コロナウイルスの感染が続いています。コロナウイルス対策で変わってしまった生活から、子どもたちの育ちに様々な影響が出てきています。今回は、その中でも身体への影響について考えてみます。
緊急事態明けの6月、保育を再開するにあたり、コロナ禍の生活で骨折のリスクが高くなっているので、教員みんなで子どもたちの骨折に気を付けようということを確認しておりました。しかし、実際に園生活が再開されると、うちの園に限らず近隣の小学校でも転んで骨を折るというケガが多数発生しており、これからも骨に影響が出るケガが起こるリスクが高い状態が続くと思われます。
子どもは運動することを通して、身体をバランスよく動かしたり転倒やケガを避ける力を身につけていきます。幼稚園で身体を動かして遊ぶように促すのも、小学校以降で体育の授業があるのもそのためです。
また、子どもの骨や軟骨組織は、運動による刺激を受けて成長が促され、強くししなやかなものになっていきます。よく運動する人がその運動に適した体形になっていくのは、筋肉が付くだけでなく、骨の成長自体も促されるからです。
そして、人間の皮膚では、日光が当たることでビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収や代謝に必要な栄養素であり、それが骨の成長につながります。逆にビタミンDが足りないと、人間の体は骨からカルシウムを放出することで血中カルシウム濃度を保とうとします。また、ビタミンDは食事からだけでは十分な量を摂取することができません。
コロナ禍の巣ごもり生活では、運動不足と日照不足が重なってしまっています。その影響で子どもの骨は非常に心配な状態にあり、それが現在のケガの状況につながっていると思われます。
2学期が始まり、子どもたちは自由に走り回り、陽の光を浴びるようになってきました。疲れたら休み暑くなったら涼みながら、自然に運動量が上がり、太陽の光も浴びるようになります。無理をさせる必要はありません。自然の中で子どもたちが自由に過ごすことが、子どもの成長に最も適しています。
子どもたちの骨と身体の状態が元に戻り、成長の軌道に乗るまでにはまだしばらく時間がかかると思いますが、子どもたちの豊かな成長のために、今の子どもたちに最もふさわしい生活を守っていきたいと思います。
緊急事態明けの6月、保育を再開するにあたり、コロナ禍の生活で骨折のリスクが高くなっているので、教員みんなで子どもたちの骨折に気を付けようということを確認しておりました。しかし、実際に園生活が再開されると、うちの園に限らず近隣の小学校でも転んで骨を折るというケガが多数発生しており、これからも骨に影響が出るケガが起こるリスクが高い状態が続くと思われます。
子どもは運動することを通して、身体をバランスよく動かしたり転倒やケガを避ける力を身につけていきます。幼稚園で身体を動かして遊ぶように促すのも、小学校以降で体育の授業があるのもそのためです。
また、子どもの骨や軟骨組織は、運動による刺激を受けて成長が促され、強くししなやかなものになっていきます。よく運動する人がその運動に適した体形になっていくのは、筋肉が付くだけでなく、骨の成長自体も促されるからです。
そして、人間の皮膚では、日光が当たることでビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収や代謝に必要な栄養素であり、それが骨の成長につながります。逆にビタミンDが足りないと、人間の体は骨からカルシウムを放出することで血中カルシウム濃度を保とうとします。また、ビタミンDは食事からだけでは十分な量を摂取することができません。
コロナ禍の巣ごもり生活では、運動不足と日照不足が重なってしまっています。その影響で子どもの骨は非常に心配な状態にあり、それが現在のケガの状況につながっていると思われます。
2学期が始まり、子どもたちは自由に走り回り、陽の光を浴びるようになってきました。疲れたら休み暑くなったら涼みながら、自然に運動量が上がり、太陽の光も浴びるようになります。無理をさせる必要はありません。自然の中で子どもたちが自由に過ごすことが、子どもの成長に最も適しています。
子どもたちの骨と身体の状態が元に戻り、成長の軌道に乗るまでにはまだしばらく時間がかかると思いますが、子どもたちの豊かな成長のために、今の子どもたちに最もふさわしい生活を守っていきたいと思います。