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咲花駅改築レポート

2014-02-25 22:35:18 | 新潟の鉄道(駅舎関係)

 来るディスティネーションキャンペーンに向けて、新潟地区では駅舎のリニューアルが相次いでいます。今月は十日町駅、鶴岡駅、咲花駅がリニューアルされたとされていますが、今回は咲花駅のリニューアルについてお伝えします。
 では、咲花駅はどういう駅か。磐越西線にある駅で、新津から数えて7つ目です。言うまでもなく咲花温泉の入り口にあたり、「SLばんえつ物語」の停車駅です。C57 180と桜の組み合わせが有名な駅でした。
 前置きはこれくらいにして、咲花駅のリニューアルの模様を見てみましょう。取材日は2月2日と2月26日でした。



2月2日に訪問したところ、駅舎の外観が出来上がっていました。和風旅館を意識した黒系の和風の展望デッキ付きの駅舎だそうで。当時は内装の工事が行われていました。以前の茶系の可愛い建物とは比べ物にならないくらい大きくなっていました。



当時の仮駅舎は階段の右のプレハブの建物。ある程度の広さがあり、自動券売機も備え付けられていました。



トイレについては改築に先立って完成しており、茶系の水洗トイレになっていました。


3週間のタイムラグを経て再訪してみると、咲花駅の新駅舎は完成していました。2月12日に供用開始したようです(関連ブログはこちら)。



では新駅舎を。無人駅ながら、車椅子スロープが完備されてバリアフリーに考慮した駅舎となっています。右下には何かライトアップの準備が進められているようで。ただ、展望デッキについては固く閉ざされていました。



スロープのすぐ奥の部屋は待合室です。木の匂いがプンプンで、白木の座席が向かい合いに並んでいました。自動券売機があり、運用時間は6:00~22:30です。温泉に浸かって新潟に帰ろうとする乗客が既に待っていました。



では、時刻表を。上り下り其々11本ずつです(SLばんえつ物語を含めて12本ずつ)。日中帯に2~3時間の空白時間帯があるのが特徴的です。



さて、駅前の様子を。駅前には佐取古戦場の碑があって神社があります。目の前の望川閣をはじめ、徒歩圏内に温泉宿が集中しています。佐取館が最も有名だそうで。



折角なので、ホームに出ました。咲花駅は片面ホーム1面のみの構内です。2232Dを利用して撮影しました。



駅の会津若松方には桜並木が並んでいます。ただ、阿賀野川側の桜並木は、最近になって一部間伐されています。今年、ここで桜と「SLばんえつ物語」を絡めての撮影を画策されている方はどうぞ御留意下さい。


 咲花駅の改築レポートは以上です。「展望デッキが閉鎖」と書きましたが、冬季は危ないからだそうです。尚、この駅舎のオープニングセレモニーは、今年の「SLばんえつ物語」の運転初日に行われるそうです。
 話が変わりますが、長らく通年休止駅だった仙山線の西仙台ハイランド駅と八ツ森駅が、今度のダイヤ改正で正式に廃止されることになりました。この咲花駅のように和風に改装される無人駅がある一方、利用者の見込めない秘境駅は廃止へと向かう傾向が強まっています。これからの秘境駅のあり方に一石を投じる決定ではないですか。
 次は、115系電車の話題をお伝えします。


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