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寝るのが趣味☆気持ちよく眠るための快眠ブログ

 
 
神奈川県座間市・快眠具まるとみ☆店長のブログ

羽毛ふとんのダウン 中国産=低品質とは限らない

2017-11-06 18:36:24 | 掛けふとん
 左:ハンガリー産ダック 右:中国産グース

安徽省 羽毛工場外観

 羽毛工場 選別機
羽毛工場 充填機

こんばんは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。
羽毛ふとんの中身のダウンといえば、ポーランドやハンガリーといった産地が高品質…というイメージがあります。
ダウンの色も清潔なイメージがあるせいか、白が好まれています。
画像右のグレーの色のダウンは、シルバーグースと呼ばれる中国安徽省産の羽毛ですが、色が付いているのは、鳥の種類によるもので汚れではありません。
安徽省産の羽毛は、以前は高価でシングルの羽毛ふとんで¥200,000前後の価格で販売されていました。
イメージが低いせいか、ここ数年は羽毛ふとんに使われることも少ない『中国産』ダウンですが、その品質はなかなかのものです。
ダウンの品質は、ふとんに作った時に膨らみや弾力性の違いとしてはっきりと表れますが、
安徽省産のダウンも粒が大きくてしっかりしたダウンなので、ふっくら軽くて暖かい羽毛ふとんが作れそうです。
工場も近代化され、洗いや選別の設備も格段に進歩しているので、見た目はグレーですが清潔で臭いもなく完璧に洗浄されたダウンです。
入荷は12月頃の予定なので、まだふとんは作れませんが、入荷が楽しみな原料です。
中国産でも色がグレーでも、羽毛としての質が良いダウンなので、自信を持ってお薦めできるふとんになりそうです。

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羽毛ふとんは手で触れて購入しましょう

2017-11-02 18:20:58 | 掛けふとん
 グースダウンとダックダウン

 ポーランド産93%羽毛ふとん

こんばんは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。
羽毛ふとんの中身に使用するダウンには、大きく分けるとダックとグースの二種類です。
ダック(鴨)よりも、グース(鵞鳥)が鳥も大型なのでダウンの粒も大きく高価である…というのが一般的です。
しかし、中にはグースとは名ばかりで未成熟な小さなダウンもあれば、ダックでも粒のしっかりした弾力性のあるダウンもあります。
羽毛の品質の良し悪しは、製品のふとんになった時に違いがはっきりと出ます。
職業柄、色々な羽毛ふとんを触っていると、膨らみの弾力と軽さ(重さ)で品質の違いがわかるようになりました。
ただし、これは新品のみに言えることで、長期に使った羽毛では、お手入れや使い方で品質がよくても劣化してしまう羽毛もあります。
この頃は、通販やネット販売で羽毛ふとんを購入される方も増えているようですが、実物に触れないで購入するのが私には抵抗があります。
羽毛の品質基準には、日本羽毛協同組合のラベルであったり、大手メーカーの自主基準であったりしますが、
その運用は工場や販売者に任されているのが現状です。
洋服や靴も一緒ですが、自分で触って納得して購入する…という、古いですが確実な買い物が安全だと思います。
特別価格のポーランド産羽毛ふとんが好評ですが、手で触れてみて、体に掛けてみて、品質の違いを実感して頂けます。
軽さと暖かさにこだわった高品質な羽毛ふとんは、ショールームで体感できます。

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ポーランド産羽毛ふとんがお買い得 数量限定

2017-10-28 17:55:30 | 掛けふとん
 

こんばんは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。
当店で販売している羽毛ふとんは、メーカーや問屋から仕入れたものではなく、県内の羽毛工場で一枚づつ作ってもらい店に展示しています。
工場に出向いて原料を見て、羽毛の品質を確認してから作るようにしています。
今年は羽毛の価格高騰のため、高品質で手頃な価格の原料が手に入りにくい状況となっていますが、
年末には中国安徽省のグースダウンが入荷の予定なので、楽しみに待っているところです。
今回は工場在庫となっている、ポーランド産ホワイトグースダウン93%の原料を、在庫整理のため処分価格で提供して頂くことになりました。
側生地にはソフトで軽い100サテン(綿100%)を使い、充填量は1.2㎏で仕上げた羽毛ふとんは、軽くて暖かく耐久性にも優れています。
通常販売価格は¥136,000(税込)ですが、今回は在庫限りの特別価格¥68,000(税込)で販売させていただきます。
ご注文を頂いてから1枚づつお作りしますが、工場在庫の羽毛がなくなり次第、販売終了となります。
この羽毛ふとんの軽さと暖かさは、実際に手に触れて体感して頂ければ実感できます。
ショールームの製品見本で高級羽毛ふとんの軽さと暖かさを体感してください。

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『シュプレール』という合繊わた 

2017-10-23 19:51:32 | 掛けふとん


こんにちは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。
2年前に地方の製造工場から、試供品として敷きパッドと肌掛けを提供してもらいました。
側生地・中わた全てが合繊素材ですが、アレルギー協会からの推薦も受けている商品で、
肌触りも柔らかく、使い心地も良かった商品ですが…ただ1つ、側生地が傷みやすいという欠点がありました。
生地がニット編みで、とても柔らかく肌触りも良かったのですが、肌掛けの首が当たる部分にピリング(毛玉)が出来てしまいました。
洗濯に強い合繊素材なので、カバーを掛けずに使って汚れたら洗濯する…という商品でしたが、側生地が柔らかい分、強度に問題があったようです。
中綿の『シュプレール』という合繊素材は、ヨーロッパの寝具で主に使われている素材で、日本では使っている商品がありません。
日本の寝具で使う合繊素材は、昔から使われている定番素材が多く、種類も少ないのが現状です。
今回使わせて頂いた試供品は、側生地に欠点はありましたが『シュプレール』の使い心地は良く、合繊素材を改めて見直す機会になりました。
合繊素材でも寝心地の良い寝具なら、積極的に取り入れていこうと思いました。

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同じ羽毛ふとんなのに、充填量が違う理由

2017-10-21 21:40:50 | 掛けふとん

こんばんは 座間市さがみ野駅北口 快眠具まるとみです。
シングルの同じサイズの羽毛ふとんの冬掛けなのに、充填量は1.1㎏~1.4㎏くらいまで、商品によってバラつきがあるのには理由があります。
品質の良い羽毛の場合は、1.2㎏~1.1㎏でも充分な膨らみと弾力性がありますが、品質が落ちると充填量が増えてきます。
品質の落ちる羽毛とは、ダウンの粒が小さく未熟なため、量を増やさないと膨らみも弾力性も足りないふとんになってしまうのです。
リフォームの工場では、洗いと乾燥後に羽毛を軽量すると、表示よりも多いことがよくあるそうです。
これは、1.4㎏と品質表示されていても、実際の充填量は1.5kg以上…というケースです。
羽毛の品質をごまかすために量を増やして、表示には少ない量を表示するという…価格の安い羽毛や値引き率の大きな羽毛にはよくあることです。
量販店やホームセンターで販売されている、側生地ポリエステル100%の羽毛も問題があります。
ポリエステルの側生地は、綿素材に較べると、軽く通気性に欠けるため、充填量を減らしてケチっても膨らむのが特徴です。
軽い側生地に中身を減らして、見栄えはいい商品だけど、徹底的にコストダウンするという作り方です。
羽毛ふとんを販売する立場としては、完成した製品で仕入れたものは中身の確認はできません。
木綿わたのふとんのように、信頼できる職人に、自分が選んだ羽毛と生地で1枚ずつ作ってもらうのが安心できる…
そう考えて、羽毛製品の仕入れはやめて、小さな工場で1枚ずつ作ってもらっています。

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