住宅地を進んでいくと、近津郵便局を通りかかりました。地図で見ると、目的地はもうすぐです。
左折して材木工場に差し掛かると、近津駅に到着です。中豊駅を出て36分後でした。尚、左手は白河地方農業共済組合です。
それでは駅舎撮影。平成9年3月14日築の簡易駅舎です。「Suigun-028 CHIKATSU」と描かれています。入口にある2つの山は何でしょう。
待合室の様子。僅かに座れるベンチがあるだけですが、窓が広く太陽光が良く入ります。あとは、簡易タイプの「おしらせくん」があるだけで、駅員も居なければ券売機の類もありません。
駅に着いて10分余りしか経っていませんが、そろそろ出発の時間となりました。申し遅れましたが、近津駅は交換設備が撤去されて棒線駅と化しています。10時38分発の324D(キハE131-6+キハE132-6)に乗車し、水郡線最後の初踏破駅へと向かいます。
10時44分に磐城塙駅に到着。交換可能駅で対面式ホームの2面2線ですが、上下ホームがずれています。郡山方には側線があり、かつて貨物も取り扱う駅だったことが窺えます。
屋根の無い跨線橋を渡り、駅舎に入ります。委託駅員ながらも窓口があり、営業時間は6:00~18:30です。右の建物はトイレです。各部屋が曲線状につくられています。
それでは駅舎撮影。平成5年10月に改築された、4つのパオからなる合築駅舎です。平成7年度に通商産業省(当時)からグッドデザイン賞を受賞されました。
1番左のパオは、1Fが富永一朗「はなわ漫画廊」、2Fが軽食・喫茶 ボカージュです。最も右側のパオは、図書館に繋がっています。
2番目のパオの内部。コミュニティープラザとなっており、この日は運動会の絵葉書が多数展示されていました。新型インフルのため中止という作品もあって面白かったです。
これにより、水郡線全駅下車達成。3月の中旬に始めましたが、難しいダイヤに悪戦苦闘しながらも、何とか年内に完遂できました。
それでは周辺散策。駅前道路を5分ほど歩くと、塙町役場に到着。玄関にはマスコットが何体も出迎えています。
水郡線全駅下車達成の余韻にもっと浸りたいところでしたが、許された滞在時間はたったの30分。「はなわ漫画廊」に立ち寄る時間もなく、もう出発の時間となりました。駅裏の廃貨車には、磐城塙駅から車で20分の所にあるダリア園がPRされていました。
11時14分発の329D(キハE132-2+キハE131-2)に乗車して郡山駅に向かいます。水郡線の旅の中で、何回キハE130系を利用したことでしょう。これでお別れかと思うとジーンときます。
阿武隈川を渡ると、そろそろ水郡線とお別れです。折角なので、安積永盛~郡山間、車内放送などを録音しちゃいました。
旅はまだまだ続きます。
つづく
参考サイト さいきの駅舎訪問
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