ふたばようちえん日記 2 (園長の雑記帳)

このブログでは、幼稚園で子どもたちとかかわる中で、園長が日頃考えていることや大切にしていることを不定期に綴っていきます。

2023年度 江戸川双葉幼稚園 自己点検自己評価および学校関係者評価について

2024-07-05 09:43:02 | Weblog
2024年6月
2023年度 江戸川双葉幼稚園 自己点検自己評価シート

1 本園の教育目標
教育理念
 子どもたちが、神さまに祝福されて生きていくことができるように、
そして神さまと人々に愛される人になるように育てます。
教育方針
 子ども一人ひとりの思いを受けとめ、その子らしさが十分に発揮されるように育てます。
愛されることで愛することを知り、信頼されることで人を信頼することのできる人に育てます。

2 本年度重点的に取り組む目標・計画
 学校評価の主旨を理解し、自己点検・自己評価を実施。教師自らが客観的な目で自園の教育・保育を振り返り、主体的に改善に取り組むために課題を明確にする。

3 評価項目の達成および取り組み状況

評価(5:十分に達成、4:達成、3:おおむね達成、2:要努力、1:改善を要する)

4 総合的な評価結果

評価 B
理由
 こども園へ移行し2年目となり、1年目に見出した課題をクリアすることでさまざまなことをスムーズに進めることができるようになった。課題であった1号児の保育終了後の2号児の保育および預り保育も安定し、子どもたちも落ち着いて園生活を送ることができている。職員会議などの際には、毎回、保育の課題を見つけて議論し合い、保育の方向性を確認するとともに実践を微調整することで、教職員の意識を同じ方向に共有することができるようになった。それに従い、外部研修への参加率が上がり、自分たちの保育をさらに磨いていきたいという意識が高まってきている。評価が多少厳しくなっているが、教職員の向上への意欲の現れと思われる。社会が変化し、保護者の置かれた状況や意識も変化しつつあるが、それに柔軟に対応しつつも保育を向上していくことができるように努めていきたい。

5 継続中の取組み

体育指導
 本園では、体育指導の専門家と連携して運動遊びや体操に取り組んでいる。活動の進め方について事前に協議を重ね、子どもの育ちの現状や他の領域の活動についても考慮した上で活動を進めている。
2023年度は、「一人ひとりの発育発達に合った目標を持ち、楽しく体操を行う」ことを年間目標とし、個別の運動に取り組むとともに、集団での活動やルールのある競技にも取り組んできた。個別の活動については、個々の発育発達に合わせて目標が持てるように対応してきたことを通して、保育者にとっても個々の子どもの理解が深まることにつながり、健康面以外の領域にもよい影響が及ぶことにつながった。
今後も、体育指導という活動が成長発達のそのような側面の育ちだけでなく、さまざまな側面とかかわり合って成長を遂げていくことを考慮し、子どもの総合的な育ちにつなげていくことができるように、活動を進めていきたい。

造形指導
 本園では、造形指導の専門家と連携して表現活動、造形活動に取り組んでいる。活動内容やの進め方について、担任と専門家の間で事前に協議し分担して準備を進め、活動を進めている。2023年度は、従来から行ってきた活動にさまざまな工夫を加えることで、表現活動の幅を広げることに取り組むとともに、新しい素材や表現技法を取り入れ、活動を進めた。砂を用いた感触遊びから造形活動につなげる取り組みや、蝋を用いたバティック技法による絵画制作、高く上がる凧作りへの挑戦など、子どもたちは経験したことのない刺激を通して表現の幅を広げていくことができた。
担任と指導者は、終了後も毎回活動を振り返り、指導内容を評価して次の準備に活かし、学びを深めることができた。

6 今後取り組む課題
・教師としての教養と専門
 社会が変化し、保護者の置かれた状況や意識も変化しつつあるため、教師一人ひとりの教養と視野の広さが求められるようになってきている。同時に、教師としての専門性の向上も課題となるため、研修の機会を充実させるとともに、教員間で相互に学び合うことができる組織作りを進めていきたい。性の充実

・家庭の子育ての支援の充実
 社会や保護者の置かれた状況が変化し、家庭の教育力や子育てに関する知識や情報の共有が課題となっているため、幼稚園として積極的に子育てにかかわる情報の発信に努めるとともに、保護者や地域の方が子育ての楽しさを味わうことができるような取り組みを積極的に進め、家庭や地域の子育ての支援をすすめ、地域の教育力の向上につながるようにしていきたい。

6 学校関係者の評価

 学校関係者評価においては、以下の調査項目について評価いただくとともに、ご意見をいただいた。

 調査項目ごとの質問内容と評価の平均は以下の通り。
(評価基準 4たいへんよい 3よい 2一部検討を要する 1改善を要する)

教育目標
1,本園は以下にあげる教育方針に基づき幼児教育を行っております。    3.80
保護者のみなさまは、園が教育方針に従って運営していると思い
ますか?

2,園での日々の活動(自由活動、制作活動、運動遊び、音楽活動、     3.83
  その他)は、お子さまが興味や関心を持って取り組んだ様子が感じ
  られましたか?

3,園での日々の活動は、お子さまの心身の発達に役立ったと思いますか?  3.93

保護者への対応
4,保護者のみなさまにご参加いただく行事や参観などについて、日程、   2.96
時間等で参加しやすいよう配慮されていたと思いますか?

5,保護者のみなさまから見て、お子さまは幼稚園生活を楽しんでいる    3.86
と思いますか?

6,園の発行する「園だより」や「クラスだより」は、幼児教育のねら    3.69
いや活動状況を分かりやすく伝える内容になっていたと思いますか?

施設・設備
7,施設内は清掃され、遊具・用具など備品類の整理整頓は行き届いてい   3.51
ると思いますか?

8,施設の安全対策(人の出入りの管理や室内の危険個所の改善など)は   3.27
充分に行われていると思ますか?

9,園は、地震・津波・火災・不審者に対する防災・防犯訓練を行い、万   3.61
  が一に備えていますが、保護者のみなさまから見て、十分な内容になっ
ていると思いますか?

10,園が現在採用している緊急連絡手段(メール等)は、保護者のみな   3.33
  さまから見て、信頼でき、役に立っていると思いますか?

教職員の対応
11,教職員は、お子さま一人ひとりをよく理解し、個性を大切にして保育  3.71
をしていると思いますか?

12,教職員は、日頃からお子さまや保護者のみなさまのプライバシーを守っ 3.61
てくれていると思いますか?

13,教職員は、保護者のみなさまからのご相談、ご意見、ご要望にきちんと 3.49
対応していると思いますか?

総評
14,ここまでの約一年間をふり返ってみて、本園に通うことによってお子さ 3.90
まが成長したと思いますか?

考察
 全体的に高い評価をいただきました。また同時にいくつかの点で課題もご指摘いただきました。
 評価項目4の行事の日程等、評価項目8の安全対策、評価項目10のメール等の緊急連絡手段の3項目の評価が低かったため、園の方で対策を講じ、現在すべて対応済みとなっている。今後もこのような評価を定期的に行い、教育内容や運営を向上させていきたい。
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