★★★★★」の作品は以下の通りになる。作品名、監督名、公開年の順に記載している。昔見ていて再度見たものもあるが、多くは初めて見る映画だ。日本映画では小津安二郎監督の麦秋だけが入った。小津さんの作品はどれを見ても外れは無い感じで、落ち着いて見ることが出来る。その他の日本映画では、東陽一監督の1978年公開「サード」を公開時以来久しぶりに再度見たが、質は良いが今一歩の星四つで、河瀨直美監督の「あん」も良かったが同じ。
きっと作品の感想や見所などを書くと良いのだけれど、自分が感じた印象だけの評価になってしまう。アクション物やSFなども大好きだが、ハリウッド映画は娯楽の要素が大きくて作品としては高評価になりにくい気がしている。

・ディーン、君がいた瞬間 監督アントン・コービン 2015年
・愛を読むひと 監督スティーブン・ダルドリー 2009年
・チョコレートドーナツ 監督トラヴィス・ファイン 2019年
・パターソン 監督ジム・ジャームッシュ 2017年
・スクール・デイズ 監督マイク・パヴォーネ 2020年
・ナイロビの蜂 監督フェルナンド・メイレレス 2006年
・ショート・ターム 監督デスティン・クレットン 2014年
・ガルヴェストン 監督メラニー・ロラン 2018年
・セカンドベスト/父を探す旅 監督クリス・メンゲス 1994年
・地獄の黙示録・特別完全版 監督フランシス・フォード・コッポラ 2001年
・しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス 監督アシュリング・ウォルシュ 2018年
・1917 命をかけた伝令 監督サム・メンデス 2020年
・麦秋 監督小津安二郎 1951年


白内障の手術

2021年04月23日 10時32分46秒 | 健康・病気

1年位前に新しく眼鏡を作ったが、半年もしないうちに右目が見にくくなってきた。再度レンズだけ変えようかと眼鏡屋に行ってみたが、それ程改善しないようだったのでとりあえず保留にしていた。

そして昨年の12月に妻と二人で人間ドックをやって私は異常無かったが、妻は目が要精密検査となり近くの眼科に行った。診断は網膜前膜で手術が必要との説明で、手術のできる大きな病院を紹介された。その病院では白内障もあるので一緒にやりましょうと言う事になり、1月末に1週間入院して網膜前膜と両目の白内障の手術をした。その後の経過は良好だった。

その後私も目が気になっていたので、近くの眼科を受診した。診断は白内障で、右目は手術した方が良いとの事だった。左目も少し症状があるので今すぐにやる必要は無いが、進行すれば手術になると言われた。1ヶ月で同時にやると健康保険の高額医療費の限度を超えるので、支払いが少なくて済むと言う説明もあり結果一緒にやる事にした。その眼科は白内障の日帰り手術をやっていたので、3月12日に右目、23日に左目の手術をした。

手術から1ヶ月が過ぎて、経過は問題なく順調だ。先生の言うには眼は20年前位の状態に戻っているらしい。確かに今は遠くが少し見にくい位で、眼鏡無しでも生活は出来る。手術前はなぜか近視は少しずつ改善していたので、運転免許証は眼鏡無しで大丈夫な位になっていた。しかし、昔の近視の状態に戻ったので次回の更新では多分眼鏡無しでは通らないと思われる。今まで使用していた老眼と近視の遠近両用メガネは使えないので、近視用に眼鏡を新しくしなければならないと思っている。


2020年の5大ニュース

2021年04月19日 16時40分42秒 | Weblog

遅くなったが、恒例となっている5大ニュース。
2020年5大ニュース
1、コロナの影響で色々な事を自粛
2、義母の法事
3、長女が施設の出所と引越し・婦人科の手術
4、エコキュート工事・電力会社をLoopでんきに変える
5、孫の七五三祝い・二女のお見合い

五大では無い気もするが、それ程大きな出来事はない1年だった。ライフワークである写真の撮影を自粛したり、旅行も控えたりなどコロナの影響が多かった。ギターは継続して練習したが、先生に教えてもらったのは2回だけで、結局ユーチューブを見て独学になっている。12月になり寒くなってから家の窓をポリカーボネートを使って二重窓にするDIYを始めたが、現在でも全ては終わっていない。


2020年の家計簿

2021年04月18日 14時59分51秒 | Weblog

更新がすっかりご無沙汰になっているが、すでに完了している2020年の家計簿を載せておくことにする。2019年に続いて2年目になるが、2021年はもう記録していない。結構面倒だし、2年続けて100万円近い赤字になっているが要るものは要るので仕方ない。預金残高が少なくなれば、また考える事にしようと思っている。
最近は両眼の白内障手術をしたり、DIYやギターその他色々とやっているが、ブログに書くかどうかは気分次第かな。


その後のギター練習

2020年06月18日 12時54分45秒 | 音楽

気が付いたら三ヶ月も更新していなかった。
新型コロナの影響で大変な事になって、生活が色々と変化した。孫の保育園は祖父母などが面倒を見られる場合は登園を自粛して下さいとの事で、約二か月近く我が家が保育園替りになった。孫は可愛いが、毎日は会わなくても良いと言うのが本音だ。週に4日の送り迎えと、公園などの散歩や昼ご飯など大変だったが、6月になってやっと保育園に行けるようになった。ジムも休みだつたので、孫の世話とギターの練習が日課だった。

ギターはしばらく「若者たち」を練習していたが、完全に出来る前にあいみょんの「マリーゴールド」が気に入ってそちらに方向転換。16ビートでFコードもあり初めは歌とギターを同時にやるとボロボロだったが、今ではかなり弾き語りを出来る様になってきた。あくまでも自己診断ではあるけれど、タブレットで演奏を撮影してチェックするようにしている。妻も少しは認めてくれているが、もう耳にタコ状態かも知れない。

ギターの影響からユーチューブで最近の音楽をよく見る(聴く)ようになった。今はあいみょんにハマっていて好きな曲は「マリーゴールド」「ハルノヒ」「 裸の心」など、そしてライブ動画も頻繁に見ている。「今夜このまま【AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY- IN YOKOHAMA ARENA】」では途中で歌詞を間違えて、「あー、間違えちゃったー!」と言いながら笑顔で続きを演奏していて可愛い。そしてインスタライブの動画などもステージとは違う印象でお気に入りだ。そしてギター演奏の関連で、マリーゴールドをカバーしているユーチューバーさんの動画を参考の為にたくさん見ている。その中では「マリーゴールド / あいみょん 歌ってみた 弾き語り covered by haru」のharuさんはお気に入り。チャンネル登録者数は3月頃はまだ3万人位だったが、現在は7万人近くになりすごい勢いで増えている。「マリーゴールド」と「ハルノヒ」の再生回数は特に多く50万回以上再生になっているが、あいみょん人気のすごさとharuさんの弾き語りも本人とは違う魅力があるからだと思うが、「ハルノヒ」は特に良いと思う。あいみょん以外では菅田将暉「まちがいさがし」や瑛人「香水」も気に入っている。「香水」は次にギターでの弾き語りに挑戦しようかと思っている。ユーチューブで「香水」の演奏は本人以外で1時間バージョンや5時間バージョンまである。この曲は8小節のフレーズの繰り返しで、心地良いリズムなのでBGMとしてずーっと聞き続けられる。

ギターの練習でユーチューブで参考にしているのは、チャンネル名で【なつばやし natsubayashi・ギター講師こーじゅん・瀧澤克成・Nama Guitar Channel・Rickey Guitar Channel・Yuka ギター】など。なつばやしさんは初心者向けでは一番優しく丁寧、こーじゅんさんはテクニックが最高で音楽の楽しさが溢れている。こーじゅんさんは現在の報道ステーションの新テーマ曲Braveを作曲&演奏している。
近くのギター講師さんは体験を含めて2回行ったが、2回目は3月26日に「若者たち」の奏法の分からない所を指導してもらった。その後は行っていないので「マリーゴールド」の演奏をチェックしてもらいに行きたいと考えているが、講師さんは弾き語りはやらなさそうなので少し悩んでいる。ユーチューバーさん達は優秀な人が多くて、もし近ければ習いに行きたいのだが遠いので難しい。オンラインレッスンも検討したいが、対面でないとやはり不安だし、大都市圏に住んでいないので選択肢は少ない。


ギター練習の進み具合

2020年03月15日 21時39分53秒 | 音楽

アコースティックギターの練習を始めて2か月半になる。
始めは右も左も分からずに、とりあえずユーチューブを参考にコードとストロークの練習を繰り返し、練習曲は「きらきら星」「大きな古時計」とやって『ギターを始めて1ヶ月の人も弾ける「桜坂」の弾き方 初心者のためのギター講座』をやってみた。指の痛さも無くなり少しコードも弾けるようになってきたが、どう進めて良いのか分からなかったので2月20日にホームページで見つけた近くのギター教室の体験レッスンを受けてきた。1時間のレッスンで、弦の押さえ方やストロークの基本などを教えてもらったがあっという間に時間が過ぎた。

アドバイスで何か好きな曲を決めて、それを弾き語りで出来るのを目指そうと言う事になった。桜坂はそれ程やりたい曲ではなかったので、その後手に入れたギター教本にあった「若者たち」をマスターしようと頑張っている。若者たちは昭和41年(1966年)放送のテレビドラマの主題歌で、ザ・ブロードサイド・フォーが歌っていた。その当時はテレビでドラマも見たし、歌も大好きだった。知らなかったが、2014年に再ドラマ化されて森山直太朗が歌っていたらしい。

練習は時間を決めてやっている訳ではないので正確には分からないが、多分平均して毎日1時間位ではないだろうか。日によってはもう少し多いかもしれない。現在はFコードがやっとまあまあきれいに音が出るようになったが、コードチェンジはまだスムーズとはいかないと言う状態。楽譜が読めないといけないので、それも少しだけ勉強中でTAB譜と言うのも初めて知った。今はストークだけだが、さらにアルペジオにも挑戦したいし、まだまだ先が長そうだ。


2019年家計簿の完了(年金生活と家計簿の続き)

2020年02月18日 10時53分52秒 | Weblog

やっと2019年の家計簿の記入が終わった。クレジットカードの明細は12月の支払いが今月支払い分まであるため今になった。
今後は年金生活が続くので、年間の収支を確認したかったので一年間コツコツと家計簿を記入した。家計簿は「ゆうき会計事務所」の家計簿無料エクセルファイルを利用した。
僅かな記入漏れはあると思うが、ほぼ全てを記入したので年間の収支の状況が把握できた。

以前にも書いたが、妻は2019年の6月に満65歳になったので、それ以後は年金、年金基金ともに満額になったが、それ以前は年金基金は無しで年金も厚生年金分が少しあっただけ。生活設計は二人の年金と年金基金の合計で設計しているので、妻が65歳になったら仕事をリタイアする予定だったが、約1年早くリタイヤしたので2019年は赤字が多くなっている。
家計簿では年間収支は「-959,941円」になっているが、主な収入である年金以外の雑収入が「1,642,960円」あるので実際は「-2,602,901」という大きな金額になっている。赤字の原因は引っ越した翌年のためまだ関連の出費である消耗品費があった事や沖縄旅行、車の車検、妻の歯の治療費を含む医療費が多くなっている。あとはジムなどを含む健康費が多い気がするが、今後の体の健康を考えると必要経費だと思っている。
雑収入は税金の還付とリフォーム補助金、それと身辺整理して手持ちのお宝をヤフオクで処分した金額だ。もう処分するお宝も尽きたので、今後は雑収入は見込めない。僅かな預金を切り崩して生活していく事になるのだが、もう少し節約しないと破綻してしまいそうだ。夫婦合計の年金は月に27万円位なので、それ位あれば何とかやれると考えていたが現状は厳しい気がする。海外旅行にもう一度くらいとか、国内の旅行などもっと行きたいと思うがちょっと考えてしまう。ともかく今年も家計簿をつけて収支の状況を見ていこうと思っている。


家系図の完成

2020年02月16日 10時25分44秒 | Weblog

昨年の10月に始めた家系図作りが完了した。全部で以下の4枚の家系図と、誕生から死亡まで人物ごとの詳細な情報を記載した個人別の年表を13枚作った。
1、全体の家系図(人物名などはぼかした下の家系図)
2、父親の母の家系図
3、母親の父の家系図
4、母親の母の家系図
家系図に記載したのは、名前と続柄、生年月日、死亡年月日、妻に付いては父親の名前と続柄を記入した。一番古い人は天保12年(1841年)生まれで、その父親の名前まで分かっている。私から見て5代上になり、孫の世代から見ると7代上になる。父親の祖父の戸籍謄本は理由は不明だが取れなかったので、父親の父の家系図のみは作れなかった。
我が家の家系は同じ所に長く続いた家では無いので、あまり上までは辿れなかった。もう少し上まで辿れる可能性もあったが、父親の父の家系が辿れなかったのでここまでにした。多分同じ場所で代々続く家柄の人は、もっと上まで辿れるのではないかと思われる。

家系図制作のために新しく取り寄せた戸籍謄本の数は以下の通りになる。
高知県黒潮町 1
福岡県中間市 1
長崎県松浦市 2
長崎県佐世保市 4
また以前取り寄せていた戸籍謄本の数は以下の通り。
長崎県松浦市 3
福岡県中間市 3
合計14枚の戸籍謄本を取り寄せたことになるが、費用は除籍謄本・改製原戸籍謄本は発行1通に付き750円の手数料がかかり、郵便局の定額小為替を送るのでその手数料が1枚に付き100円かかる。その他には往復の郵送料が必要になる。

業務で家系図を制作する所がありネットで検索すると幾つか出てくるが、それなりに費用がかかる。自分でやれる範囲でやれば実費のみで出来るので、もし先祖の事を調べたい場合は自力でされることをお勧めする。
やっみて大変なのは、戸籍謄本の文字の判別だ。全て手書きなので読みにくい文字が結構出てくる。漢数字も分かり難い字が多いけれど慣れてくると大体解読できる。あと地名なども古いものになり文字も分かり難いが、今はウィキペディアと言う便利なものがあるので大いに助かる。何とか文字を判読して、ウィキペディアで調べるとその地名が実在するかが分かり、現在の地名も分かるので戸籍謄本の請求先の市町村も分かる事になる。最終的に分からなかったのは人名の一文字のみで、それ以外は何とか判読できた。その一文字は稲と言う字に近いが、字の崩し方がミミズが這った様でそれとは断定できなかった。
戸籍謄本からは色々な事が分かる。誕生と死亡、結婚、離婚、再婚、養子など色々な人生模様がある。子供の数では11人が一番多かったが幼くして亡くなった子も多いし、兄が亡くなり弟が兄嫁と入夫婚姻というのもあった。親戚の中で太平洋戦争で戦死した人が2名いたのも分かった。最近は親戚との付き合いも疎遠になっているが、これまで漠然としていた親戚との関係がはっきりと分かったのが一番の収穫だ。もし両親が生きていればもっと色々と話を聞けたのと思うけれど、今はもうそれは出来ないのが残念だ。


ディーン、君がいた瞬間

2020年01月25日 12時12分43秒 | 映画

最近アマゾンプライムで見た映画で興味深かったのが「ディーン、君がいた瞬間」で、以下はアマゾンプライムの内容説明。
「1955年、アメリカ。マグナム・フォトに所属する、野心溢れる若手写真家デニス・ストックはもっと世界を驚嘆させる写真を撮らなければと焦っていた。無名の新人俳優ジェームズ・ディーンとパーティーで出会ったストックは、彼がスターになることを確信し、LIFE誌に掲載するための密着撮影を持ち掛ける。ディーンを追いかけ、LA、NY、そして彼の故郷のインディアナまで旅するストック。初めは心が通じ合わなかった二人だが、次第に互いの才能に刺激されていく。そして、彼らの運命だけでなく時代まで変える写真が、思わぬ形で誕生するのだが―」

デニス・ストックがジェームズ・ディーンを撮影してフォト・エッセイとしてLIFE誌に掲載され評価されたが、その撮影時の状況を描いた映画。どこまでが実話なのか分からないが、デニス・ストックの写真集「James Dean Revisited」にある写真を実写化したような映画である。結構忠実に再現していて、見た後で映画のシーンと実際の写真を比べると楽しめる。
監督はアントン・コービンはオランダ生まれの著名なロック・フォトグラファーで映画監督でもある。ディーン役のデイン・デハーンはちょっと小太りで、これがジェームズ・ディーン?と思う所もあるけれど、こんな雰囲気だったのかなと思わせる所もあり評価が分かれるところかも知れない。映画のストーリーはたんたんと進み、デニス・ストックとジェームズ・ディーンとの交流や、それぞれの家族の問題などが出てくる。野心家のフォトグラファーが主人公の興味深い映画であり、マグナム・フォトの事務所でユージン・スミスの個展の話題が出るなど、写真の歴史を知っていると時代の雰囲気が感じられて面白い。